分子生物学系
バクテリア、植物の分子生物学
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<概要> (1)バクテリアおよび植物の細胞内小器官(オルガネラ)を対象にした、動く遺伝子(トランスポゾン)の転移や、その他のDNA組換え・修復反応によるゲノム構造の維持やゲノムの進化の機構に関する研究。 (2)生物進化における植物オルガネラの成立過程に着目した、オルガネラタンパク質の輸送シグナルやオルガネラリボソームの研究。 (3)病原性大腸菌の非翻訳型RNA (non-coding RNA) の機能の研究。 |
所 在:池袋13号館C411 e-mail :ysekine ![]() |

翻訳後修飾の細胞生物学
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<概要> 多細胞生物では、多数の細胞が競合したり協調したりしながら、全体として調和を保っています。多数の細胞がうまくコミュニケーションするためには、細胞間コミュニケーションを担う細胞外因子のみならず、それら因子の翻訳後修飾、特に糖鎖修飾が重要です。例えば、糖鎖修飾の異常は、癌化、免疫不全、発生異常、神経発達遅滞など,様々な疾病と関連することが知られています。そのように重要な翻訳後修飾のメカニズム、生理機能について、私達は、個体、細胞レベルの研究を行っています。 |
所 在:池袋4号館4116 e-mail :stgoto ![]() |

分子生物学
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<概要> 細胞には固有の形態があり、その形態が異常になると、細胞は染色体分配異常や細胞分裂異常になり、結果的に生育が阻害されます。したがって細胞がその形態を正しく形成し、それを維持することは重要です。私たちの研究室では、バクテリアをモデルに、遺伝学、細胞生物学、生化学、生物物理学など様々な手法を用いて、細胞形態形成機構と、それに密接にリンクしている細胞分裂機構を分子レベルで解明することを目指しています。 |
所 在:池袋13号館C410 e-mail :dshiomi ![]() |

分子生物学
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<概要> 主に基部陸上植物であるコケ植物を研究材料として、その形態形成に関わる遺伝子の単離や機能解析を行い、コケ植物に近縁な緑藻類や維管束植物との比較を通じて陸上植物の進化の過程でおこった遺伝子進化を探る。 |
所 在:池袋4号館4211 e-mail :bara ![]() |

生物化学系
生体膜の生物化学
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<概要> 生体膜の機能と生合成機構の解明が主要研究テーマである。機能未知の膜タンパク質の解析を通して、生体膜の新しい機能を見いだす。生体膜の構成成分であるリン脂質やタンパク質などがどのように輸送され膜に組み込まれるのかを調べて、生体膜の生合成機構を明らかにする。取り扱いが容易な大腸菌を材料として、生化学的手法を中心に遺伝学、細胞生物学的手法を駆使して研究を進める。 ※2022年3月定年退職予定 |
所 在:池袋4号館4106 e-mail :smatsuya ![]() |

分子構造生物物理学
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<概要> 生体高分子、特に、タンパク質と核酸の分子構造と機能の関係。現在は、F因子DNA分配系およびファージのDNA複製系を対象として、高次複合体の形成とそのモジュレーションを研究している。また、DNA配列解析による植物の多様性の研究を行っている。 |
所 在:池袋13号館C404 e-mail :hanai ![]() |
タンパク質生物物理学
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<概要> タンパク質の構造変化がどのように機能に影響するかを明らかにする。主にFoF1-ATP合成酵素を材料として、その活性調節の分子機構を生物物理学的手法、生化学的手法により研究している。ATP合成酵素の調節サブユニットがどのような変化をすることで、ATP合成酵素複合体の活性をどのように制御しているかを、分子レベルで理解することを目指している。 |
所 在:池袋13号館C403 e-mail :katoyama ![]() |
バクテリア細胞生化学
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<概要> 細胞が自己増殖していくうえで「ゲノムDNA複製の生化学反応」がどのように秩序だって進行するのか?という課題に対し、分子メカニズムがシンプルで扱いの容易なバクテリア(大腸菌および枯草菌)を材料として、研究を進めています。遺伝学、分子生物学的手法とともに、「蛍光顕微鏡により細胞内における蛋白質やDNAの生きたふるまいを解析する手法」、また「精製蛋白質とDNAとを用いて試験管内で反応を再構成する手法」を取り入れ、「生命現象を分子の生化学的反応によって解き明かす」ことを目指しています。 |
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所 在:池袋4号館4101 e-mail :suetsugu ![]() |

分子細胞生物学系
動物分子細胞生物学
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<概要> 卵細胞は全ての体細胞を生み出す万能細胞であり、分化した体細胞の記憶を消去し核を初期化する能力を備えている。卵細胞がもつ核初期化能は発生が進むと次第に失われていくが、組織の再生・維持を行う幹細胞は多能性を保持している。卵細胞や幹細胞がもつ多能性制御の分子機構を明らかにすることが研究テーマである。初期化機構の解明は細胞の分化誘導機構の解明にもつながると考えている。 ※2021年3月定年退職予定 |
所 在:池袋4号館4111 e-mail :tkinoshita ![]() |
細胞内情報伝達
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<概要> 細胞内情報伝達機構の分子的側面の解析を研究テーマとする。免疫細胞を中心に細胞の分化・活性化などを誘導するリン酸化チロシンを介した情報の伝達機構を明らかにするため、チロシン残基のリン酸化に関与するタンパク質チロシンリン酸化酵素(PTK)とタンパク質チロシン脱リン酸化酵素(PTP) に特に注目して研究している。 |
所 在:池袋13号館C502 e-mail :mashima ![]() |

分子細胞生物学
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<概要> 細胞小器官(オルガネラ)は細胞内で様々な固有の機能を持っているだけでなく、固有の形態をとっています。では、このようなオルガネラ固有の形はどのように作られて いるのでしょうか。ミトコンドリアというオルガネラに焦点を当て、生化学的・分子生物学的手法を駆使して,オルガネラの形態形成の分子機構とその生理的役割を明らかにすることを目指しています。 |
所 在:池袋13号館C503 e-mail :toka ![]() |

植物分子発生学
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<概要> 植物の形態形成の仕組みを、特に、葉の大きさや形の決定機構に注目しつつ、発生遺伝学的・分子生物学的に解析しています。これまでの研究から、リボソームタンパクやリボソームの生合成関連因子の突然変異株が、葉の発生の多様な側面(細胞増殖と細胞伸長を通じた器官サイズ制御、背腹性制御、葉の辺縁部の形態形成)に影響を及ぼすことを見いだしてきました。このような異常が生じる分子的背景を探ることで、リボソームの生合成や翻訳といった過程自体の理解に加え、葉の発生に関わる新規遺伝子発現制御機構の解明を目指しています。 |
所 在:池袋13号館C412 e-mail :ghori ![]() |

ブランディング研究室
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<概要> 理学部生命理学科と現代心理学部心理学科が中心となって進めている、私立大学研究ブランディング事業「インクルーシブ・アカデミクス-生き物とこころの『健やかさと多様性』に関する包摂的研究」の一環として、ゼブラフィッシュを材料に用い、ストレスと精神疾患の関係を研究している。 |
所 在:池袋4号館4149 e-mail :m_higuchi ![]() |
スタッフ
辻島 由子小宮 智佳子
池上 智子