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現代社会と〈私〉の関係を考える
ゼミは不思議だな、と思います。一年一年、学年によって、その雰囲気が違って独自のカラーができてくるからです。おとなしくてまじめ、はっちゃけていて楽しい、マニアックな方向に暴走する、抑揚もなく淡々と進む・・・などさまざまでけっして「同じ」ゼミにはなりません。それはある意味当然のことかもしれません。ゼミは一つの小さな社会であり、そこにどのような人々が集うかによって、その相貌をさまざまに変えるからです。

このゼミには、特に全体の共通テーマというものはありません。社会学理論や現代社会論、ジェンダー論の領域から広く文献を選び、それを共に読み、議論することによって、それぞれのゼミ生が、自分自身にとってもっとも切実な「問題」とは何かを発見し、その「問題」とどのように格闘したか、そこから何が明らかになったか、を最終的に卒論へと結晶させていきます。

自分自身にとってもっとも切実な「問題」は、私とは何か――私にとってなぜこれが「問題」なのか――を突き詰めて考えることによって、はじめて見えてくるものです。しかしそれは同時に、自分だけの問題だと思っていたものが、実は社会にいかに深く根づいたものであるかを知ることにも繋がっていきます。そしてそのためにこそ、たった一人で「考える」のでなく、ゼミという空間で他者とともに「考える」ことに意味があるのです。

ゼミ生の声

私は何故「ジェンダー」の勉強を始めたのだろう。改めて考えてみると、それは最も身近な社会学だと思い、その親近感から興味を持ったのでないかと思います。私だけでなく人間誰でも「男」とか「女」とかということを考えない日はないはずです。例えば、朝起きて鏡に映る寝癖のついた顔を見てどう感じるか。学校へ行く前の服選びでどう感じるか。教室でサークルで恋に落ちてしまう相手は誰なのか。普段何気なく過ごしている生活の中のほんの一部に過ぎないことですが、「これってどういうことなのだろう」と思ったことに少しでも「性」というものが関係していれば、それは立派なジェンダーの社会学です。

そして、「自分はこう思う」という考えが生まれると、それを他の人に伝えたくなるし、また他の人はどう考えているのだろうかと思います。そのような意見交換を思い切り出来るのがこのゼミです。「性」と聞くと少しドキッとしてしまうかもしれませんが、社会学の観点から読み解くと全くそんな風に感じなくなります。「性」について真面目に考えてみたいという貴方にオススメのゼミです。
(K.K)
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