取り組み実績

経済学部 在学生&卒業生交流イベント『第4回赤レンガセッション』実施報告 
今だからこそ、被災のリアルを考える ~避難所運営ゲームHUGにチャレンジ~

経済学部の卒業生と在学生の交流イベント、第4回赤レンガセッションが2016年7月8日(金)、太刀川記念館にて開催されました。赤レンガセッションは、学生と卒業生のフラットな交流を通じて、同窓の結束のもとそれぞれのキャリアの成長と、立教大学経済学部のさらなる発展を目指すものです。

今回のテーマは、『被災のリアルを考える』。春に発生した熊本地震を意識し、誰もが人ごとではなく明日は我が身に起きることと危機意識を持ちながらも、一般的に防災・減災のアクションはなかなか起こせません。実際に被災したらどうすればよいのか考えたいと、四丁会学生執行部を中心に企画されました。
*「四丁会」とは、経済学部の同窓連携団体です。

今回使用された「避難所運営ゲーム HUG(ハグ)」とは、静岡県が2007年度に開発したカードゲームです。大規模な災害時に学校の体育館や市民ホールなどに開設されることになっている「避難所」の運営本部が、無秩序で混乱した状況下でどのように解決していくかを模擬的に体験できるようゲーム形式にしたものです。東日本大震災下でも実際に成果が報告されているそうです。

参加した学生からは、「普段自分が考えるような内容ではないから経験になった」「実際やってみるとこんなに大変なんだとびっくりした。何もやらないでこういう事態になったらオロオロしてしまう」「この先生きていくうえで役に立つ」などの感想がきかれました。

OB・OGからは、「いざというとき動ける人間でありたい」「全く未知の世界でよかった」「こういう時に何もできないことを知っていることがスタートだと思う」などの声をいただきました。主催側としては、パニック状態の避難所の運営を通じて、被災の模擬体験のみならず、チームワーク、リーダーシップのあり方、また、地域社会の実際を知るなど、参加者それぞれが自らのキャリア形成や生き方にもつながる多くの気づきを得ていただけたのではと考えています。

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