社会学部を選んだ理由

学部別在学生インタビュー(大学案内2020)

2019/05/20

立教を選ぶ理由

OVERVIEW

社会学部に所属する在学生にそれぞれの学科を選んだ理由などを聞きました。

社会学部社会学科4年次 篠崎 稜介さん(栃木県 足利高等学校)

■社会学科を選んだ理由
大学ではまず英語力を向上させたい、それに加えて専門的な学びを探究したいという思いがありました。高校の先生から立教大学がグローバル教育に力を入れていることを聞き、大学案内などを読み込む中で、ここなら「英語+α」をしっかり学ぶことができると感じました。また、世の中で起きているさまざまな問題に触れることで、興味の幅が広がるのではないかと思い、進学を決めました。

■おすすめの科目
1年次に受講した「地域社会学」と「公共性の社会学」です。コミュニティの視点を中心に社会学の考え方やアプローチを学ぶ中で、現代の日本社会における人間関係の希薄化や、それに伴うコミュニティの衰退、地域活性化などに興味を抱きました。特に、ゲストスピーカーから直接お話を伺った「コミュニティデザイン」という考え方に関心をもち、ハード面からではなく、ソフト面から人々がつながる空間づくりを行うという視点を非常に新鮮に感じました。

■研究テーマ
上記の科目で知的好奇心を刺激され、地域社会学のゼミで学んでいます。卒業論文のテーマには「銭湯を活用した地域社会・地域コミュニティの活性化」を選びましたは、私自身が銭湯を利用する中で、そこにいる人々が会話を交わしたり、自分もそれに加わったり……という経験をしたことがきっかけです。銭湯は地域に密着した存在であり、地域コミュニティの形成や活性化のための公共空間となりうるのではないか。同時に減少の一途をたどっている銭湯とその文化を守ることができるのではないかと考え、論文執筆を進めています。

社会学部現代文化学科4年次 飯野 伊吹さん(群馬県 東京農業大学第二高等学校)

■おすすめの科目
「ポピュラーカルチャー論」と「写真文化論」です。前者は、お笑いやアイドル、オタクなどのなじみ深いテーマを扱う、本学科らしい科目です。授業では、過去に流行った文化と現代の文化を比較し、共通点や違いを考察。身近な文化を違った見方で捉える学びは新鮮で、多くの発見が得られました。一方、後者は、写真の歴史やさまざまな写真家が撮影した写真から社会の姿を捉える科目です。私は写真を撮るのが趣味ですが、「変わりゆく街の『今』を記録する」という写真の違った側面や歴史に触れることができ、非常に興味深い授業でした。

■研究テーマ
「東京の商店街はどのように語られるのか—“活字メディア”の中の“商店街らしさ”とは」というテーマで研究を進めています。地方都市のシャッター商店街を見て育った私にとって、活気ある東京の商店街は衝撃的で、1年次の頃から漠然と興味をもっていました。カメラをもって商店街に散歩に出かける中で、メディアで語られる商店街像と実際の姿にはギャップがあると感じるようになり、その発見を学問的に探究してみたいと思い、研究テーマに選びました。

■現代文化学科の学びをとおして得たもの
物事を多面的に見る本学科での学びをとおして、日常の現象や、周りにあるモノを当たり前として受け入れるのではなく、常に「なぜ?」と考えるようになりました。そして「なぜ?」を解決するために、自分の頭で考え実行する力や、自分とは違った視点に立って考える力が養われたと思います。また、自分が興味のあることに対し、「なぜ」興味があるのかをきちんと言葉や文章で表すことができるようになったことも、大きな成長だと感じています。

社会学部メディア文化学科4年次 番匠 弘昌さん(埼玉県 立教新座高等学校)

■おすすめの科目
「音楽文化とメディアのこれから」と「メディア・ジャーナリズム実習基礎」です。前者では、毎回各分野の第一人者であるゲストスピーカーを招き、「音楽・メディア業界で起こっている現実の問題に対してどう対処してきたのか」について直接お話を伺うことができました。後者は1週間分の新聞記事を自分で執筆する科目で、内容の良し悪しよりも、まずは「書いてみる」ことが大切だと実感しました。

■研究テーマ
若者の選挙参加を促進するメディアのあり方について研究しています。各政党の政策はテレビや新聞で報じられ、政党のホームページにもわかりやすく書かれています。しかし、それがうまく伝わっていないからこそ、若い世代は政治に興味をもたず、選挙にも行かないのではないか……という仮説のもと、新聞・テレビの選挙報道の分析を行い、若者が選挙に行くきっかけになるようなメディアの形を検討しています。

■メディア文化学科での学びをとおして得たもの
メディアを多面的に分析・考察したこと、そしてゼミナール長として約20名の学生をまとめてきた経験から、「伝える力」が養われました。ゼミナールではあらゆる立場の人々と話す機会がありますが、メディアのあり方と同じように、自分の考えが相手に伝わらなければ意味がありません。自分の発言も「メディア」だと捉え、人とのコミュニケーションにおいて、意見を相手に正しく伝えることを意識するようになりました。

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