修了生紹介

井上 裕司さん(2004年修了)

井上 裕司さん

GBIキャピタル株式会社 ヴァイスプレジデント (社)日本証券アナリスト協会検定会員
2009年より中小中堅の食品加工業特化型バイアウト投資ファンドを運営するGBIキャピタルに参画し、事業承継、事業成長、事業再生といったニーズを抱える中堅中小の食品加工企業の開拓、投資実行、その後のバリューアップを行う。GBIキャピタル参画以前は、あさひ銀行(現りそな銀行)にて貸出業務を経験した後、ITベンチャーに転じて株式公開準備に関する全般を担った。その後、あおぞら銀行にてベンチャー企業投資及びM&Aアドバイザリー業務を行う。
2004年立教大学大学院ビジネスデザイン研究科修了、1995年慶応義塾大学法学部法律学科卒業。

大学院進学を決めた理由、動機

新卒で入社した銀行では、中小中堅企業向けの融資等の営業を担当し、多くの経営者の方々とお話していくうちに、単なる財務といったことでなく企業経営そのものに関心をもつようになりました。 

当時は、経営学に関する書籍を数十冊購読したり、ハーバードビジネスレビューを定期購読したりしていました。当初は雑誌や書籍から知識を吸収するだけで事足りていたのですが、次第に物足りなくなってきました。ビジネススクールで教員の方々から指導を受けたり、質疑を交わしたり、同じ机を並べる仲間とディスカッション等を行う中でより知識を深化させたいと思ったことがビジネススクールに進学したいと決めた動機です。あと付け加えるならば、平日夜間に大学院に通えるワークスタイルの会社に転職できたことも実際に進学を決断できた理由になります。

Q 立教大学大学院ビジネスデザイン研究科を選択した理由

銀行に籍を置き昼間働きながら、ということですので、
(1) 平日夜間及び土曜日の通学のみで修得が可能であること
を最低条件にビジネススクールを探していました。その中で幾つかの候補はあったのですが、立教のビジネスデザイン研究科は、
(2) 池袋が通勤経路上にあり、通学するのに便利であったこと
(3) 開講科目が多く、幅広い専門領域から自らの目的にあった科目を選択履修できることに魅力を感じたこと
(4) 1学年100名近い募集ということで、様々なバックグラウンドを持つ多くの知己が得られることが魅力に感じたこと
(5) 1999年から2000年にかけて池袋の支店に勤務しており、キャンパス周辺にも取引先があったこともあって、「立教」に対して親近感をもっていたこと
といった他のビジネススクールにはない理由もあって、ビジネスデザイン研究科に決めました。

本研究科で何が習得できたか、何を得られたか(知識、スキル、その他大学院生活から得られたもの)

大学院に進学したことで、最も得難いものは共に学んだ院生同士のつながりだと思います。MBA/修士の学位が取得できることを除けばビジネススクールという手段に頼らずともMBA的な知識やスキルは時間をつくる意欲次第でいつでも習得できるものだと思います。しかし、ともに学んだ仲間はその時間にしか得ることはできません。

特に私の場合、メーカー、小売、広告、医療等の業種で働いている友人は少なかったということもあって、それらの業種の院生の仲間の話は興味が尽きませんでした。業種に限らず、年齢や出身など様々なバックグラウンドをもった方々とつながりができたことはかけがえのないもので、今もこれからも私の財産です。

大学院での勉強は現在の仕事、今日のあなたにどのように役立っているか。

現在の仕事であるバイアウト投資は、そのアウトプットのすべてがビジネスデザイン研究科で学んだことが関連しているといって過言ではありません。その意味で、研究科で学んだことすべてが仕事に役に立っていると思います。 

しかし、これまでのビジネスキャリアを通じて培ってきたことも、ビジネスデザイン研究科で学ぶことの実践のようなものなので、ビジネスデザイン研究科での勉強それ自体が単独で現在の仕事に直接個別具体的に役に立っていると意識したことはありません。もしかするとビジネスデザイン研究科で学ばずとも現在の仕事は十分にできているのかもしれませんし、逆に研究科で学んだからこそというものは、実際はあるのかもしれません。自分自身よく分かりません。 

ビジネスデザイン研究科で学んだことは、ビジネスキャリア上の様々な蓄積と融合し、自分の血肉となっていて、いい意味で無駄になったことは何1つないと思っています。

今後のキャリアプラン、展望

これまでのキャリア同様、中小中堅企業やベンチャー企業にかかる経営課題を支援していきたいと思っています。自身のバックグラウンドは金融にあるので、金融的な側面から起業、事業計画作成、資金調達、M&A、内部管理体制整備など全般にサポートしたいと思っています。自分自身が独立して行うかは現段階では想定していませんが、独立して、自分の名前で仕事ができるぐらいのキャリアや実績を積んでいきたいと思っています。