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立教大学 大学院社会学研究科

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政策研究領域
社会学における政策研究領域は、社会学の誕生以来、社会改革を目ざす社会学者の実践的関心に牽引され、重要な研究領域の一つとして発展してきた。社会学は社会問題解決の学問として確立されてきたともいえるのである。しかし、現在、社会構造や人々の意識は、グローバル化――かつてない規模やスピードで展開している人・資本・物・情報の国境を越えた移動――や情報技術革命、新自由主義、女性の労働市場への大規模の参入、少子化・高齢化などを背景に、大きく変化している。こうした変化は今までとは違う社会問題や社会的アジェンダを出現させ、既存の社会政策の再検討および新たな政策的アプローチによる対応を迫っている。政策研究領域では、家族・ジェンダー、労働・雇用、地域・都市、社会階層・格差、教育、人口、などの領域に生じている構造的変化や新しいニーズを把握し、これらの領域と政策との接点にいかなる問題が生じているか、さらに政策ニーズと実際の政策との相互関連性などを分析・考察していき、政策提言能力を持つ人材の育成に力を注ぐ。

政策研究領域専任教員/研究テーマ
*印のスタッフは、博士課程後期課程の研究指導は担当しません。


(2011年度研究休暇予定)

研究関心は、労働者の主体性・自律・エンパワーメント、そして産業民主主義システムにある。具体的には、いかなる企業経営システム下で、またいかなる労働様式下で、労働者は主体として権限をもちながら自律的に働くことが出来るか、について研究関心をもっている。また、多様な雇用システム下で、企業と労働者とのパワー関係はどのように変わっているのか、仕事と家族の接点の問題、すなわちワークとライフのバランス問題はどんな様相を示しているのか、などのテーマについて、近年のグローバル化の進展と新自由主義の普及に着目し、アメリカ、日本、韓国の比較を視野に入れて、研究している。

村瀬 洋一 准教授 /計量社会学・社会階層論

専門分野は計量政治社会学と社会階層研究である。最近の主なテーマは、民主主義社会における政治的影響力の不平等、人間関係の実証分析と各種の格差問題等。その他、社会構造の国際比較をしつつ、不平等に関する意識や社会の評価、参加行動、政治意識や権威主義、社会的地位の測定、環境意識と環境配慮行動などについて分析している。研究手法としては、統計的社会調査とデータ分析を重視している。ネットワークと社会意識に関して独自の社会調査を日本と韓国において行ったほか、中国や台湾、香港等における社会調査の実情を調べている。分析法に関しては、社会調査データに関する多変量解析の中でも、構造方程式モデル(SEM;共分散構造分析)やHLM(Hierarchical Linear Model)、ロジスティック回帰分析などを扱っている。

野呂 芳明 教授 /社会政策論・福祉社会学
(2011年度後期・2012年度前期長期海外出張予定)

主な研究分野としては、都市社会学、地域社会学、福祉社会学と呼ばれるエリア。より具体的には、都市社会のさまざまな生活場面で生成するニーズと地域政策・福祉政策などとの相互関連性に関する調査研究を行っている。たとえば、地域に暮らす高齢者のニーズと福祉施策の関連、まちづくりの活動と地域政治・行政との関連など。ここで展開される利害関係者間の討議や合意形成のあり方、帰結などについて、関連データの収集・分析とフィールドワークに根ざしながら、実証的に検討を進めている。それを通して、差異化・階層化に向かう都市空間の今後や戦略について見通していければと考えている。

西山志保 准教授/地域社会学、都市社会学

専門は都市社会学、地域社会学で、都市政策とコミュニティ・ガバナンスの国際比較を中心に研究を行っている。グローバル化の進展に伴う都市間競争の中で打ち出されている様々な都市政策が、コミュニティ形成に与えるインパクトを、国際比較の視点から研究している。とりわけ日本、ヨーロッパ、アメリカの現状をふまえ、福祉国家の転換や政治状況によって変化する都市政策を背景にして、ボランティアやNPO/NGO、社会的企業など市民社会組織が、行政と協働(パートナーシップ)関係を取り結びながら、どのように持続可能なコミュニティづくりに取り組んでいるのか、理論的―実証的に検討している。これらを通して、日本で"新しい公共性"の基盤づくりを促す都市政策とコミュニティづくりについての戦略とヴィジョンを示していくことを目指している。

香川 めい 助教 /教育社会学*

専門分野は教育社会学、特に学校から職業への移行(school-to-work transition)に関する領域を主たる研究分野としている。特に「新規学卒一括採用」という日本に独特とされる採用慣行に注目し、職業への移行に関する日本に特殊な構造を描きだすことを目指している。具体的には、この採用・就職慣行が人々の職業的キャリア形成にいかなる影響を与えてきたのか、そしてこの就職・採用慣行が歴史的にどのように形成され、変容してきたのかについて考察している。また、後期近代における個人化のプロセスが「就職」という場面においていかに現出したのか、「働くこと」の動機として「自己」はどのように参照されるべきものとして位置づけられてきたのかについても研究を行なっている。


政策研究領域開講科目

西山 志保 政策研究基礎論ジャンプ
西山 志保 政策研究特殊演習(1)ジャンプ
村瀬 洋一 政策研究特殊講義(3)ジャンプ
村瀬 洋一 政策研究特殊演習(3)ジャンプ
香川 めい 政策研究特殊演習(4)ジャンプ
野呂 芳明 政策研究特殊講義(5)ジャンプ
能見 貴子 政策研究特殊講義(6)ジャンプ
仁平 典宏 政策研究特殊演習(6)ジャンプ
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