50人以上のOB・OGと出会い
固めた将来のビジョン

株式会社新生銀行 本間 光子さん

2017/10/20

立教卒業生のWork & Life

OVERVIEW

経済学部を卒業し、今は新生銀行で働いている本間 光子さんからのメッセージです。

本間光子さんは就職活動を始めた3年次の秋、50人以上のOB・OG訪問を行った。業種・職種を限定せず、できるだけ多くの先輩に会ったのだ。

「当時の私にはまだ具体的な将来のビジョンがありませんでした。学生の自分が想像し得る世界には限界がある。実際に社会で活躍する方々のお話を聞き、イメージを固めようと思ったのです」

さまざまなOB・OGに会う中で彼女は「5年後、10年後、こんな社会人でありたい」と思う人のいる業種・職種をメインに就職活動を進めることにした。多くの業種の中で、金融業界で働く先輩方が特に輝いて見えたという。

「当時は、ネット証券を除けば、金融機関ごとに価格や商品性に大差はありませんでした。お客様ごとに異なるニーズを探り、専門性の高い知識を用いて適切なサービスをご紹介することで、お客様の心をつかむことが、選んでいただくカギだったのです。金融業界で働く先輩方は、それらの経験・功績に裏付けられた自信に満ちていたから、格好良く感じられたのだと思います」

一橋大学大学院のMBA授与式。修了後も同期とのつながりは強い

先輩方のように自身を磨き続ける社会人になりたいと思い、金融業を選んだ。就職したいまも訪問したOB・OGとは交流があり、アドバイスをもらいながら自分を磨き続けている。

現在本間さんは、銀行の金融調査部に所属し、日本経済の分析を行っている。主な担当は雇用と消費の分析で、賃金水準や雇用環境、消費動向などを調査し、日本経済への影響を調査・報告するのだ。数字を扱う専門職に就くことは、大学に入学した頃は思ってもいなかった。しかし、銀行で働くうちに、もっと金融について学びたいと一橋大学大学院で金融工学の修士課程を修了するまでに至った。「できない」と諦めてしまうのではなく、興味に対して前向きに取り組むことが大切だと本間さんは語る。

家族で訪れたバラ園にて

「できないことにはいまから取り組んで、できるようになればいい。前例がないのなら自分で作ればいい。こうだろうと思い込まず、前向きに進めば、きっと何かつかめるものがあるはずです」

今後は海外調査の仕事を希望しており、英語の研さんと指標・海外動向のチェックは怠らないようにしている。また、自身の環境やビジョンに照らし合わせながら、新生銀行の国内・海外MBA派遣制度を活用し、大学院でさらに分析力を高めたいという。彼女の目指すビジョンはいまも高みへと更新され続ける。

プロフィール

PROFILE

本間 光子さん(Mitsuko Honma)

株式会社新生銀行
金融調査部

2004年 経済学部経済学科卒業

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