●所長挨拶

 グローバル都市研究所は、2007年7月立教大学池袋キャンパスに創設されて、都市にかかわる研究を広く扱ってきました。都市の存在自体が学際的な研究対象であり、政治、経済、社会や文化のグローバルな交流、相互関係が進展するなかで、ますます重要な研究領域となっています。
 2007年の11月開設時には、立教大学名誉教授奥田道大先生(2014年3月ご逝去)をお迎えした記念講演などのイベントが開催されました。ご講演では、立教大学社会学部社会学科の「都市と大学」プロジェクトやご自身が滞在されたアメリカにおける都市研究の動向を振り返り、アジア諸国出身の外国人住民を対象としたパイオニア的な池袋地区での実態調査も含めて、現代社会における意義などが再検討されました。また、長年望まれていた都市研究所の創設とその将来に期待を込めて、「都市型大学の再構築」を提言されています。研究成果は、都市研究の専門ジャーナル『グローバル都市研究』を2008年に創刊、国内だけでなく海外からも多くの論文が寄せられています。

 初代所長松本康教授が中心となって、数々の研究会や講演会も実施してきました。国際会議も活発に進め、2010年からは中国・韓国・日本の研究者によるアジアの都市に関するシンポジウムを毎年、東京、ソウル、上海などで開催してきました。2017年度は上海の同济大学創立110周年の国際会議に参加しました。2018年は立教大学社会学部60周年記念事業に本研究所が共催して、これまでの立教大学、同济大学、ソウル市立大学、復旦大学に加えて、モナシュ大学、シンガポール国立大学、香港中文大学からも都市を研究領域にしている研究者が集う国際会議を開催いたします。

 研究所の活動が時代の要請に沿って進められ、都市型大学の象徴的な存在として都市研究の充実を目指してきました。今後も目覚ましく変化し続ける都市社会の課題に対応すべく、活発に研究を進める所存です。

 皆様のご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

2018年6月
グローバル都市研究所所長
水上徹男

 
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