修了生紹介

岡田 直子さん(2005年修了)起業

岡田 直子さん

広島県広島市出身。
神戸女学院大学文学部英文学科卒業。外資系メーカーにて営業として勤務した後、ソフトウェア開発のベンチャー企業に転職。営業を経験。同時に立教大学大学院ビジネスデザイン研究科にてMBA取得。
その後、価格比較サイトを運営する株式会社ECナビ(入社当時:株式会社アクシブドットコム)に入社。広報機能を立ち上げる。経営本部長、広報室長を経て2009年3月末に退社。 同年7月に株式会社ネットワークコミュニケーションズを設立。ベンチャー企業の広報サポート業務に従事。

Q 大学院進学を決めた理由、動機

大学を卒業してから外資系の会社に入社し営業をしていた当時、大好きだった営業の仕事ということもあり、日々楽しい場面もありながら、一方では仕事をする上で悔しい場面にも遭遇していました。例えば、お客様に対して論理的に説明したいのにうまく説明できないこともありました。また、売上を上げるための新たな施策を社内で提案しても、経験がない私が、前例がないことにチャレンジすることに会社として投資できないということで却下されるケースがありました。これに対してうまく論破できない自分に腹が立つことも多々ありました。このもどかしい思いから少しずつ自分なりに勉強を始めていました。がしかし、やはりもっと厳しい環境において自分を鍛えないとこの状況を打破できないと考え、大学院に飛び込むことにしました。学部生時代は英文学科であり、もともと経営や経済などといった分野を学んだ経験はありませんでしたが迷いはありませんでした。働きながら勉強できる大学院であれば、キャリアを継続することで実地のビジネスを学び、大学院で論理武装を学べると思い決意に至りました。私にとっては元々仕事を充実させたいという思いが強かったので、この両立が最も重要でした。

Q 立教大学大学院ビジネスデザイン研究科を選択した理由

まだ社会人として3年目を迎える私にとって、キャリアを継続する意味でも、経済的な意味でも仕事を辞める選択肢はありませんでした。立教大学のビジネスデザイン研究科は、働きながら平日の夜と週末の時間を使って勉強できる点においてその条件をクリアしていました。また、ビジネスデザイン研究のコンセプトである、「ジェネラリストの育成」が当時の私にとって非常に魅力的でした。専門分野がまだ確立していなかった私にとって、様々な分野の学問を広く触れることによって、ビジネスを続けていく上で必要な知識のレベルが確実に上がることが想像できました。実際、講義の内容をみると、マーケティング、ファイナンス、アカウンティング、コーポレートガバナンス、法律、ビジネスパブリックポリシー、HR、アントレプレナーシップなど実に幅広く、多くの知識を得られそうだという期待もありました。また、立教のビジネスデザインでは、知識だけではなく、ビジネスシミュレーションのグループワークも非常に魅力的なカリキュラムでした。当時まだ他の大学院ではやっていない取り組みであり、期待感は大きいものでした。以上の理由からビジネスデザイン研究科を志望しました。

Q 立教大学大学院ビジネスデザイン研究科で何が習得できたか、何を得られたか (知識、スキル、その他大学院生活から得られたもの)

大学院では、私が求めていた知識やスキル以上に、人として大事にしないといけないことを学べた場だったと思います。振り返ると、自分自身が人間として大きく成長できた2年間でした。

自分自身で積極的に学ばなければ何も得られないことを体感しましたし、グループワークで人任せにしたことは全く身についていないことなど、リアルに自分に突き刺さることばかりでした。やりたいことはどんどん自ら手を挙げて率先してリーダーになって取り組むことが「学ぶ」ときや「仕事」をするとき、両方で重要なことも実感しました。当時甘かった自分が今思うととても恥ずかしいですが、あの経験が今の私を支えていると思います。

また、仲間と出会ったことは本当に大きな収穫でした。私は卒業してから6年程経ちますが、今でも当時の仲間は心の支えであり、私にとって公私共に大事なアドバイザーが揃っています。仕事を抱えながら忙しい中で、限られた時間をうまく活用して互いに切磋琢磨した精神力と体力、共有体験は、今のビジネスシーンでも生きています。

Q 立教大学大学院ビジネスデザイン研究科を選択した理由

大学院に行かなければ、今の私はなかったと思います。起業することもあきらめていたかもしれません。それ以前に、私の天職が何か、それすらもわかっていなかったかもしれません。私の特性を見出し、新たな活躍の場としてベンチャー企業に引き抜いてくれたのは同じ大学院の仲間の一人でしたし、そこで「広報」という専門分野を実地で磨くことができました。今では、それをビジネスの柱にし、独立を果たしました。また、起業してからも、当時の大学院の仲間がCFOをしている会社がクライアントにもなってくれています。このようなすばらしい出会いが一番の宝です。この効果は物差しで測るようなものではないです。今後も一生消えることなく、大学院に行った効果は増幅していくと思います。もちろん、論理的思考やビジネスシーンで使うあらゆる専門的知識は、私の頭の中に染み込んでいるので仕事をするいろんな場面で暗黙に役立っているはず・・・です。

Q 大学院での勉強は現在の仕事、今日のあなたにどのように役立っているか。

昨年7月に、「株式会社ネットワークコミュニケーションズ」という社名で、ベンチャー企業の広報の立ち上げをサポートするPR会社を立ち上げました。広報の機能は企業にとって重要であり、今後もますますその重要性が増すでしょう。大企業ではなくてもベンチャー企業の段階から、情報発信する仕組みを持ち、経営陣とのコミュニケーションの取り方などを含めた、広報が円滑にできるような社内体制を作っていくことはとても重要です。また、若くても活躍している会社は、その部分ができており、成功の一端を担っていることも証明されています。私は、広報担当者の育成も兼ねて、社内での組織・体制づくりや実際のメディアとの対応についても実行しながら企業に広報の体制作りを行っていくことが今後の日本の企業の発展に欠かせないと思い、この事業をしばらく柱に取り組みます。

既存のPR会社で、このような業務に特化して事業展開している会社は存在しません。不況をチャンスととらえて世の中にある名企業・名サービスを有名にする仕組みをたくさん作ることで日本に貢献したいと考えております。また、将来的には海外とのやり取りも含め、事業展開していく予定です。