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※社会学研究科以外の方も是非ご参加ください。
日時:3月3日(土)13:30~16:40(予定、休憩あり)
場所:12号館2階会議室
教員コメンテーター:生井 英考先生
| 発表者1 加藤 倫子(13:30~15:00) |
「戦後復興期における「保護観察制度」の成立をめぐって」 コメンテーター:野尻 洋平 更生保護制度は犯罪や非行をした者たちに、国家の責任において、社会の中で処遇を行い、罪を償わせる制度である。この制度における中核的な処遇の一つが「保護観察」である。保護観察にあたる処分は大正12年の旧少年法の施行時に導入され、昭和11年、思想犯保護観察法の制定時に「保護観察」として制度されてきた。この保護観察制度は制度化以来、名称の変遷や対象の変遷などをたどって、現在に至っている。本報告では、戦後復興期に焦点を当て、何に対する「保護/観察」として制度が立ち上がってきたかを、国会議事録(帝国議会会議録)とGHQの資料から明らかにする。 |
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| 発表者2 筒井 久美子(15:10~16:40) |
「東日本大震災災害ボランティアの魅力」 コメンテーター:前川 志津 東日本大震災が発生した後、多くのボランティアが支援活動を行った。しかし、その中には、それまでの仕事を辞めてボランティア活動に取り組む者や、大学の授業を休んで被災地へ通う者、さらには、休学をして被災地へ長期滞在する者までみられた。彼らは、なぜそこまでしてボランティア活動に取り組むのだろうか。今回の報告では、災害ボランティア活動への参与観察及び経験者へインタビュー調査を通して、この問いに迫る。 |
※社会学研究科以外の方も是非ご参加ください。
日時:1月13日(金)18:20~21:30(予定、休憩あり)
場所:12号館2階会議室
教員コメンテーター:木下 和寛 先生・松本 康 先生
| 発表者1 野尻 洋平(18:20~19:50) |
「監視社会と個人化」 コメンテーター:深田 耕一郎 本報告の目的は、監視社会を、初期近代から後期近代へという個人化の流れのなかに位置づけることである。監視社会についてはこれまでポストモダン論や統治論、リスク論、アーキテクチャ論などの角度から議論されてきたが、個人化論の観点から考察されたものはほかに類をみない。だが、さまざまな社会領域において生起する監視社会の諸特徴をみると、そこには社会構造の個人化という共通の背景を指摘することができるのである。 |
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| 発表者2 川喜田 尚(20:00~21:30) |
「テレビとプロ野球に関する研究―コミュケーションと市場形成の視点から―」 コメンテーター:村上 信夫 地上波のプロ野球中継は年々減少しているが、これはプロ野球人気の凋落を象徴する現象といえるのだろうか。2004年に日本ハムが本拠地を移した札幌と2005年に地元球団が誕生した仙台におけるプロ野球観戦とメディアに関する調査を通じ、メディアがプロ野球ファン市場形成に果たす役割や、テレビの野球中継やスポーツ情報番組が日常の人々のコミュケーションにどのように関わっているか等を考察した。 |
※社会学研究科以外の方も是非ご参加ください。
日時:12月10日(土)13:00~16:10(予定、休憩あり)
場所:12号館2階会議室
教員コメンテーター:松村 圭一郎 先生・奥村 隆 先生
| 発表者1 後藤 孝太(13:00~14:30) |
「夏目漱石の『道義上の個人主義』再考」 コメンテーター:筒井 久美子 本報告では、夏目漱石の晩年の思想である「道義上の個人主義」を再考する。夏目は小説家だけでなく、同時代の文明批評に関わった知識人でもあった。だが、こうした知識人としての夏目の思想は中心的に扱われず、さまざまな解釈がなされてきた。その最たるものが個人主義思想である。そこで夏目の講演録や評論を参照し、彼の社会認識を踏まえ、「道義上の個人主義」の全体像を提示することを試みたい。 |
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| 発表者2 チェッリ・クリスティアーナ (14:40~16:10) |
「福祉レジーム論の観点からみるワーク・ライフ・バランス問題――日本・イタリア・ドイツの国際比較」 コメンテーター:工藤 京子 先進諸国では、労働市場の変化や家庭内の様々な変容を背景に、近年、ワーク・ライフ・バランスという課題がますます注目を集めつつある。女性の就労率が増加してきたものの、多くの国で制度的・政策的対応が不十分なことによって、家庭と仕事の役割を両立しづらいため、少子化現象が引き起こされている。本報告では、福祉レジーム論に基づく比較研究に念頭を置き、「超少子化」の国と呼ばれている日本・ドイツ・イタリアにおける家族政策の特徴を比較しながら、特定の政策は役割両立度にどの影響を及ぼすか、明らかにする。 |
※社会学研究科以外の方も是非ご参加ください。
日時:11月11日(金)18:20~21:30(予定、休憩あり)
場所:12号館2階会議室
教員コメンテーター:関 礼子 先生
| 発表者1 工藤 京子(18:20~19:50) |
「家族を営むということ――母娘関係における女性の「生存戦略」」 コメンテーター:多田 はるみ 近代家族が普遍的な制度ではないことが明らかにされて以来、従来の「家族」の枠組みからはみ出すような試みがおこなわれてきた。女性が自身の母親との不和を表明することもそのひとつである。本報告では母娘関係を中心にすえた博士論文全体における問いと、先行研究の批判的検討をおこない、実施予定の調査概要を述べる。 |
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| 発表者2 前川 志津(20:15~21:40) |
「戦争体験者の生きる歴史――加害者としての語りと現実問題への態度」 コメンテーター:渡邉 典子 第二次世界大戦での苦難を経験した日本人は、日本人の加害者性が問題になっている現在の戦争の歴史をどのように生きているのだろうか。本報告では、ふたりの戦争体験者―シベリア抑留の体験をもつAさん(男性)と、東京大空襲の体験をもつBさん(女性)―へのインタビューから、日本人の加害者としての語りと、元アメリカ兵捕虜問題という現在進行形の問題に対する態度について考察する。 |
