立教大学社会学部社会学科は、1958年に開設された50年近くの歴史を持つ学科です。2006年4月、社会学科は大きくカリキュラムを改編し、まったく新しい学科としてスタートしました。ここでは、社会学科の特徴、社会学科でなにを学べるかを紹介します。
「社会学」を学ぶということ
私たちが作っている「社会」。その「社会」には、さまざまな「わからなさ」があふれています。私と他人がつくる関係は現在どうなっているのか。家族はどう変化し、ジェンダー間の関係、異なる世代間の関係はどう変わろうとしているのか。世界の変動のなかで日本はどのような位置にあり、どんな問題を抱えているのか。そしていま、自由で平等な社会はどうしたら実現できるのか。こうしたさまざまな「社会」のありさまは、とても複雑でつねに変動しています。「社会学」は、この社会の「複雑さ」と「わからなさ」を明らかにしようとする試みを続けてきました。小さな人間関係から大きな世界まで、人々が生きている現実をどう調べ、いかに考えればよいか、学問としての調べ方や考え方を作り上げてきたのです。
高校生のみなさんは、おそらくまだこうした調べ方や考え方を手にしていません。また、まだ「社会」のごく狭い現実にしか触れてこなかったのではないでしょうか。「社会学」は、もっと広い現実に近づくための入り口を、そして自分の力で深く考えるための方法を、みなさんに与えてくれると思います。
新しい「社会学科」がめざすこと
2006年4月、立教大学社会学科の教育体制は、大きく変わりました。新しい社会学科は、以上で述べた「社会学を学ぶこと」が可能にすることを、最大限身につけられるカリキュラムをめざしています。その特徴を、5つあげることにしましょう。
社会学の幅広い領域を、「理論と方法」「自己と関係」「生活と人生」「公共性と政策」「構造と変動」に分けました。小さな「社会」から大きな「社会」までどこからでも研究を始め、自由に視野を広げられる教育体系です。
1・2年は、「社会」への関心を広げ、「社会学」の調べ方・考え方を学ぶ教育を行います。ここで身につけた基礎をもとに、3・4年次では学生自身のテーマにそって専門的な研究を深める教育を行います。
社会を調べる方法を学ぶ社会調査系科目を充実させました。フィールドワークやアンケートなどの実習によって社会の現実に触れるとともに、「社会調査士」資格も無理なく取得できるカリキュラムになっています。
1・2年の基礎演習・専門演習1では高校までの「勉強」とは違う「研究」の姿勢を養い、3年の専門演習2、4年の卒業論文演習で自分のテーマを追求し卒業論文の完成にいたる、という少人数ゼミ教育を、これまで以上に重視します。
2006年度に4名、2007年度に2名の新任教員が他大学から着任しました。新しいスタッフ体制は社会学を学ぶのに、きわめて高い水準の環境となっています。各教員の研究テーマや著書などは、
教員プロフィールをご覧下さい。
立教大学社会学部社会学科は、こうした教育によって、社会に広く関心を持ち、自分で問題を設定し、深く考え、解決策を見出す能力を、学生が身につけることをめざしています。この能力は、卒業後、社会のさまざまな分野でみなさんが活躍するための大切な力になることでしょう(卒業後については、
卒業後の進路をご覧下さい)。
高校生のみなさんとここでともに学ぶことを、立教大学社会学科は、こころより歓迎します。
