理学部を選んだ理由
学部別在学生インタビュー(大学案内2020)
2019/05/20
立教を選ぶ理由
OVERVIEW
理学部に所属する在学生にそれぞれの学科を選んだ理由などを聞きました。
理学部数学科4年次 藤田 賢斗さん(埼玉県 川越東高等学校)

■おすすめの科目
中学の頃から親しんできた方程式の理論について学ぶ「代数学」です。フランスの天才数学者ガロアは、10代のときに5次方程式の一般解が存在しないことを証明しました。彼は一体どんな理論を用いて証明に至ったのか。数学の歴史にも触れながら勉強を進める過程で、多くの学びが得られました。
■研究テーマ
3年次の「解析学」の授業で複素函数論に興味を抱き、4年次から始まったゼミでは楕円函数論を学んでいます。これは複素数の値をもつ函数の一種であり、さまざまな興味深い結果をもたらす、探究しがいのある分野です。
■卒業後の進路
学んだ数学を直接生かすことができると考え、高校の数学教師を目指しています。専修免許の取得を目標としているため、卒業後は大学院に進学予定です。現在取り組んでいるテーマをさらに掘り下げ、Riemannのゼータ函数について研究し、私たちにとって身近な素数の謎に迫りたいと考えています。
中学の頃から親しんできた方程式の理論について学ぶ「代数学」です。フランスの天才数学者ガロアは、10代のときに5次方程式の一般解が存在しないことを証明しました。彼は一体どんな理論を用いて証明に至ったのか。数学の歴史にも触れながら勉強を進める過程で、多くの学びが得られました。
■研究テーマ
3年次の「解析学」の授業で複素函数論に興味を抱き、4年次から始まったゼミでは楕円函数論を学んでいます。これは複素数の値をもつ函数の一種であり、さまざまな興味深い結果をもたらす、探究しがいのある分野です。
■卒業後の進路
学んだ数学を直接生かすことができると考え、高校の数学教師を目指しています。専修免許の取得を目標としているため、卒業後は大学院に進学予定です。現在取り組んでいるテーマをさらに掘り下げ、Riemannのゼータ函数について研究し、私たちにとって身近な素数の謎に迫りたいと考えています。
理学部物理学科4年次 益田 拓海さん(神奈川県 湘南高等学校)

■物理学科の魅力
先生方に気軽に質問できる雰囲気があるため、都度疑問を解消しながら、高度な物理学を着実に学んでいくことができます。また、高校の物理では公式を覚えることに終始していた部分も、どんな実験事実があり、どんな理論が用いられているのかを深掘りして学修します。理論を理解することで、日常生活でも「この現象はこういう理由で起きている」とわかるようになり、自分のいる世界について新たな発見が得られる点が面白いと感じています。
■研究テーマ
「レンズ・ティリング効果」という現象に関する研究を行っています。電流が流れると磁場が生じるように、質量のある物体が移動するとわずかに重力の歪みが生じます。宇宙空間ではすでに歪みが観測されていますが、それを地表で測定できないか検証を進めています。かなり微小な力なので観測が難しく、チャレンジングな研究ですが、新たなデータが得られれば大発見になるというロマンがあるテーマでもあります。
■卒業後の進路
自動車、家電、産業・医療機器など、さまざまな製品に幅広く使われているモーター部品の開発・製造を行う会社に就職します。実験を繰り返す中で身につけた、計画を立てて一つひとつのタスクをやり遂げる力、論理的に考える力を仕事の現場でも生かしていきたいと思います。
先生方に気軽に質問できる雰囲気があるため、都度疑問を解消しながら、高度な物理学を着実に学んでいくことができます。また、高校の物理では公式を覚えることに終始していた部分も、どんな実験事実があり、どんな理論が用いられているのかを深掘りして学修します。理論を理解することで、日常生活でも「この現象はこういう理由で起きている」とわかるようになり、自分のいる世界について新たな発見が得られる点が面白いと感じています。
■研究テーマ
「レンズ・ティリング効果」という現象に関する研究を行っています。電流が流れると磁場が生じるように、質量のある物体が移動するとわずかに重力の歪みが生じます。宇宙空間ではすでに歪みが観測されていますが、それを地表で測定できないか検証を進めています。かなり微小な力なので観測が難しく、チャレンジングな研究ですが、新たなデータが得られれば大発見になるというロマンがあるテーマでもあります。
■卒業後の進路
自動車、家電、産業・医療機器など、さまざまな製品に幅広く使われているモーター部品の開発・製造を行う会社に就職します。実験を繰り返す中で身につけた、計画を立てて一つひとつのタスクをやり遂げる力、論理的に考える力を仕事の現場でも生かしていきたいと思います。
理学部化学科4年次 大石 華さん(神奈川県 平塚学園高等学校)

