| 発表者1 西口 里紗(13:00~14:30) |
「結婚移民の機能―日比国際結婚における承認と再配分の矛盾」 |
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| 発表者1 岸下 卓史(18:10~19:40) |
「先住民アイデンティティに移民が及ぼす影響に関する実証的研究――ミルパ・アルタ地域を事例に(仮)」 コメンテーター:三田 知実 報告者は、2008年度から2009年度の初頭にかけて、メキシコ先住民の起源を持ち、その伝統を色濃く残すメキシコ市の一角、ミルパ・アルタという地域でフィールド調査をおこなってきた。本報告では、現地で得たデータと先行研究を基に、モダニティの影響が徹底した地域における先住民アイデンティティを、移民先住民の当地域への流入という文脈で、探究することを目的とするものである。 |
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| 発表者1 山口 塁(13:00~14:30) |
「『雇われない、雇わない』働き方から見えるもの」 コメンテーター:巫 坤達 仕事世界において進行するフレキシブル化により、労働者は多様なニーズにあわせて働くことが可能になると同時に不安定さとどう折りあいをつけるのか、という問題に直面することになった。こういった問題は日本では特に若年層の雇用・就業問題のなかで顕在化することになる。 本報告ではまず、こうした変化のなかで論じられた新しい労働志向や労働者像に注目し、その整理をおこなう。次に、日本での若年層の雇用・就業にかんする議論について、特にそれを社会全体の問題として捉えようとするものを中心に整理・検討する。そういった作業を踏まえたうえで、「雇われない、雇わない」働き方を実践する者を調査対象とすることの意義を最後に明らかにしたい。 |
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| 発表者2 佐川 佳南枝(14:40~16:10) |
「戦争の記憶が語られる場―戦争を語り合う認知症高齢者たちの語りあいから(仮)」 コメンテーター:齋藤 雅哉 認知症の高齢者たちが戦争の記憶を語り合う座談会における参与観察から、なぜ戦争の話題で彼らは盛り上がるのか、その人固有の記憶や集合的記憶がどのように語られ形成されていくのかを明らかにし、構築主義的記憶論では捉えられない記憶の様相や人間像の提示を試みる。 |
| 発表者1 池上 賢(18:15~19:45) |
「ライフストーリーに見るマンガ経験の位置づけ」
本報告では、筆者が行ったマンガに関するライフストーリー・インタビューデータの分析を行なう。これまでの分析では、マンガ経験を語る中で自己呈示が行なわれ、その中でマンガに関する談話が重要な役割を果たすことが明らかにされている。以上を踏まえ、本報告では6人のデータを分析し、彼らのライフストーリーの中で、作品のストーリーなどが、どのように解釈され、どのような存在として位置づけられているのか考察する。
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| 発表者2 野尻 洋平(19:55~21:25) |
「監視社会における近代的個人の変容――D.ライアンの『キリスト教的主体』を中心に」 コメンテーター:加藤 倫子 本論の目的は、監視社会における「近代的個人」の諸側面(主体・自己・人格)と、そこから導出される規範的な社会理論について主題的に検討することである。その方法として、まず監視社会論の代表的論者であるD.ライアンの議論を理論内在的に再構成し、つぎにこれと対比的に位置づけうると考えられるいくつかの議論を外在的に比較する。これらの作業によって、ライアンをはじめとする論者の思想的・方法的背景や、その規範理論的な側面から、監視社会における「近代的個人」をめぐる共通の論点を明らかにすることが本論の課題である。 |
| 発表者1 前川 志津(13:00~14:30) |
「『民間外交』による戦後和解――アイデンティティ問題の視点から」
近年、戦後和解による戦争問題解決が活発に論じられるようになったが、行為/責任主体はかならずしも明確にされていないことが多い。本報告では、戦後和解の主体を「国家」「民間団体」「個人」の3レベルに区別し、民間団体レベルの戦後和解実践の可能性と問題点に焦点をあてる。そして、「民間外交」とよばれる英国におけるふたつの事例を概観しながら、これまであまり論じられてこなかったアイデンティティを戦後和解の問題として設定する意義について考察する。
