理学部を選んだ理由
学部別在学生インタビュー(大学案内2021)
2020/05/20
立教を選ぶ理由
OVERVIEW
理学部に所属する在学生にそれぞれの学科を選んだ理由などを聞きました。
理学部数学科4年次 石川 果林さん(東京都 立教女学院高等学校)

■学科の魅力
必修科目は、講義と演習の2コマで1セットなので、講義で理解できなかった箇所を演習時間に質問することができます。SA(スチューデントアシスタント)やTA(ティーチングアシスタント)の方も丁寧に教えてくれるため、難解な問題でもしっかりと理解を深められました。また、先生と学生の距離が近く、必修を担当する先生は、学生の顔と名前だけでなく一人ひとりの性格まで理解してくれているように感じます。
■おすすめの科目
3年次の「解析学」「解析学演習」が印象に残っています。これらの科目では、解析学における複素関数論について学びました。2年次までの解析学は実数値関数に対する微分や積分でしたが、複素関数論では関数を複素数の範囲に広げてさまざまな定義や定理を学習。複素関数論を学ぶことによって微分・積分できる関数が増えたことに衝撃を受け、数学の奥深さに触れました。このテーマについて友人と熱く議論してしまうほど、興味深い科目でした。
■学科での学びをとおして得たもの
物事を論理的に理解したり説明したりする力が身についたと感じています。証明は、定義や定理、命題などの積み重ねで行いますが、ある点でわからない部分にぶつかれば、わかる箇所まで戻らなければなりません。その作業を繰り返したことで、諦めずに納得がいくまで突き詰めるという忍耐力も鍛えられました。こうした力は、どんな職業でも生かすことができると考えています。
必修科目は、講義と演習の2コマで1セットなので、講義で理解できなかった箇所を演習時間に質問することができます。SA(スチューデントアシスタント)やTA(ティーチングアシスタント)の方も丁寧に教えてくれるため、難解な問題でもしっかりと理解を深められました。また、先生と学生の距離が近く、必修を担当する先生は、学生の顔と名前だけでなく一人ひとりの性格まで理解してくれているように感じます。
■おすすめの科目
3年次の「解析学」「解析学演習」が印象に残っています。これらの科目では、解析学における複素関数論について学びました。2年次までの解析学は実数値関数に対する微分や積分でしたが、複素関数論では関数を複素数の範囲に広げてさまざまな定義や定理を学習。複素関数論を学ぶことによって微分・積分できる関数が増えたことに衝撃を受け、数学の奥深さに触れました。このテーマについて友人と熱く議論してしまうほど、興味深い科目でした。
■学科での学びをとおして得たもの
物事を論理的に理解したり説明したりする力が身についたと感じています。証明は、定義や定理、命題などの積み重ねで行いますが、ある点でわからない部分にぶつかれば、わかる箇所まで戻らなければなりません。その作業を繰り返したことで、諦めずに納得がいくまで突き詰めるという忍耐力も鍛えられました。こうした力は、どんな職業でも生かすことができると考えています。
理学部物理学科4年次 鈴木 萌さん(千葉県 市立千葉高等学校)

■おすすめの科目
3年次に履修した「物理学実験2」が印象に残っています。それまでの実験は、器材も試料もある程度準備され、指示通りに作業して結果をまとめるものでした。この科目では、大まかなテーマは与えられるものの、詳細は自分たちで一から考えて器材などを用意しなくてはなりません。正解もわからないまま試行錯誤しながら行うこの実験は、不安もありつつワクワクするものでした。最後には全体発表の機会もあるため、良い意味で緊張感をもちながら、本気でぶつかることができたと思います。
■研究テーマ
金星探査機「あかつき」に搭載された中間赤外カメラ(LIR)から送られてくる、金星の画像に紛れた異常画像について研究しています。画像にエラーが発生する原因やタイミングは解明できておらず、これを特定することによって、他の研究者の役に立てるのではないかと考えています。自分の研究で、あかつきによる金星の探査に少しでも貢献できれば嬉しいです。
■卒業後の進路
卒業後は、法人を顧客とする旅行会社に就職します。旅行のプランを作り上げるためには、データを分析し、顧客が重視するポイントなどを把握する必要があります。物理学と直接関係のある仕事ではありませんが、物理学科での学びから得た分析力や、物事を順序立てて考える力を生かしていきたいです。就職後もスキルアップを図り、お客様に最高のおもてなしを提供できればと思っています。
3年次に履修した「物理学実験2」が印象に残っています。それまでの実験は、器材も試料もある程度準備され、指示通りに作業して結果をまとめるものでした。この科目では、大まかなテーマは与えられるものの、詳細は自分たちで一から考えて器材などを用意しなくてはなりません。正解もわからないまま試行錯誤しながら行うこの実験は、不安もありつつワクワクするものでした。最後には全体発表の機会もあるため、良い意味で緊張感をもちながら、本気でぶつかることができたと思います。
■研究テーマ
金星探査機「あかつき」に搭載された中間赤外カメラ(LIR)から送られてくる、金星の画像に紛れた異常画像について研究しています。画像にエラーが発生する原因やタイミングは解明できておらず、これを特定することによって、他の研究者の役に立てるのではないかと考えています。自分の研究で、あかつきによる金星の探査に少しでも貢献できれば嬉しいです。
■卒業後の進路
卒業後は、法人を顧客とする旅行会社に就職します。旅行のプランを作り上げるためには、データを分析し、顧客が重視するポイントなどを把握する必要があります。物理学と直接関係のある仕事ではありませんが、物理学科での学びから得た分析力や、物事を順序立てて考える力を生かしていきたいです。就職後もスキルアップを図り、お客様に最高のおもてなしを提供できればと思っています。
理学部化学科4年次 北川 恵一さん(東京都 駒場高等学校)

