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イベント情報

2012年10月13日 16日 19日
特別公開講座「中小企業のビジネスデザイン~中小企業とブランド戦略」(全3回)

場 所:立教大学池袋キャンパス

中小企業のビジネスデザイン

中小企業のビジネスデザイン

講座の目的 ~コーディネーターからのメッセージ~

本講座は、「中小企業のビジネスデザイン」を構築する柱の一つとして、ブランド戦略に焦点を絞っています。日本の中小企業は、製品や製造に関する技術水準の高さ、飲食・宿泊事業におけるサービスの質の高さには定評がありますが、そうした技術や質の高さを販売に結びつけるマーケティングに問題があります。とりわけ、製品・サービス等のブランドを育成できないために、グローバル化した市場において存在感を示せていません。こうした中小企業の実情に鑑み、中小企業のブランド育成について考える場をご提供したいと思います。

近年は、IT技術の発展により、中小企業が対象とするニッチ市場も、国内のみならず世界市場に広がっています。グローバル市場の中でニッチ市場を捉まえること、それは日本の優良中小企業の役割であり、世界に貢献するチャンスでもあります。そのためには、自社のコア・コンピタンスを認識し、その情報を世界に発信することで、自らのブランドを形成しなければなりません。

こうしたグローバル中小企業の活躍する場は、日本の一地方のままかもしれません。しかしながら、世界から注文を受けるブランド、世界中の人々が顧客になって地方企業を訪れるブランド、そのようなブランドを形成することができれば、グローバル市場のマス・マーケットで闘う大企業よりも魅力的な企業になると思います。本講座は、小売やサービス、製造、CSRなど、様々な観点から中小企業のブランドを考察する機会を提供しています。皆様とともに日本の中小企業のビジネスをデザインしたいと考えます。

立教大学大学院ビジネスデザイン研究科
教授 亀川雅人

ご挨拶
大同生命保険株式会社 企画部部長 谷中伸行氏  
大同生命保険株式会社 企画部部長 谷中伸行氏   ビジネスデザイン研究科委員長 廣江 彰
講義1 「中小飲食事業におけるブランド戦略」
講義1 「中小飲食事業におけるブランド戦略」   外食産業は多額の広告宣伝費を費やしてブランドを築き上げていますが、数年前から広告宣伝費総額とブランド・イメージの高さが比例しなくなるという問題が起きてきています。講義ではこの問題を採り上げ、考察しました。
講師
高城 幸司

人事戦略コンサルティングの株式会社セレブレイン代表取締役社長。

1987年同志社大学卒業後、リクルート入社。新規事業も情報通信からネットまで数々立ち上げる。1996年『アントレ』を創刊。事業部長と編集長を9年間歴任以後、人材ビジネスで転職事業の事業部長も経験。2005年独立。
営業の経験を生かした「営業マンは心理学者」は10万部を超えるベストセラーに、韓国・台湾を始め海外でも翻訳発売。<仮説力><キーマン営業>など最近話題の営業手法を数々提示。
ダイヤモンドオンライン「社長直伝 仕事の極意」
http://diamond.jp/series/takagi/10001/
日経ネット「企業を伸ばすための人材マネジメント術」連載http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/jinji/rensai/takagi3.cfm 著作は経営者の新しいキャリアを描いた「あなたの人生を大逆転する経営メンバーという生き方(東洋経済)」、営業の基本を学ぶ「売れ続ける営業の秘密がわかった(中経出版)」など累計20冊以上。

講義2 「B2Bビジネスにおけるブランド戦略」
講義2 「B2Bビジネスにおけるブランド戦略」   なぜ、中小企業のブランド構築という問題が重要視されるようになったのでしょうか。企業は品質やコスト競争力、デリバリーなどで一時的に差別化できたとしても、それだけでは、お客様との長期継続的な関係性を維持しつづけることは困難になっています。長期継続的な競争優位性を構築するためには、お客様との強い関係性が必要不可欠なのです。講座では、中小企業の特性をふまえて、持続的な競争優位性を維持・拡大していくための方向性をブランド戦略という文脈で検討しました。
講師
笠原 英一