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| 発表者2 加藤 倫子(14:40~16:10) |
「『生活の継承』と『自己の維持』のせめぎあい――ある限界集落にみる社会性」 コメンテーター:野尻 洋平 本報告では、個々人の、「生命=生活life」の継承と「自己self」の維持とのせめぎあいがどのように調停されているのかという問題設定のもと、その調停のされ方の諸相を描き出すことをめざす。具体的な考察の手がかりとして、昨年限界集落でおこなった4名へのインタビュー・データを用いる。4名は世代やジェンダーが異なるものの、彼・彼女らの語りからは、既存の限界集落についての研究ではとらえられてこなかった、集落の存続・労働力の再生産からの退却をみることができる。すなわち、集落内の共同体規範をつよく意識しているはずの高齢者たちが、彼・彼女らの生活の基盤である「集落の生活」の継承を直接には志向せず、「個々人の生活」の維持を志向する様子がみられた。 |
| 発表者1 巫 坤達(17:00~18:30) |
「A・グラムシの「ジャーナリズム」論をめぐって―『獄中ノート』の諸覚書から―」
本報告では、アントニオ・グラムシの『獄中ノート』における「ジャーナリズムに関する覚書」を検討する。まず、“ジャーナリズム”に直接言及している箇所では、「標準型雑誌」、「総合的ジャーナリズム」について論じる。次に、『獄中ノート』における最も重要なテーマである「知識人」、「現代の君主=党」、そして、「アメリカニズムとフォーディズム」という覚書に内包される「歴史的ブロック」と「陣地戦」を検討する。さらに、グラムシの思想方法である「実践の哲学」を窺うことになる。最後に、これまでの検討を集約し、「方法としてのグラムシ」が今日のメディア社会学に与えうる可能性を示唆したい。
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| 発表者2 村上 信夫(18:40~20:10) |
「不祥事史における“1991年論”“2000年論”」 コメンテーター:前川 志津 報道において、「不祥事」という言葉は、1970年代、全国4紙合計でも数十件だったものが、1991年、一気に7000件を超え、以後、「不祥事報道」は拡大する。次に急増するのは2000年で、この時、2万件を超える記事が確認できる。以後、2000年代は、年間2万件前後の「不祥事報道」が行われるのである。本報告は、不祥事報道の歴史的俯瞰の中で、91年、00年に何が起こり、それをどう位置付けるべきかの考察である。 |
| 発表者1 深田 耕一郎(18:15~19:45) |
「戦後日本における「介護の社会化」要求の生成 介護保険法が施行された2000年以降、介護を家族から外部化し、公的主体が対価を支払う制度としての「介護の社会化」がすすめられている。このアイデアの嚆矢は、1970年代における全身性障害者の公的介護保障要求運動に求めることができる。 |
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| 発表者2 矢吹 康夫(19:55~21:25) |
「普通じゃない私の普通の生活 ――アルビノ当事者のライフストーリーと障害学研究の射程」 コメンテーター:新井 かおり アルビノとは、全身のメラニン色素を作れない常染色体劣性の遺伝性疾患である。症状が悪化せず、生死に直結せず、日常的な通院・介護も不要で経済的負担も軽微なアルビノ当事者にとって、社会問題化に志向する言説はときとして抑圧的に働く。 |
| 発表者1 三田 知実(18:15~19:45) |
「グローバルな消費下位文化生産の場における差異化ゲームの戦略拠点――消費下位文化のグローバリゼーション――」 グローバル経済の発達による先進諸国各都市の産業構造の変容は、空間構造を変容させた。とくに1990年代以降、都心地域の衰退傾向にあった大規模商業施設集積地周辺部が、消費下位文化実践地域に変容してきたのである。 |
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| 発表者2 渡邉 典子(19:55~21:25) |
「宗教の現代的諸相」 コメンテーター:加藤 倫子 日本の1970年代に「宗教ブーム」(島薗 2006:227)という現象が起き、この背景には、多くの新しい教団の誕生があったという。それらの先駆けはGLA総本部であり、その影響をうけて誕生した教団は、阿含宗、幸福の科学、千乃正法会などである。 このように新新宗教へ大きな影響を与えたGLA総本部を調査し、教団の歴史や組織、掲げる理念や行・会員のライフスタイルや集いの様子などを概観してみたい。 |