修了生紹介

鈴木 幹一さん(2010年修了)

鈴木 幹一さん

昭和54年(1979年)  株式会社読売広告社 入社
平成12年(2000年)  株式会社読売広告社 第六営業局第二部長
平成18年(2006年)  株式会社読売広告社 本社営業統括補佐
平成19年(2007年)  株式会社読売広告社 退社
平成21年(2009年)  エステー株式会社  取締役

大学院進学を決めた理由、動機

多様性、不確実性が増し、また変化のスピードも速くなっている状況の中で、如何に効率的マネジメントを行うかが、企業に求められている。何か新しい事業を考える際、従来の発想力・思考力・知識だけでは対応しづらくなってきている。これからの時代は、物事を多面的に見る力、柔軟な発想力、創造力、行動力、協調性、表現力、分析力さらには意思決定力、問題解決力、論理的思考力、仮説検証力を身につけることが、ますます重要度を増して行くであろう。ビジネスの現場では、常に新しい戦略を考え・実践していかなくてはならない。それを繰り返し実行する事が重要である。

以前より、自分を再発見する為に、一度最新の経営学や経営手法を、ゼロから体系的に学びなおす事の重要性を強く感じていた。また学ぶ場としての大学院のMBAに関心が高かった。その事が、大学院に進学を決めた主たる理由である。

Q 立教大学大学院ビジネスデザイン研究科を選択した理由

国内のMBAは、講義が全日の形態もあれは、平日夜間+土曜日という形態もある。また、プロフェッショナル指向の高い大学院もあれば、ジェネラリスト指向の高い大学院もある。さらには重点的に学ぶ領域も、経営戦略、アカウンティング、ファイナンス、マーケティング、グローバル、起業など、様々であり、各MBAとも独自性を打ち出している。その中で立教の特徴は、ジェネラリストのスペシャリストを目指している事、ビジネスを実践する為の創造力を高める事である。そこに興味を引かれた。また、授業領域、科目が幅広く、教授陣も多彩であり、さらに立地も良く、学ぶ環境としては最適であると判断し、立教を選択した。

本研究科で何が習得できたか、何を得られたか(知識、スキル、その他大学院生活から得られたもの)

立教では教授が、学問的側面からあるいは実践的側面から、また専門領域の知識だけではなく、問題解決力、論理的思考力、仮説検証力を高めることの重要性、さらには学ぶ事の楽しさ、研究の奥深さを非常に熱心に説いてくれる。難しい領域であっても、如何にわかりやく院生に理解させるか、創意工夫のある講義も多い。私は、ファイナンス、企業財務、アカウンティング、オペレーションなどの自分にとり不得意な領域を中心に履修した。全体的に講義内容のレベルは高いが、楽しく学びながら理解を深めることが出来、ビジネスの知恵を身につけることが出来たと思っている。また2年次の修士論文では、仮説を論証していく事がいかに大変か、その難しさを学んだ。

一学年90名と、他のMBAと比較すると大人数だ。講義・ゼミだけではなく、各種研究会、勉強会、セミナー、合宿なども活発に行われており、二年間で知り合う院生は数多い。年齢・職業も幅広く、また立場も経営者から一般社員まで幅広く、第一線で活躍している企業人が多い。中には、海外でいくつもの企業を立ち上げた経験のある院生や、地方から新幹線や飛行機に乗って学びに来る院生もいる。 

一般に企業組織は縦ラインが確立されているが、院生同士は年齢・役職・男女は全く関係のないフラットな組織だ。このようなフラットな組織の中に、多種多様なバックグラウンドを持ち、様々な目的意識、問題意識、将来ビジョンを持った院生が数多くいる。そのような院生達と行うグループワーク、ディスカッションは、常に前向きであり刺激的である。時には、授業終了後に、盃を交わし議論し続ける事もしばしばある。議論の中には、ビジネスのヒントになる事も多く、また創造力を掻き立てられる内容も多い。私にとり、2年間立教MBAで学んだ事・ご指導頂いた恩師の先生方・一緒に学んだ仲間は、かけがえのない大きな財産となっている。

大学院での勉強は現在の仕事、今日のあなたにどのように役立っているか。

MBAは、多様性、不確実性の高いビジネスシーンにおいて、様々な情報から複眼的に物事を判断し、最適な意思決定をするために何が重要か、またそれを実行していく為にどのような戦略・マネジメントが必要か、それを考え実践力を身につける学びの場である。それを実践すべく、日常的な各シーンにおいて、論理的思考、仮説思考を心がけている。

今後のキャリアプラン、展望

私は、博士課程前期課程(修士課程)を2010年3月に修了し、4月より博士課程後期課程(博士課程)で学んでいる。修士論文は企業財務分析の領域だったが、博士課程後期課程では、企業財務を基に経営組織領域、ガバナンス領域の研究をする予定である。修了後は様々な事にチャレンジしていきたいと考えている。