経済学部を選んだ理由

学部別在学生インタビュー(大学案内2020)

2019/05/20

立教を選ぶ理由

OVERVIEW

経済学部に所属する在学生にそれぞれの学科を選んだ理由などを聞きました。

経済学部経済学科4年次 中村 香帆さん(福岡県 筑紫女学園高等学校)

■おすすめの科目
多くの学びを得た科目は「国際貿易論」です。授業では、基本的な貿易理論を学んだ上で現実の貿易との比較を行い、失業や貿易不均衡など自由貿易が引き起こしてきた諸問題の原因を考察しました。誰かの考えや学説を学ぶのではなく、批判的な視点から分析する姿勢が求められたため、物事を鵜呑みにせず、自分の頭で考える力が養われました。

■研究テーマ
卒業論文では、日本銀行による金融政策がもたらす実際の影響を考察しています。金融政策についてはメディアでも頻繁に報じられていますが、実際にどこまで影響が及んでいるのかを調べてみたいと思い、このテーマを選びました。主題としているのは異次元ともいわれる質的・量的金融緩和で、先行研究が少ないため、やりがいがある題材です。

■卒業後の進路
本学科での学びを直接生かせる証券会社への就職を決めました。経済学を専門的に学んだこと、またゼミで「証券市場の活性化」について掘り下げて研究したことにより、若者こそ投資を行うべきだと思うようになりました。就職後は、若い世代の人々に投資をより身近に感じてもらえるような取り組みを進めていきたいと考えています。

経済学部経済政策学科4年次 山口 貞輔さん(長崎県 長崎西高等学校)

■経済政策学科の魅力
1年次には各分野の先生がリレー形式で担当する講義「政策分析概論」があり、経済政策が扱う幅広い領域の基本的な知識や考え方に触れて、基礎をしっかり築くことができます。同じく1年次の「基礎ゼミナール」や「経済学」などの必修科目は少人数制で、また2年次からゼミナールも始まるため、早い段階から先生と近い距離で接することができる点も魅力だと思います。

■おすすめの科目
中小企業の社会的役割や可能性について、存在形態や産業構造、社会的分業などの多様な観点から分析した「中小企業論」です。世界中に数多く存在し、各地域の経済を支える中小企業を多角的に理解できたことは非常に有意義でした。また、授業の終わりには、先生から各回のテーマに基づいた問いが提示され、数名の学生同士で考える時間が設けられていました。授業内で得られた知識や理論を用いて自分なりに考え、問いに答えることで、論理的な思考力や他者にわかりやすく伝える力が鍛えられたように思います。

■研究テーマ
3年次のゼミでは、「買い物地理学」をテーマに、モータリゼーションや郊外化、高齢化といった社会の変化に伴う人々の購買行動の変化を追い、その解決策を検討しました。現在は「高等教育機会の地域間格差」について卒業論文を執筆しています。地域間、とりわけ東京圏と地方都市の間の所得をはじめとしたさまざまな格差について、高等教育機会の格差が大きな影響を与えているという仮説を立て、問題解決に向けた提言を行う予定です。

経済学部会計ファイナンス学科 竹村 聖人さん(埼玉県 春日部高等学校)

■会計ファイナンス学科の学びをとおして得たもの
会計・ファイナンス両分野の専門知識に加えて、ゼミナール活動をとおして「批判的な視点で考える力」が養われたと思います。私の所属している飯島ゼミナールでは、一般的に当たり前であると考えられていることや、文献で書かれている内容に対して、「これらは本当に正しいのか?」と疑問をもちながら何事も取り組んできました。「常日頃から批判的な視点で考えるように」と教授からアドバイスを頂いていたこともあり、学びをとおしてこのような力が自然と身についたのではないかと思います。

■研究テーマ
国際金融のゼミナールに所属していますが、研究テーマは個人が興味をもったテーマで良いということもあり、「日本の証券会社」をテーマに卒業論文を執筆しました。論文では英国における証券会社の位置付けをふまえた上で、日本の証券会社が今後取り組むべき課題について考察しました。このテーマを選んだのは、就職活動の際、ある証券会社の企業説明会で話されていた社員の方の一言に疑問をもったことがきっかけで、ゼミナールで鍛えられた「批判的な視点で考える力」が生かされたと感じています。

■卒業後の進路
卒業後はM&Aアドバイザーとして働く予定です。本学科ではファイナンスを主に学んできましたが、企業分析を行うには会計領域のより専門性の高い知識が求められるため、簿記の資格取得に向けた勉強に取り組んでいます。入学当初は簿記にそれほど興味をもっていなかったのですが、会計とファイナンスを体系的に学んできたことで、面白いと感じるようになれたのは大きな成長だと思います。M&Aアドバイザーはこの学科で4年間学んできた内容が直接的に生きる分野であると考えており、最もやりたかった仕事でもあるので今から楽しみです。

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