※社会学研究科以外の方も是非ご参加ください。
日時:10月14日(金)18:40~21:40(予定、休憩あり)
場所:12号館2階会議室
※通常と開始終了時間が異なりますのでご注意ください。
教員コメンテーター:小池 靖 先生・生井 英考 先生
| 発表者1 渡辺 浩平(18:40~20:05) |
「「同じ境遇」を忘れること――ネイティブ・アメリカン・チャーチにおける共同性の構築(仮)」 コメンテーター:齋藤 雅哉 現在、先住民組織やHIV患者などの自助グループ、エスニック・マイノリティのコミュニティなど、「同じ境遇」の人々が集うことが様々な地域において実践されている。本報告では、「同じ境遇」の人々が集い、束の間のコミュニティを形成するという現象について、アメリカ先住民宗教団体であるネイティブ・アメリカン・チャーチの宗教実践を事例として取り上げる。そして、「先住民」という境遇と宗教実践の場の生成との関連を検討する。 |
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| 発表者2 根元 慎太郎(20:15~21:40) |
「アメリカ先住民による高等教育機関「TCU」――教育の歴史と「自決」の背景から」 コメンテーター:大野 光子 アメリカ先住民による高等教育機関「TCU」の役割をめぐる言説は、先住民の学校教育に関する歴史的な蓄積の一部として論じられている。他方では1960~70年代の先住民による「自決」の背景から、社会運動の産物として捉えられがちである。いずれの課題にも関連するTCUの実態は、偏った視点では捉え切れない。したがって本報告では、教育史と「自決」の関係を相補的に再分析し、TCUおよび先住民社会における高等教育の必要性を再考する。 |
| 発表者1 矢吹 康夫(13:00~14:30) |
「優生手術をめぐる政治的無関心な語り――アルビノ当事者のライフストーリーから」 コメンテーター:前川 志津 1996年まで存在した優生保護法には、優生手術の対症疾患としてアルビノも含まれていた。本報告でライフストーリーを検討するアルビノ当事者の男性は、一貫して恵まれて育ったと強調した。だが、彼が1970年代に自らの意志で選択した優生手術経験を語るにあたっては、沈黙や矛盾や迂遠な説明がともなっていた。本報告は、彼の正当化の語りを修正優生学的な言説に回収せず、政治的主体になることを回避する実践として解釈する試みである。 |
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| 発表者2 遠藤 智世(14:40~16:10) |
「自治体における政権交代の要因と意義――レジーム概念による千葉市政権交代の考察――」 *学会形式でのご報告となります。 本報告の目的は、千葉市で起きた政権交代の要因と意義をレジーム概念をもちいて検証することである。そこで、権力概念であるレジームを、「統治の決定をし、実行することが可能になるよう、公的団体と私的利害がともに機能する非公式の取り決め」(Stone 1989)としてとらえ、千葉市におけるレジームを構成する。その結果、政権交代の要因のみならず、自治体としての体質の転換期にあることをも示すことが可能であった。 |
| 発表者1 多田 はるみ(18:20~19:50) |
「田中美津の「自立」論―「女」の使用法をめぐって」 コメンテーター:筒井 久美子 本報告では、日本における第二波フェミニズムの端緒となった70年代初頭のウーマン・リブ運動が、女性の(性的)自立を目指した運動であったと仮定し、その原動力をウーマン・リブ運動の中心人物であった田中美津の著作および田中の影響を受けた運動体の通信を通じて考察する。その際、近年のフェミニズムにおいて争点となっている「女」という語を、どのように田中が使用したのかを主要な論点とする。 |
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| 発表者2 片桐 正善(20:00~21:30) |
「カテゴリー、スペクトラム、概念――自閉症と知的障害に関する名称変更の比較的考察」 コメンテーター:深田 耕一郎 「自閉症について何かを語るときには、常にその概念の変遷から始めなければならないという不幸をこの病態は背負っている」(杉山登志郎)が、「自閉症」の概念ではなく、自閉症の「概念」へと遡るならば、「自閉症という発達障害のもつ深さを意味するもの」が現われる。報告では、自閉症とその近接領域にある知的障害という二つの障害の名称変更の歴史を比較検討することにより、障害概念の持つ可能性の一端に迫りたい。 |
| 発表者1 遠藤 智世(18:20~19:50) |
「統治構造の変容過程にかんする一研究――レジーム概念による千葉市政権交代の考察」 コメンテーター:巫 坤達 本報告では、自治体における政権交代の要因を、レジーム概念をもちいて明らかにする。事例とした千葉市では、2009年におこなわれた市長選挙において、“政権交代”が起こった。そこで、歴代市長が、いかなる公的あるいは私的な個人や団体と関わりながら市政運営を担ってきたのかということを調査・分析し、そこからレジームを推測した。加えて、レジームの変遷から自治体としての千葉市の特徴を検討し、将来への展望を考察する。 |
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| 発表者2 大野 光子(20:00~21:30) |
「日本における外国人居住者の「統合」の在り方とアイデンティティポリティクスの研究」 コメンテーター:前川 志津 法務省入国管理局の報告によると、2009(平成21)年末、日本における外国人登録者数は、218万6,121人で、前年に引き続き過去最高を記録している。また、このような人たちのさらなる増加と定住化も指摘されており、日本社会において彼/彼女らを地域住民としていかに「統合」していくかが、重要な課題である。このことを、外国人住民のアイデンティティの主張であるアイデンティティポリティクスとの関係において考察する。 |