経済学部を選んだ理由

学部別在学生インタビュー(大学案内2022)

2021/05/19

立教を選ぶ理由

OVERVIEW

経済学部に所属する在学生にそれぞれの学科を選んだ理由などを聞きました。

経済学部経済学科4年次 宮田 真理菜さん(東京都 東京学芸大学附属国際中等教育学校)

■学科の魅力
経済学科の魅力は、多種多様な人が集まっているところです。特にグループワークを行う「キャリアデザイン論」では、毎授業違う人たちとグループを組むため、この魅力を実感できました。学生は「親しみやすいが芯がある」人が多く、勉強の傍ら、趣味の写真や映画、ボランティアに真剣に打ち込んでいます。熱中していることについて楽しそうに語る姿を見ると興味がわいてきて、以前より自分の世界が広がったように感じます。

■おすすめの科目
「労働経済学」での学びは、実生活と直結しており興味深かったです。特に印象的だったのは、第三次産業の発展が派遣労働者増加の一因になっているという事実です。これは接客業などが提供する「サービス」はストックできないため需要と供給が常に一致しなければならず、そうなると雇用側にとって正社員よりも派遣社員の方が都合がよいためです。飲食店でアルバイトをしていた私は、売り上げが伸び悩むと早上がりになるなど人件費のコントロール問題を体感はしていましたが、理論として学ぶと問題の深刻さに気づき、捉え方も変わったと感じます。

■研究テーマ
ゼミナールでは輪読をとおして行動経済学への理解を深めました。ダイエットを先延ばしにしてしまう理由や、橋の建設などですでに予算以上のお金を使い利益が見込めない状況でもさらに投資をして完成させようとしてしまう理由などと、その解決のための工夫を学びました。一見経済学とは関連がなさそうな身近な問題でも、行動経済学という新しい分野によって説明し改善策を提案できることに一層魅力を感じられました。また、プレゼンテーションやディスカッションをとおして自分の意見を発信する機会もあり、発信力も身につけられました。

経済学部経済政策学科4年次 瀧澤 遼太郎さん(福岡県 西南学院高等学校)

■研究テーマ
ゼミの研究テーマは、「中国の半導体産業の発展における、蘇州工業園区の担った役割」。2年次にゼミナール活動の一環で訪れた蘇州工業園区は、経済特区独自の政策が講じられ、独特の文化が栄えていました。その様子に惹かれた私は経済特区の意義を確かめるために、経済や社会、民族など多彩な角度から調査を開始。その過程で中国全体の経済政策や将来的な構想にも着目するようになり、中国が最も重要視している半導体分野において、蘇州工業園区がどのように貢献しているのか、研究を進めています。

■学科での学びをとおして得たもの
特に伸びた力は2つ。1つ目はコミュニケーション能力です。本学科では授業で出された課題について議論する機会が数多くあります。相手の話を聞くこと、自分の意見を分かりやすく説明すること、お互いの意見を評価し合うことによって、議論を深めるのに重要なスキルが身につきました。2つ目は、1人で判断し行動する力です。ゼミナール活動は社会で当たり前と認識されている事象に疑問をもち、それを1人で調べ抜かなければなりません。根気のいる作業ですが、精神的に成長できたと思います。

■将来の夢
将来の夢は貧困地域を豊かにすることです。そのため、海外でのインフラ事業を手がける会社を軸に就職活動を行いました。国・地域間の物資や人の流れをスムーズにすれば貿易が活発になり、先進技術が流入する可能性が上がります。AI技術の発展によって、これからは自主性をもった人間が社会に必要とされるはず。自分が真っ先に動くという信念を胸に、夢に向かって行動しながら毎日を楽しんで生きていきます。

経済学部会計ファイナンス学科4年次 園田 彩乃さん(東京都 三輪田学園高等学校)

■学科の魅力
会計に関する専門科目が多く、経済学部の中でも特に高度な授業内容でやりがいがありました。他の学科よりも人数が少ない分、学生間の交流が盛んだったことも魅力のひとつ。1年次で行われたグループ単位の授業で話しを交えたクラスメイトは、今でも大切な友人です。教壇に立つ先生方はオリジナリティあふれるスペシャリストばかり。学術・実務のさまざまな経験にまつわる語り口は、難解な内容でも飽きさせない講義ばかりでした。

■学科での学びをとおして得たもの
経済学は研究者によって思想や意見がはっきりと異なる学問なので、多彩なものの見方や考え方を知る機会に恵まれました。また、単純に問題を処理するのではなく自分自身で考える場面も多く、過去の学者の考えを著書や論文で知った後に、賛成か反対か、はたまた全く違う角度から異論を唱えるのかといった、「自分なりの意見」を追求する姿勢が育まれました。

■卒業後の進路
卒業後は証券会社に就職する予定です。証券外務員として日本だけでなく海外のクライアントにも信頼されるようになるのが目標です。条件や状況が変わりやすい証券業界では、自分自身がどう考えるか、相手の立場であればどのようなことが想定されるのかが重要です。本学科で身につけた、瞬時に意見を要約し相手に説明する力を発揮して、クライアントの期待に応えていきます。業界全体の流れを常に追いながら、第一線で活躍できるように自分を磨きたいです。

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