社会学部を選んだ理由

学部別在学生インタビュー(大学案内2022)

2021/05/19

立教を選ぶ理由

OVERVIEW

社会学部に所属する在学生にそれぞれの学科を選んだ理由などを聞きました。

社会学部社会学科4年次 渡邉 隆靖さん(埼玉県 県立浦和高等学校)

■おすすめの科目
3年次の春学期に受講した「データ対話型分析法」という科目です。M-GTA(修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ)という方法を用いて、インタビューデータから理論生成を行う実習形式の授業でした。データの意味を解釈して一般性を見いだしていく分析作業には苦労しましたが、その分、これまで見えてこなかったものが見えた瞬間の喜びと興奮は大きく、データ分析の楽しさを体感することができました。

■研究テーマ
「高齢者による互助的地域コミュニティ」について卒業論文を執筆中です。現在、高齢化、人口減少期における新たな社会的連帯のあり方が問われています。特に高齢者という社会集団において連帯の必要性が増しています。そこで私は、日本版CCRC(継続的ケアと豊かなライフスタイルに特徴づけられる高齢者向けコミュニティモデル)と、茨城県鹿嶋市の相互扶助組織「なごみの郷鹿嶋」の活動をヒントにした新たな地域コミュニティの形成を提言。高齢者にとって望ましく、かつ実現可能な社会的連帯を検討しています。

■卒業後の進路
卒業後は総務省で働く予定です。3年次までは、地域社会学の研究者となって政策提言の仕事に携わることが目標でした。しかし、公務員の方がより直接的に社会政策に関われるのではと考え、政策を実施する側を志しました。政府省庁にまたがる政策や現場における実施状況を調べる行政評価局調査等に携わり、社会学の知識や考え方を問題の発見や分析に発揮したいと考えています。

社会学部現代文化学科4年次 青木 美薫さん(神奈川県 聖園女学院高等学校)

■研究テーマ
卒業論文のテーマは「自己啓発」です。就職活動の際に、自己啓発支援制度や研修制度の充実をアピールポイントに掲げる企業が多いことに注目。私自身、資格取得や短期留学など成長を目的に勉強することが好きだったので、この研究に着手しました。そこで企業内における自己啓発に焦点を当て、社内制度や目的について社会人にインタビューを実施。その効果をどのように実感しているのかを調査しています。

■学科での学びをとおして得たもの
コミュニケーション能力、特に「質問力」が身についたと感じています。さまざまな授業において、高齢者や外国人、寺社に勤める方など多彩な経歴の方にインタビューする機会がありました。インタビュアーは聴く側でありながら会話をリードしなければいけません。相手の表情や声のトーンから気持ちを読み取り、言葉の表現を変えたり、話題を深堀りするような質問を試みました。わかりやすい表現で質問を投げる、会話を広げるといった工夫から、どのような場面でも生かせる力を養えました。

■卒業後の進路
卒業後はIT企業にシステムエンジニアとして入社予定です。主なクライアントはヘルスケア分野の民間企業など。病院経営の健全化や良質な医療の提供、業務効率の改善に貢献できるようなサービスを届けます。クライアントの悩みや要望を引き出すことで、期待以上のソリューションを提案し、サービスに実装するのが私の目標です。学科で培ったコミュニケーション能力を生かして、クライアントに寄り添ったシステムエンジニアをめざします。

社会学部メディア社会学科4年次 清水 美帆さん(栃木県 宇都宮女子高等学校)

■学科の魅力
メディア社会学科は、講義内容を踏まえて自分の考え方を問われる期末レポート・テストが多く、主張を形成しやすいのが魅力です。テスト期間には、講義のレジュメ以外の参考資料を探すために足しげく図書館へ通っています。また、一部の先生はTwitterのアカウントをもっているので、つぶやきをとおして日常生活の思考に触れたりすることもあります。

■おすすめの科目
「音楽文化とメディアのこれから」です。この授業では毎回異なるゲストスピーカーが登壇します。JASRACやテレビ局のスタッフなどメディア業界で活躍される方から、業界が抱える現状の問題点やこれからの展望、さらには制作内容の裏話など興味深いお話を聞けました。たとえば、TBSのテレビドラマ「アンナチュラル」の主題歌に当時ブレイク前の米津玄師さんが起用されたのは、制作費の問題だったそうです。大ヒットの裏側にある意外な事実に、驚きました。

■将来の目標
本学科で学んだことを生かし、社会にあふれる情報を正しく扱える人になりたいです。現在は金融業界、中でも損害保険会社に興味があります。情報技術の発達によって、今後個人がさらされるリスクは高まる一方です。ゼミで培ったビッグデータの分析方法や、講義で学んだ情報の取り扱い方を生かし、企業における情報の有用性と危険性について考えてリスクを軽減する仕事ができればと思います。

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