卒業生特別トークイベント あの頃、立教の学び舎で

池袋キャンパス100周年記念式典

2019/02/09

立教卒業生のWork & Life

OVERVIEW

2018年11月18日、立教大学池袋キャンパス100周年記念式典において、卒業生の徳光和夫氏、関口宏氏、みのもんた氏、古舘伊知郎氏によるトークイベントが開催されました。立教が生んだ4人の名司会者が公の場で集うのは今回が初めてのこと。古舘氏を進行役に、学生時代の思い出や母校への思いが語られました。

人と人をつなぐ見えない絆

徳光 和夫 氏 / 立教大学社会学部(1963年卒業)

古舘 私は文化放送の「セイ!ヤング」でみのさんの軽妙洒脱な喋りに憧れて、アナウンサーになりたい、後輩になりたいと思って立教高校に入学したんです。もちろん徳さんの名実況にも惚れていましたし、仕事を始めた後に関口さんが話してくださった「司会者とはどうあるべきか」という持論にも感銘を受けました。でも始まりの始まりはみのさんでしたね。

みの 僕が今日あるのは、立教大学放送研究会の先輩である徳さんのおかげ。大学の頃、日本テレビの新人アナウンサーだった徳さんの自宅で、よく放研の合宿をしてまして。「これからはテレビ・ラジオの時代だ」と言われ、局内見学もさせてもらい、部員がみんなその気になった。それで文化放送に入ったので、本当に感謝してますよ。

徳光 懐かしいね。他の3人はそれぞれ小学校や中学、高校から立教で、僕だけ大学から。高校2年の時に明治神宮球場で長嶋茂雄さん(1958年経済学部卒業)の8号ホームランを見て、この人の後輩になりたいという一心で、他大学は受けず立教一本で受験しました。ほんとに立教命、長嶋茂雄命で。宏さんはお父さん、俳優の佐野周二さんも立教だよね。

関口 そうですね。僕は小学校から大学まで立教です。長嶋さんの7つ下で、8号ホームランは神宮で見てましたよ、もう大喜びして。

関口 宏 氏 / 立教小学校、立教中学校、立教高等学校、立教大学法学部(1966年卒業)

みの 立教中学時代、一つ上に関口先輩がいたのは覚えてますよ。当時は野球部が東京六大学リーグで4連覇していた時期で、大事な試合のたびに中学も休みになって、神宮に集合して全員で観戦しましたよね。3塁線ぎりぎりのホームランがすごかった記憶がある。

関口 それが8号ホームランですよ。徳さんも僕も、みのさんも見てたんだ。

古舘 僕はリアルタイムではないですが、高校の頃、長嶋さんの試合実況のレコードを聴いて丸暗記しましたよ。お三方の話を聞いていると、立教には、何か人と人をつなぐ見えない糸があるような気がしますね。

徳光 本当にそうだね。立教と聞いただけで何かつながりを感じない?

みの 感じますね。それはキャンパスがこぢんまりしていたからかもしれない。あの当時は大学でも1年から4年まで全員顔が分かったから。

関口 少人数の良さは確かにあるね。あと、他人を押しのけてもというような野心のある人もいなかった。それはやはりキリスト教の教えが根底にあるからかもしれないですね。

色鮮やかな記憶の数々

みのもんた 氏 / 立教中学校、立教高等学校、立教大学経済学部(1967年卒業)

みの 久しぶりに来たけど、モリス館(本館)や食堂の外観は当時のままですね。

関口 今我々がいるタッカーホールでもよく授業を受けました。僕は自由がほしくて大学へ行ったようなものだから、遊ぶ方に熱心だったけど(笑)。

徳光 若葉の季節に鈴懸の径で上を見上げると、葉と葉の隙間から木漏れ日が目の奥にきらっと光ってね。そんなふとした瞬間に「立教大学に入れて幸せだな」と感じていたことを思い出しますね。

古舘 今は近代的な校舎も建っていますが、アイビーが絡まる古式ゆかしいレンガ造りの建物が残っているのはうれしいですね。新座キャンパスの方は、僕の頃はまだ中学も大学もなく、高校だけで敷地を独占していましたから、かなり楽しかったですよ。

みの 僕はちょうど移転の時だったから、高校1年生から新座で。親には遠いから通うのは無理だと言われたけど、先生が「通えるもんなら通えばいいじゃないか」と言ってくれて、小田急線の始発に乗って3年間通いました。

関口 僕はみのさんの一つ上だから、高校2年生から新座だった。同じく小田急線で新宿へ出て、池袋から東武東上線に乗って通ってましたね。

変わらない立教愛

古舘 伊知郎 氏 / 立教高等学校、立教大学経済学部(1977年卒業)

徳光 立教は優しい人が多いよね。アナウンサーもたくさん出ているけど、活躍している人が多くて「打率が高い」し、お互い仲がいい。それは、人生を送る上で大切な、立教ならではの優しさや心配りのようなものを、キャンパスの中で知らないうちに培ったからだと思う。立教にいたからこそ、僕らはこうして長い間続けられているんじゃないかと最近特に思います。

みの 立教は自分の母校だという気持ちがすごく強いですね。今日もこうやって話をしていると、先輩方もいらっしゃるので恐縮ですけど、「仲間」だなという感じがします。

関口 同感ですし、それに加えて僕はわが家のような感じがする。小学校から通っているので、自分の家に帰ってきたような感覚があります。立教で良かったし、立教がとても好きですね。

古舘 今お三方が語られたような立教に対する思い、立教愛は、どれだけ時が移ろっても変わらないように思います。時代や社会とともに変化していくものも当然あると思いますが、我々が感じているような立教の良さは変わらずベースに置きながら、この立教学院がさらに隆盛を誇ることを心から祈っております。

プロフィール

PROFILE

徳光 和夫
とくみつ かずお / 立教大学社会学部(1963年卒業)。
日本テレビアナウンサーを経て、1989年よりフリーアナウンサー。人気番組やイベントの司会を多数手掛ける。

関口 宏
せきぐち ひろし / 立教小学校、立教中学校、立教高等学校、立教大学法学部(1966年卒業)。
大学在学中からテレビ・映画に出演。司会者として人気を博す。

みのもんた
立教中学校、立教高等学校、立教大学経済学部(1967年卒業)。
文化放送アナウンサーを経て、フリーアナウンサー、司会者として幅広く活動。

古舘 伊知郎
ふるたち いちろう / 立教高等学校、立教大学経済学部(1977年卒業)。
テレビ朝日に入社、独特の実況で注目を集める。1984年よりフリーアナウンサー。

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