■化学科を選んだ理由
医薬品や食品に用いられ、人々の暮らしに深く関わっている「香り」に興味があり、化学的な視点から香料について研究したいと思いました。中でも立教大学の化学科を選んだのは、オープンキャンパスの印象が良く、先生や先輩方が授業や進路について丁寧に教えてくださったからです。さらに、他大学ではグループ実験が多いのですが、本学科では1年次から個人で実験ができる点が決め手になりました。
■学科の魅力
1学年70人ほどの小規模な学科なので、先生と学生の距離が近いのが特色です。先生方は、一人ひとりが「なぜ?」と問いをもつことを大切にしながら、化学の基礎力をしっかり身につけられるよう指導してくださいます。また、学科には創薬を学びたい人、食品関係について学びたい人、教員や化学系公務員を目指している人など、さまざまな個性や目標をもつ人がいます。共に学ぶ中で友人たちから多くの刺激を受け、視野を広げることができました。
■学科の学びをとおして得たもの
1年次から一人で実験を手がけてきたこと、さまざまな文献を調べながら実験後のレポートを作成したことで、体験をとおして講義で得た知識を深めることができました。また、実験では答えが出ないことに挑戦する場合も多いため、諦めずにコツコツ取り組む力が身につきました。現在取り組んでいる卒業研究でも、培った知識やスキル、根気強さを存分に発揮できていると感じます。
医薬品や食品に用いられ、人々の暮らしに深く関わっている「香り」に興味があり、化学的な視点から香料について研究したいと思いました。中でも立教大学の化学科を選んだのは、オープンキャンパスの印象が良く、先生や先輩方が授業や進路について丁寧に教えてくださったからです。さらに、他大学ではグループ実験が多いのですが、本学科では1年次から個人で実験ができる点が決め手になりました。
■学科の魅力
1学年70人ほどの小規模な学科なので、先生と学生の距離が近いのが特色です。先生方は、一人ひとりが「なぜ?」と問いをもつことを大切にしながら、化学の基礎力をしっかり身につけられるよう指導してくださいます。また、学科には創薬を学びたい人、食品関係について学びたい人、教員や化学系公務員を目指している人など、さまざまな個性や目標をもつ人がいます。共に学ぶ中で友人たちから多くの刺激を受け、視野を広げることができました。
■学科の学びをとおして得たもの
1年次から一人で実験を手がけてきたこと、さまざまな文献を調べながら実験後のレポートを作成したことで、体験をとおして講義で得た知識を深めることができました。また、実験では答えが出ないことに挑戦する場合も多いため、諦めずにコツコツ取り組む力が身につきました。現在取り組んでいる卒業研究でも、培った知識やスキル、根気強さを存分に発揮できていると感じます。
理学部生命理学科4年次 原 若菜さん(神奈川県 横須賀高等学校)

■生命理学科の魅力
理系の学部は女子学生が少ないと思われがちですが、本学科の男女比はほぼ5:5で、自分と同じような嗜好や目標をもった同性の友人がいるのはとても心強いです。また、文系学部の友人もたくさんできるため、さまざまな人と交流できるのも魅力だと思います。先生方は、講義や実験でわからないところがあったときは親身になって教えてくださる方ばかりです。
■学びをとおして得たもの
講義と実験の両面で、生命理学の専門知識を幅広く修得することができました。新薬開発や病気の原因解明に関するニュースなどを見ると、どんな薬なのか、どのように解明したのか……というメカニズムが気になります。そこから独学で調べ始めても、ある程度理解できるだけの基礎知識が身についていると感じます。こうした知識を活用して、いつか自分も困っている人を助けることができるかもしれません。そんな可能性のある学びに取り組んでいることを誇りに思います。
■研究テーマ
DNAの複製中に起きる塩基配列のミスマッチを除去するタンパク質について研究しています。このタンパク質の働きによってDNAは安定的に複製されるのですが、ミスマッチを除去できるのは、生体内で起きやすいエラーに限られるという特異性があります。私はこの特異性を解消する研究に取り組んでいて、それが実現できれば、人工的にDNAを合成した時に生じるミスマッチの除去タンパク質として使用することが可能になります。
理系の学部は女子学生が少ないと思われがちですが、本学科の男女比はほぼ5:5で、自分と同じような嗜好や目標をもった同性の友人がいるのはとても心強いです。また、文系学部の友人もたくさんできるため、さまざまな人と交流できるのも魅力だと思います。先生方は、講義や実験でわからないところがあったときは親身になって教えてくださる方ばかりです。
■学びをとおして得たもの
講義と実験の両面で、生命理学の専門知識を幅広く修得することができました。新薬開発や病気の原因解明に関するニュースなどを見ると、どんな薬なのか、どのように解明したのか……というメカニズムが気になります。そこから独学で調べ始めても、ある程度理解できるだけの基礎知識が身についていると感じます。こうした知識を活用して、いつか自分も困っている人を助けることができるかもしれません。そんな可能性のある学びに取り組んでいることを誇りに思います。
■研究テーマ
DNAの複製中に起きる塩基配列のミスマッチを除去するタンパク質について研究しています。このタンパク質の働きによってDNAは安定的に複製されるのですが、ミスマッチを除去できるのは、生体内で起きやすいエラーに限られるという特異性があります。私はこの特異性を解消する研究に取り組んでいて、それが実現できれば、人工的にDNAを合成した時に生じるミスマッチの除去タンパク質として使用することが可能になります。
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