■学科を選んだ理由
数学科、物理学科、化学科の3学科で迷っていましたが、本学のオープンキャンパスに参加した際、化学科の教授が「新しい物質を創り出すことができるのは化学だけだ」とおっしゃっているのを聞きました。その言葉に感銘を受け、まだこの世にない物質を創ってみたいと思い、本学科への進学を決めました。現在は高分子系の研究室に所属し、新材料を開発すべく研究を進めています。
■学科での学びをとおして得たもの
さまざまな分野の化学の本質を学べるのが、本学科の魅力です。入門から専門まで通して学ぶことで、ミクロの視点から化学反応が起こる経路や、数式を用いて現象が起こる原因を説明できるようになります。また、講義で学んだ内容について、学生実験を通して実践的に理解を深めることが可能です。理論と実践の2つのアプローチから知識と技術を習得できました。
■卒業後の進路
卒業後は大学院に進学します。現在のテーマと同じく、高分子を用いた複合材料の高機能化について研究を行う予定です。培った予定管理能力や論理的思考力、専門的な知識およびスキルを生かし、さらに高度な研究に取り組みたいと考えています。修了後は、材料開発に関わる企業への就職を目指しています。これまでにない機能を備えた材料・素材を開発し、社会に貢献できる技術者になりたいです。
数学科、物理学科、化学科の3学科で迷っていましたが、本学のオープンキャンパスに参加した際、化学科の教授が「新しい物質を創り出すことができるのは化学だけだ」とおっしゃっているのを聞きました。その言葉に感銘を受け、まだこの世にない物質を創ってみたいと思い、本学科への進学を決めました。現在は高分子系の研究室に所属し、新材料を開発すべく研究を進めています。
■学科での学びをとおして得たもの
さまざまな分野の化学の本質を学べるのが、本学科の魅力です。入門から専門まで通して学ぶことで、ミクロの視点から化学反応が起こる経路や、数式を用いて現象が起こる原因を説明できるようになります。また、講義で学んだ内容について、学生実験を通して実践的に理解を深めることが可能です。理論と実践の2つのアプローチから知識と技術を習得できました。
■卒業後の進路
卒業後は大学院に進学します。現在のテーマと同じく、高分子を用いた複合材料の高機能化について研究を行う予定です。培った予定管理能力や論理的思考力、専門的な知識およびスキルを生かし、さらに高度な研究に取り組みたいと考えています。修了後は、材料開発に関わる企業への就職を目指しています。これまでにない機能を備えた材料・素材を開発し、社会に貢献できる技術者になりたいです。
理学部生命理学科4年次 杉本 亮太さん(静岡県 藤枝東高等学校)

■学科を選んだ理由
私が中学3年生の時、iPS細胞が世間で脚光を浴びていました。生物を個体レベルだけでなく、分子レベルで理解することが大切だと感じ、生物学に興味をもちました。さらに高校の生物の授業で、DNAやRNA、タンパク質などについて本格的に学んだことで、生物学の面白さ、奥深さを感じました。大学でより深く生物学を学び、自分自身で研究してみたいと考え、生命理学科を志望しました。
■研究テーマ
最近の分子生物学においてホットな話題となっているnon-coding RNAに関する研究を行っています。non-coding RNAとは、タンパク質に翻訳されずに機能するRNAの総称で、遺伝子の発現調節などの働きをするものです。このテーマを選んだきっかけは、2年次に履修した「分子生物学2」の授業。通常のRNAとは異なるnon-coding RNAというものが存在することを学び、そのユニークさに強く惹かれました。
■卒業後の進路
大学院へ進学し、現在行っている研究をより深めていきたいと考えています。学部時代に学んだことは、これからの研究を進めるために重要な基礎の部分です。これをいかに応用できるかは、基礎がどれだけ定着しているかにかかっています。本学科の学びから得た、論理的思考力や説明する力を今後の研究に生かし、修了後は研究職や開発職に就きたいと思っています。
私が中学3年生の時、iPS細胞が世間で脚光を浴びていました。生物を個体レベルだけでなく、分子レベルで理解することが大切だと感じ、生物学に興味をもちました。さらに高校の生物の授業で、DNAやRNA、タンパク質などについて本格的に学んだことで、生物学の面白さ、奥深さを感じました。大学でより深く生物学を学び、自分自身で研究してみたいと考え、生命理学科を志望しました。
■研究テーマ
最近の分子生物学においてホットな話題となっているnon-coding RNAに関する研究を行っています。non-coding RNAとは、タンパク質に翻訳されずに機能するRNAの総称で、遺伝子の発現調節などの働きをするものです。このテーマを選んだきっかけは、2年次に履修した「分子生物学2」の授業。通常のRNAとは異なるnon-coding RNAというものが存在することを学び、そのユニークさに強く惹かれました。
■卒業後の進路
大学院へ進学し、現在行っている研究をより深めていきたいと考えています。学部時代に学んだことは、これからの研究を進めるために重要な基礎の部分です。これをいかに応用できるかは、基礎がどれだけ定着しているかにかかっています。本学科の学びから得た、論理的思考力や説明する力を今後の研究に生かし、修了後は研究職や開発職に就きたいと思っています。
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