立教大学大学院ビジネスデザイン研究科特任教授
アジア太平洋マーケティング研究所 所長

博士(Ph.D.)。専門領域は、産業財マーケティング、グローバル・マーケティング、ベンチャー・マネジメントなど。上記分野における理論研究を進める傍ら、戦略論、マーケティングをはじめ、研究開発、市場調査、消費者行動論、営業、財務、コミュニケーションなどを統合した機能横断的な問題解決アプローチによるコンサルティングを数多く手掛けている。著書・論文、実績等詳細についてはウエッブで。
http://seminar.aprim.jp/profile

講義3 「社長という個人ブランドがもつ財務経営力・資金調達力~最近の実例を交えて~」
講義3 「社長という個人ブランドがもつ財務経営力・資金調達力~最近の実例を交えて~」   「頑張っている、うまくいっているのに金融機関に企業の実情が伝わらない!」というご経験はありませんか?経営者の努力や自信はなかなか第三者には伝わりにくいものです。第三者に伝えるのが上手な会社とは、実は社長が自社を数字で語れる会社なのです。自社の数字を語れる社長自身がブランドです。自社を数字で語ることについて考察しました。
講師
奥澤 剛彦

税理士法人おくざわ会計 代表税理士

税理士法人トーマツで多くの法人・個人の案件を手掛ける。平成9年税理士事務所開設。平成17年「税理法人おくざわ会計」に組織変更。関与先企業内に業績管理(PDCA)体制の定着を支援している。社長とともに計画を策定。計画と実績の検証を毎月行う。問題点の発見・対策を検討する四半期ごとの「業績検討会」を実施。これらにより社長自身が数字を「読める・使える・見通せる」、金融機関などに「話せる」ようになる社長の財務経営力・資金調達力の向上支援には定評がある。TKC城北東京会中小企業支援委員会委員長。税理士会専門指導員、税理士会派遣講師。
おくざわ会計HP http://okuzawa.com
《TKC全国会》
TKC全国会は、租税正義の実現と関与先企業の永続的繁栄に貢献することを目的として結成された、わが国最大級の職業会計人集団(1万名 超の税理士・公認会計士のネットワーク)です。

講義4 「社長という個人ブランドがもつ財務経営力・資金調達力~最近の実例を交えて~」
講義4 「社長という個人ブランドがもつ財務経営力・資金調達力~最近の実例を交えて~」   今や、広告情報に関しては、毎日あらたに3000以上が生まれ、フェースブックに至っては1日で新聞の朝刊2万4千年分の情報が発信されています。企業であれ、製品であれ、明確な特徴とキャラクターをもったブランディングが必須になってきた理由です。どんな企業であれ製品であれ、もっとも効率よくブランディングを実現する秘訣について、講義しました。
簗瀬 允紀
講師

立教大学大学院ビジネスデザイン研究科元特任教授
味の素ゼネラルフーヅ株式会社元マーケティング部長・事業部長

味の素ゼネラルフーヅ(AGF)で「マキシム」、「ブレンディ」などのブランドマネジャー、マーケティング部長、家庭用事業部長を歴任、米国の親会社クラフトフーズ社、ドイツ、フランスの姉妹会社と共同事業の展開などを通じ欧米流のブランドマーケティングを習得。
1995年からデュポンに移り食品素材のマーケティングディレクターを務め、2006年より2011年まで立教大学大学院ビジネスデザイン研究科の特任教授としてブランドマーケティング論を担当。
現在、APU(立命館アジア太平洋大学)国際経営学部、国士舘大学で講師。マーケティングコンサルティングオフィス「ブランドアカデミー」主宰。
日本広告学会、ビジネスクリエーター研究学会会員

