2018/10/27 (SAT)

俳優の喜多村緑郎氏らが登壇。新派の誕生から130年を記念したシンポジウム、「新派再考」を開催

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OBJECTIVE.

立教大学文学部は10月7日(日)、新派の誕生から130年を迎える2018年を記念したシンポジウム「新派再考」を開催しました。「新派130年とその未来」と題した座談会では、俳優の喜多村緑郎氏、河合雪之丞氏、劇作家で演出家の齋藤雅文氏、および明治大学文学部教授の神山彰氏が登壇。多くの聴衆を集めました。

(左から)神山彰氏、齋藤雅文氏、喜多村緑郎氏、河合雪之丞氏

冒頭の神山彰氏(明治大学教授)による基調講演「新派の領分と風俗」では、エンターテインメントとしての新派の魅力について紹介。続いて後藤隆基(本学兼任講師)の「関西新派の多様性」、金子明雄(本学教授)の「新派と歌舞伎のあいだ 五世中村芝翫の家庭小説劇」では、明治時代の新派や周辺の文化に関する報告が行われました。

その後の座談会「新派130年とその未来」では、新派役者の喜多村緑郎氏、河合雪之丞氏、劇団新派文芸部の齋藤雅文氏が登壇。司会の神山氏の軽妙かつ博識な進行のもと、それぞれが持つ新派への思いが語られました。当日は聴衆が会場を埋め尽くす盛況ぶりで、役者と演出家、研究者が一堂に会した現場と研究をつなぐ場の実現という意味で、貴重な機会となったのではないでしょうか。

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