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新入生オリエンテーション企画「スタディサポートプログラム2017」実施報告

晴天に恵まれた4月3日、経済学部オリジナルの新入生オリエンテーション企画『スタディサポートプログラム2017』が開催されました。当プログラムは、「新入生が、高校までの学び方と大学での学び方の違いを知り、大学での学びに期待と意欲を持つ」最初のきっかけとなることを目的に、2013年春から始まった取り組みです。

「経済学部オリジナル」と謳う最大のポイントは、新入生にとって最も近い存在であり、ロールモデルとなる学部の新2,3年生の先輩スタッフが主体となって、企画から当日の運営までを担う点にあります。昨年12月から計6回のスタッフミーティングとリハーサルを重ね、この日のためにチーム一丸となって準備を進めてきました。

この「スタディサポートプログラム」は、主に以下の3つの柱から構成されています。

(1)プレゼントムービー
「学部の先輩だからこそ伝えられること・伝えたいこと」をチームごとに話し合い、自分たちで一から制作したショートムービーを上映。

(2)指示だしワーク
新入生が5~6人でグループをつくり、グループリーダーがメンバーに指示を出してメッセージを解読するパズルワーク。2回繰り返すことで、目的や目標が明確かどうかで、自分のやる気や行動が変わるということを実感してもらう。

(3)私の成長ストーリー
スタッフの代表者が大学入学から今までの自分を振返り、エピソードとその経験から得た学びを語る。

今年度のスタッフミーティングでは、新たにレゴ®シリアスプレイ®の手法を取り入れ、チームビルディングと、【プレゼントムービー】のメインメッセージ(ムービーを通してそのチームが一番伝えたいこと)出しを行いました。

レゴ®シリアスプレイ®とは、レゴ®ブロックを使った、大学のキャリア教育でも現在注目を集めている手法で、組織やチームの問題解決、コミュニケーションの向上に効果的と言われています。今回は「入学時の自分」というテーマで一人ずつ作品を作り、その作品に対して後から自分で意味づけを行うことで、「そういえばこんなことを考えていたな」「こんな感情もあったな」と、より深く・客観的に当時の自分を見つめなおす機会となりました。ただ先輩の立場から一方的にアドバイスするのではなく、“本気で相手の目線に立って考えてみる”からこそ生まれたメッセージは、プログラム当日、しっかりと新入生の心に響いていたと思います。

参加した新入生からは、「明確な目的や目標を持って授業を取りたいと思いました」、「対話を通して物事を一緒に進め、やり遂げる楽しさが分かりました」、「自分のやりたいことを早く見つけたくなりました」、「プレゼントムービーを見て気持ちが前向きになり、様々なことに挑戦しようと思いました」、「1年後には先輩たちのような司会・運営をできるようになりたいです」、「スタディサポートプログラムがある経済学部に入ることができて嬉しかったです」、「立教に来て良かった!」など沢山のコメントが集まり、最初の不安や緊張がすっかり和らぎ、新しく始まった大学生としての第一歩を、胸いっぱいの希望を持って踏み出してくれたことを実感しました。

可能性は無限大。この4年間をどう過ごすかは、あなた次第。この日抱いた前向きな気持ちや想いを忘れずに、目一杯立教で過ごす日々を充実させてもらいたいと願っています。

報告:教育研究コーディネーター 小泉 苑美

新入生オリエンテーション企画『スタディサポートプログラム2017』

2017年4月3日(月)
チラシはこちら

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