講義5 「中小企業のラグジュアリーブランド戦略」
講義5 「中小企業のラグジュアリーブランド戦略」   ラグジュアリーブランドが大事にしているものとは何でしょうか?これまで、日本でどのようにラグジュアリーブランドを立ち上げてきたか、ジョルジオ・アルマーニジャパン設立などの具体的な例をあげながら解説しました。
講師
井波 博

ブルガリ・ジャパン・リテール・ディレクター

1979年立教大学法学部卒業。卒業後、インターナショナル・サンモトヤマに入社し様々なラグジュアリーブランドを体得、1988年からジョルジオ・アルマーニジャパンの設立と同時に参加営業の統括ディレクターを務め、クリスチャン ディオール バイスプレジデントを経て2011年よりブルガリ・ジャパン・リテール・ディレクター。

講義6 「中小企業のCSRブランディング」
講義6 「中小企業のCSRブランディング」   今、中小企業にもCSR(企業の社会的責任)が求められています。本講座では、企業をとりまく社会的環境の変化を確認した上で、中小企業がCSRを遂行し、それをどのように取引やブランドにつなげていけば良いかについて、考察しました。
講師
高岡 美佳

立教大学大学院ビジネスデザイン研究科教授

博士(経済学)。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。専門は、流通システム論、企業間関係論。現在の主たるテーマは、フランチャイズビジネスと企業間関係の多様性。大阪市立大学経済研究所勤務を経て現職。『入門 現代企業論』(2004年 新世社 共著)など著書・論文多数。経済産業省、環境省、厚生労働省など各省庁の委員を歴任。株式会社ファミリーマート監査役(社外)。

講義7 「中小小売流通業のサービス戦略」
講義7 「中小小売流通業のサービス戦略」   小売サービス業は主に「有店舗」事業です。その店舗ブランドを「バナー」と呼びますが、ここには「バナーの方程式」というセオリーがあります。「店」と、そこに働く「人」という、顧客から「見えるもの」によって形づくられ、展開されていくバナー戦略を分かりやすく解説しました。
講師
結城 義晴

立教大学大学院ビジネスデザイン研究科特任教授
㈱商人舎 代表取締役社長

「商業の現代化」と「知識商人の養成」をライフワークにして、研究・執筆、言論・教育活動を展開中。小売業・流通業、サービス業、そして食品産業の経営戦略、イノベーション、ホスピタリティが主たる研究テーマ。(株)商人舎代表取締役社長。(株)商業界にて、編集長、取締編集統括、代表取締役社長を歴任後、(株)商人舎設立、現任。結城義晴のBlog[毎日更新宣言] URL http://www.shoninsha.co.jp/は2007年8月から毎日更新中。最新著書は、『1秒でわかる小売業界ハンドブック』(東洋経済新報社)『店長のためのやさしい《ドラッカー講座》』(イースト・プレス)。

コーディネーター
亀川 雅人

立教大学大学院ビジネスデザイン研究科教授

講師

経営活動全般の理論と実務を架橋する経営学者。ビジネスクリエーター研究学会の会長をはじめ、日本経営会計学会および日本ディスクロージャー研究学会の副会長、日本経営学会、経営哲学学会、経営行動研究学会、日本経営分析学会、日本財務管理学会等の理事を務める。著書には『大人の経営学ーMBAの本質に迫るー』や『10代からはじめる株式会社計画』、『資本と知識と経営者』などの平易な書籍の他、『入門経営財務』や『ファイナンシャル・マネジメント』などの教科書、そして『日本型企業金融システム』や『企業資本と利潤』などの専門書がある。その他、共著書や論文多数。博士(経営学)。

懇親会
懇親会   懇親会
ご参加ありがとうございました

本講座では、3日間にわたって、延べ200名近くの方にご参加頂き、活発な議論が交わされました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。各講座の内容を以下に簡単にご紹介いたします。また立教大学で皆様にお目にかかる機会を楽しみにしております。