古豪復活を目指して
「立教箱根駅伝2024」事業が始動!

陸上競技部男子駅伝監督 上野 裕一郎

2019/03/18

アスリート&スポーツ

OVERVIEW

世界選手権にも出場した日本のトップランナー上野裕一郎氏を男子駅伝監督に迎え、新たな事業がスタートしました。

(左から)松尾哲矢副総長、上野男子駅伝監督、原田昭夫陸上競技部 監督

2018年11月13日(火)、立教大学が2024年の箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)への出場に向けて、駅伝部門の強化に乗り出すことを発表しました。その名も「立教箱根駅伝2024」事業。「歴史と伝統ある本学が、歴史と伝統ある箱根駅伝で襷をつなぐことで、約2万人の学生と国内外に広がる約20万人の校友が一枚岩になることを体現できるだろう」と郭洋春総長は語ります。そして、この事業の大きな第一歩として、現役陸上選手の上野裕一郎氏を男子駅伝監督に迎えました。
目指すは2024年1月。立教大学が150周年を迎え、箱根駅伝も100回大会を迎えるこの年に、立教のユニフォームが箱根路を走る姿が見られるよう、全力で突き進んでいきます。

自らが見てきた「箱根」「世界」を学生たちに。

昨年11月末まで横浜DeNAランニングクラブに所属していた上野裕一郎男子駅伝監督は、中央大学の選手として4年連続(2004~2007年)で箱根駅伝に出場し、区間賞を獲得するなどの活躍をしました。12月1日からは本学体育会陸上競技部男子駅伝監督に就任し、学生たちの指導を開始しています。上野氏は世界選手権にも出場したまさに日本のトップランナー。駅伝監督になった現在も、現役選手として自らの練習も継続しています。ランナー兼指導者という珍しいスタイルで、自らの目で見てきた「箱根」そして「世界」を、立教の学生たちに伝えます。

上野男子駅伝監督インタビュー(12月5日(水)取材)

部員への指導を始めた上野男子駅伝監督

12月から指導を開始し、陸上競技部の部員たちは種目を問わず、部全体で団結しようという意識が強くあると感じます。これは立教の伝統に培われた良さだと思います。この良さを守りつつ、箱根駅伝出場に向けた強化を図っていきたいと考えます。うちの部員は陸上競技が好きで、自主的に入部してきた学生たちの集まりです。だからこそ、ひたむきで、練習熱心な子たちが多いなと。まずは今いる部員たちの力を思う存分伸ばしてあげたいと思います。これから楽しみなことばかりですね。

通算27回の出場経験をもつ伝統校

第34回大会で力走する選手と応援団(1958年)/立教学院史資料センター所蔵

本学陸上競技部は、箱根駅伝が始まった1920年に創部。箱根駅伝には1934年の第15回大会に出場して以来、通算27回出場しています。1957年の第33回大会では総合3位という過去最高の成績を残しました。しかし、1968年の第44回大会以来、50年間大学としての出場が途絶えています。
近年では2008年及び2009年に、中村嘉孝氏(平21コ福)が関東学生連合チームのメンバーとして2年連続で出場(中村氏は女子駅伝・競歩監督就任予定)。また2014年には、全天候型の陸上競技場「セントポールズフィールド」を建設するなど、大学として陸上競技部の環境整備に力を入れてきました。その結果2017年の箱根駅伝予選会で11年ぶりに立教記録を更新するなど、徐々に実力を伸ばしています。
※本記事は校友会報「セントポール」446号(2019年2月)をもとに再構成したものです。

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