ひとつの道でスペシャリストになるという夢に向かって今を生きたい

日本取引所グループ (日本取引所自主規制法人) 堀内 みなみさん

2017/05/26

立教卒業生のWork & Life

OVERVIEW

法学部を卒業し、今は日本取引所グループ(日本取引所自主規制法人)で働いている堀内 みなみさんからのメッセージです。

ゼミ活動に打ち込んだことで得たものは大きかった

高校1年の時に、法律をテーマとした小論文に取り組んだのですが、その中で「法律は見えないところで私たちの生活を支えているインフラであると同時に、時に何らかの規制を生むものであることも確か」だと気づきました。こうした新たな視点を得ることで法律そのものに関心を寄せるようになり、大学で学んでみたいと感じ、立教大学の法学部に進学しました。   自分の意志で興味を持って選んだ学部だったので、入学後はとにかくゼミに力を注ぎました。1年次から基礎演習ゼミに入り、2年次から4年次までずっと同じゼミに所属していました。私のゼミは、中学生などに法律を教える活動があったのですが、その際は2年から4年までが混在した6人くらいのチーム単位で動きました。2年の時は上級生からの指示で動くことが多かったのですが、3年ではアポ取りなどの実務、さらに4年になると、メンバーが活動しやすいようなチーム・環境作りを行う立場へと変わっていきます。立ち位置がそれぞれの学年で違っていて、上下関係もあり、今思うとまさに会社組織と同じです。何より先輩からいろいろと教えてもらえたので、ゼミで学んだことは本当に大きかったですね。

学生時代に学んだことがすべて今に活きている

ゼミ以外では、全学共通カリキュラムの授業で、宗教や芸術など、人として知っておくべき教養や、自分が興味のあることを学べたことが、社会人としての基礎になっていると思います。特に宗教関係の授業は、セカンドステージ大学の学生の方も一緒の授業だったため、同じ教室におじいちゃん、おばあちゃん世代の方もいらして、そういう世代の方たちとつながれたのも、立教ならではのメリットだと思います。   授業以外の活動では、カナダのバンクーバーに2週間ホームステイしたことも忘れられない思い出になりました。英語に苦手意識があったので、それを克服したくて、自分で調べて滞在先も決めました。行ってみて感じたことは「自分から動かないと、何も進まない」ということ。これは日本にいるだけでは、味わえなかったので貴重な経験になりました。

ひとつの分野に秀でたスペシャリストになりたい

就活に関しては、順々にステップを踏んで望みたかったので、3年次の早いタイミングから意識して動きました。そのおかげで、面接やエントリーシートにも慣れることができました。また、インターンシップで社員の方と仲良くなれたことも、早く就活を始めたメリットでした。   JPXを選んだ理由は、東京証券取引所や大阪取引所などを持ち、「日本の金融市場にとって、なくてはならない存在である」ということ、さらには社員の方々の雰囲気がとても良かったことが、決め手となりました。日本取引所グループとして採用していただいたのですが、入社後、上場審査や上場管理、考査や売買審査といった自主規制業務を行う「日本取引所自主規制法人」に配属され、業務部門で経験を積んでいます。いずれは管理部門も経験して会社全体を見たいという気持ちを持ちつつ、ひとつの部署の仕事を極めてスペシャリストになっている先輩を見ていると、私もそうなりたいと憧れています。もともと「着実に一歩一歩ひとつずつやっていくことが大切」と考えるタイプなので、結婚をして、子どもを育てながら、仕事ではスペシャリストとして、生涯働き続けていきたいと思っています。

大きな決断こそ自分の感覚を大切にしよう

大学や学部選びというと、一生にかかわることと深刻に捉えがちで、何が正しいのか、何が自分に合っているのか、大いに悩むと思いますが、あまり頭で考えすぎず、フィーリングや心で感じたことを大切にして欲しいと思います。私自身も、高校1年の時に立教大学のオープンキャンパスに来て、自分の高校と穏やかな雰囲気が似ていて、とても安心感を得られたので、「もう立教しかないな」と勝手に考えていました。また、現在の職場を選んだのも、先輩社員の方々の雰囲気がとても良い感じだったことが、ここで働きたいという私の決断を後押ししました。そうした「自分の感覚を大切にすること」が、結果的には悔いのない大学選び、仕事選びにつながると思っています。

プロフィール

PROFILE

堀内 みなみさん

日本取引所グループ(日本取引所自主規制法人) 法学部法学科 2016年卒業 ※本記事は、大学新聞社による「就活支援ジャーナル」(2017年5月発行)の記事を再構成したものです。記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。

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