築地をさまようことから
フィールドワークははじまる
私たちが思い描く「自然」や「環境」の姿は、現代社会の中に網の目のようにはりめぐらされた生産と消費のグローバルな関係の中で、わたしたちが、生まれ落ちた社会や文化を「どのように」受け止めながら「在る」のかを反映する鏡です。ゼミではその鏡の姿を描き出し、生態系と私たち社会の間の関係性はどのようにあるべきか、「食」を手がかりに考えます。
ゼミ形式でしか学べないことは数多くあります。問題関心を持ち寄り、本を読み、足を使って出かけ、また本に戻り、文章を書き、という一連の作業をつうじて、自分たちが主体的に動き、誰かと共に学ぶおもしろさを感じてほしいと思います。
福永ゼミのこと。
ゼミの聞き取り調査(箱根)
現在ほど環境問題という言葉が避けては通れない時代はないでしょう。さらに、一口に環境問題と言っても自然、温暖化、文化・・・など中身は様々です。
私たち福永ゼミでは、環境問題というものを主に「食」を切り口にして調査しています。人間にとって食とは当たり前で身近なものであるからこそ普段意識もせず口にしています。しかし、そこには隠された社会構造があるのではないでしょうか。一つの食を取ってみても、さまざまな人々、環境が複雑に関わって「食」を形成しています。
サケたち
また、フィールドワークではそれぞれが興味を持ったテーマを「食」を軸にして調査を行います。昨年(専門演習)は広島を訪れ広島特有の「食」や宮島などの環境を複合的に調査しました。事前の調査を含め、現地での聞き取り調査はゼミとして非常に有意義なものになります。
福永先生は学生と年齢が近いため学生との距離も近く、とてもフレンドリーな先生です。
ゼミの議論も生徒が主体となって意見を出し合い、先生が的確なアドバイスをくださり活発なものになっています。授業外でも飲み会など和気あいあいとしていて充実した学生生活が送れます。
3年 高木 祥士(ゼミ長)
私達福永ゼミは、自然との付き合い方や資源利用といったテーマを様々な角度から捉えようとすることで、広くそのテーマについての学習を行えるゼミです。また、ゼミ生一人ひとりが主役となり、自分の関心に基づきテーマを扱い研究を進めるため、より積極的かつ主体的に活動に取り組むことができます。その過程でお互いのテーマに思わぬ接点が見つかったときの驚きなど、自分の「興味」を様々なものと結びつけながら学んでいく楽しさや充実感を、このゼミならば得られると思います。
3年 稲垣 辰也
昨年の春、抽選で福永ゼミに決まったものの、環境問題にまったく関心のなかった私はどうしたものかと憂いていました。
しかし、「食」という切り口から環境を考える福永ゼミのやり方は、それまで遠かった私と環境問題との距離を縮め、リアリティを与えてくれました。
フィールドワークで行った宮島では、インターネットや文献ではわからない地元の声を聞き、現場に赴くことの大切さを実感することができました。また、自分で調査し、アポイントメントを取ったりと、少なからず自主性も養われたように思います。
ゼミの雰囲気も和気あいあいとしていて毎時間楽しみにしています。今では抽選に漏れて良かったと心底思っています。今年度は文章を書く力など、様々なことを吸収して身に付けていきたいと思っています。
3年 松井 夕佳