2019/06/03 (MON)

キャリア・就職支援プログラム「社会を知る講座-データドリブン社会の到来-」を開催

キーワード:その他

OBJECTIVE.

5月28日(火)、8101教室にてキャリアセンターによる全学部生を対象としたキャリア・就職支援プログラム「社会を知る講座-データドリブン社会の到来-」を開催しました。

多くの参加者で会場は埋まりました

「社会を知る講座」は、急激に変わる社会の変化について学生にわかりやすく伝えるプログラムで、2014年度から開催しています。

2019年度1回目の開催となる今回は、データを分析してそれを次の行動につなげていく「データドリブン」をテーマとし、データ活用の重要性が高まる社会を見据え、求められる働き方や経験、データにより社会はどのように変わるのか、などを考える場としました。

当日は新座キャンパスとの中継を実施。両キャンパス合わせて「社会を知る講座」では過去最高となる500名近い参加があり、1・2年生も多く見られるなど、学生からの関心の高さが伺えました。

パネルディスカッションの様子

冒頭、キャリアセンターからプログラムの概要や目的について説明があったのち、株式会社フライウィール代表取締役社長の横山 直人氏(2000年経済学部卒業)から、人工知能の市場規模の急拡大やそれを支えるデータ量の増加傾向、そして日本企業が抱える課題について、同社の取り組みとともに説明がありました。

その後、登壇者それぞれによる自己紹介・仕事紹介を経て、パネルディスカッションに移行。横山氏による司会のもと、どのようにデータを活用しているか、社員の働き方はどのように変わっていくのか、大学生のうちにどんな能力を持つべきか、などさまざまな切り口からデータドリブン社会について登壇者らによる発言がありました。

小柳津 篤氏(左)、塚原 文奈氏

日本マイクロソフト株式会社エグゼクティブアドバイザーの小柳津 篤氏は、同社のデータ活用例として、社員そのものの働き方、コミュニケーションのありかた、時間の使い方についてもデータ化し、AIを活用して10年間で同社社員の総労働時間を60万時間減らしたことを挙げ、「論理的に取り組み、AIを使ってターゲティングして削減していく必要がある」と述べ、社員の生産性や働き方をより最適化するためにデータが活用できると話しました。

ストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社代表取締役兼CEOの塚原 文奈氏は、学生時代に身に付けるべき能力について「データは取ろうと思えばいくらでも取ることはできる。どう活用するのかよりも前に『どのような課題を成し遂げたいのか』という本質的な課題を深掘りする癖を身に付けてほしい」と話し、課題発見能力が必要であると話しました。

幸重 孝典氏(左)、横山 直人氏

ANAホールディングス株式会社参与の幸重 孝典氏は、立教生へのメッセージで「大学はモノカルチャー。社会は多様性にあふれている。大学の外にも出て、色々な人とのコミュニケーションも取ってほしい」と話しました。

最後に横山氏から、「感覚的によさそうなものにまずアクションを取ってみることが大事。学生時代はあらゆるものが新鮮なはず。ぜひそれを楽しんでほしい」とエールを送り、プログラムは終了しました。


「社会を知る講座」は今後、「デジタル化する広告業界」、「沸騰するインバウンド・ビジネス」、「AI によるモビリティ革命」の3回、開催される予定です。

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