修了生紹介

  • 粟屋 仁美さん 井上 裕司さん 崔 漢拏さん 佐藤 絢香さん 鈴木 幹一さん 清 公夫さん
  • 永岡 英則さん 西尾 克幸さん

廣瀬 園子さん(2004年修了)

廣瀬 園子さん

横浜出身。シティバンク銀行勤務を経て2012年3月、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科博士課程前期課程修了。経営管理学修士(MBA)、ファイナンシャルプランナー。大学院在学中の2011年12月、株式会社Medi Legato創業、代表取締役。
2013年9月、ベトナム国立バクマイ病院・バクマイ看護学校にて「日・ASEAN友好40周年記念(外務省認定事業)日越友好40周年記念(立教ベトナムプロジェクト)慢性腎臓病の治療・技術支援・看護教育交流プログラム」を主催。
日本とASEANをはじめとするアジアの医療事情の調査研究と、医療の多職種連携を通じた課題解決型の事業の創出に取り組んでいる。
http://www.medilegato.co.jp

大学院進学を決めた理由、動機

医療が高度化し、人々の生き方も多様化する中で、医療とヘルスケアに関わる専門家と専門家、患者さんと家族をつなぐ役割が必要とされていると考えるようになりました。

私自身20代の10年間、金融機関に勤務しながら闘病を続けた実体験があり、患者さんとそのご家族、日夜治療に専心する医療者の方々に少しでも貢献する役割を担いたいとの想いもありました。そこでマネジメントの観点を学びながら現場の医療者と患者さんが抱える課題を調査・研究し、実務においても医療の課題に取り組もうと大学院進学を決めました。

Q 立教大学大学院ビジネスデザイン研究科を選択した理由

3つの理由があります。第1に、様々な職務経験を持ち世代の異なる人々が集まる社会人大学院において、多様性を受け入れる素地を身に付け、多角的な視点と洞察力、分析力を養いたいと考えたこと。第2に、進学説明会に参加した折に教授から伺った「スペシャリストとスペシャリストを結び、戦略的構想を実現するジェネラリストのエキスパートを養成したい」という言葉が、自分自身が目指している姿と重なっていたこと。第3に、ビジネススクールといっても、ただ単に経済的合理性を追求するのではなく、社会と共に発展する企業と組織のあり方について、本質を追求しながら自由に研究できる雰囲気が、立教の建学の精神とそこに集う人々の中にあるように感じた為です。

本研究科で何が習得できたか、何を得られたか(知識、スキル、その他大学院生活から得られたもの)

海外の医療事情の調査研究を行う中で、急激な経済発展を迎えたASEANをはじめとするアジアの新興国・途上国の一般の人々が、医療インフラと人財、技術等の不足から厳しい医療環境に置かれていることがわかりました。これからの国際社会における日本の役割として、日本の医療の叡智を結集し、産学官の総合力で彼らに貢献できる分野の研究を進めました。本業を通じた社会貢献と双方向での事業の創出の可能性を提案すること、その研究と同時に、実務にも取り組みたいと、大学院在学中の2011年12月に友人の医師と共に株式会社Medi Legato(メディレガート)を創業しました。

Mediは「メディカル」Legatoは「結ぶ」「つなぐ」を意味します。医療とヘルスケアに関わる人と人の想いをつなぎ、医療の課題の解決に貢献したいという想いを込めました。

大学院での勉強は現在の仕事、今日のあなたにどのように役立っているか。

事業として海外の医療事情の調査、委託報告書の作成を行う時に、文献や情報の精査、分析の手法を学んだことが役立っています。

また、2013年にベトナム国立バクマイ病院で、日本の医療の専門家10人にご参加いただき、現地の医療者200名以上が参加する医療交流プロジェクトをビジネスデザイン研究科の先生方、修了生、院生と共に主催したことも「事業をデザインする」為の体系的な学びが大きく役立ちました。

今後のキャリアプラン、展望

大学院や研究機関など学術の場に身を置き、臨床現場の近くで医療の課題の研究と、政策立案・提言を行うと同時に、社会起業として、実践の場でもその課題の解決に取り組んでいきたいと考えています。