公開講演会「モンゴル帝国期環インド洋・ユーラシア交流の再検討:13-14世紀は海域アジア史の分水嶺か?」

INFORMATION

  • 2018年6月23日(土)14時30分~18時00分
  • 池袋キャンパス 14号館5階 D501教室

近年認知されるようになった「海域アジア史」という研究領域は、分断された個別の国家や地域の集合体ではなく、環境として緩やかに共有される海域を取り巻く世界(「海域世界」)としてアジアを捉える点に特徴がある。しかしながら、実際には各地域や各時代に偏在するイメージや仮説の影響を強く受けることがないわけではない。本シンポジウムでは、海域アジア史内で対話を必要とする一事例として、13-14世紀の海域アジア交流・ユーラシア交流を取り上げ、各分野から相互に検証をおこない、海域アジア史としてどのような歴史像を提示できるのか再検討する。東アジア史、考古学、ユーラシア史、イスラーム・地中海史、東南アジア史の第一線の研究者が共有する時代背景を多角的に考証する学際的・国際的にも意義の深いシンポジウムである。

講師

成均館大学校・教授
高 銀美 氏

高麗大学校文科大学史学科卒。東京大学大学院人文社会学系研究科で博士号を取得。日本中世を専門とする。現在は成均館大学校東亜学術院教授。近年の論考は、「モンゴル合戦の恩賞配分と充行状」『史学雑誌』121/1(2012年)、「南宋の沿海制置司と日本·高麗」『東京大学日本史学研究室紀要 別冊 中世政治社会論叢』(2013年)、「宋の流出と「倭船入界之禁」」『史学雑誌』123/6(2014年)など。

出光美術館・学芸員
徳留 大輔 氏

九州大学大学院比較社会文化学府博士後期課程、博士(比較社会文化)。主に中国陶磁・考古学を研究。山口県立萩美術館を経て、出光美術館学芸員。主な著書論文は、「宋元時代における福建陶磁と東アジ」『李秉昌博士記念韓国陶磁研究報』9(2016年)、「ポータブル複合X線分析による白磁と青磁の胎土分析(その3)–中国および平泉出土資料の比較検討–」『平泉文化研究年報』18(2018年、共同執筆)、『宋磁−神秘のやきもの』出光美術館展覧会図録(執筆・編集、2018年)など。

JSPS/本学・研究員
諫早 庸一 氏

神戸大学大学院修士課程修了後、東京大学大学院博士後期課程。2015年9月、博士(学術)。専門はモンゴル帝国期ユーラシア文化交流史。ヘブライ大学ポスドク・フェローを経て現職。共著に Nathan Sidoli & Yoichi Isahaya, Thābit ibn Qurra’s Restoration of Euclid’s Data (Kitāb Uqlīdis fī al-Muʿṭayāt): Text,Translation, Commentary (New York: Springer,2018)など。

大阪大学文学部・教授
桃木 至朗 氏

1981年京都大学大学院文学研究科東洋史専攻修士課程修了、同博士課程。2009年に学位(博士(文学))を取得。京都大学東南アジア研究センター助手、大阪外国語大学外国語学部専任講師、同助教授を経て、現職は大阪大学文学研究科教授。専門は、東南アジア史、特に前近代ベトナム史、海域アジア史、歴史教育論など。近年の主要著書としては、『海域アジア史研究入門』 岩波書店(2008年、共著)、『中世大越国家の成立と変容』大阪大学出版会(2011年)、『グローバルヒストリーと帝国』大阪大学出版会(2013年、秋田茂共編)、『グローバルヒストリーと戦争』大阪大学出版会 阪大リーブル(2016年、秋田茂共編著)など。

防衛大学校総合教育学群・准教授
尾崎 貴久子 氏

慶應義塾大学卒、大学院修士課程修了。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所において学位(博士(学術))を取得。2001年から防衛大学校専任講師を経て准教授(現職)。専門は、中世イスラーム史、イスラーム医学・薬学、中東・地中海圏食文化。近年の主要論文は、「中世ヨーロッパ料理書にみられるアラビア語名料理」『防衛大学校紀要 人文科学分冊』100(2010年)、「イスラームの食と医」『東洋学術研究通』51/1(2012年)、「エジプトのナツメヤシとデーツ—イスラーム時代の歴史史料から見るその利用の諸相」石山俊・縄田浩志編『アラブのなりわい生態系 ナツメヤシ』(京都:臨川書店, 2016年)など。

詳細情報

名称

公開講演会「モンゴル帝国期環インド洋・ユーラシア交流の再検討:13-14世紀は海域アジア史の分水嶺か?」

対象者

立教大学史学会会員、本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

主催

文学部史学科

共催

立教大学史学会

お問い合わせ

学部事務1課 史学科担当

TEL:03-3985-2479

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