2018/10/31 (WED)

理学部物理学科の小林努准教授が西宮湯川記念事業「第33回西宮湯川記念賞」を受賞

キーワード:研究活動

OBJECTIVE.

理学部物理学科の小林努准教授が、西宮湯川記念事業の「第33回西宮湯川記念賞」を受賞しました。

西宮市では、理論物理学分野における研究者を奨励するため、若手研究者(40歳未満)の顕著な研究業績に対して、西宮湯川記念賞を贈呈しています。
平成30年度は全国から18件の推薦があり、西宮湯川記念賞選考委員会および西宮湯川記念事業運営委員会での審査の結果、小林努氏が受賞者に選ばれました。記念賞贈呈式は2018年12月8日に行われます。

宇宙初期にインフレーションと呼ばれる急激な空間の膨張が起こったことはほぼ確実と考えられていますが、今回受賞の対象となった研究「最も一般的なインフレーション宇宙論の構築」では、そのようなインフレーション宇宙を記述するきわめて一般的な理論的枠組みを構築し、インフレーションが起こるための条件や、観測との比較を効率よくおこなうための一般公式を導出することに成功しました。

これらの一般公式により、これまで個別に議論されていた様々なインフレーションモデルを包含するようなモデル空間を連続的に取り扱うことが可能となり、宇宙論的観測によってインフレーションモデルを絞り込む上での統一的な枠組みを与えるものとしての業績が高く評価され、今回の受賞に至りました。

コメント 

COMMENT

理学部物理学科准教授小林 努

非常に名誉ある賞をいただき、光栄です。理論物理学の全分野を対象とする賞で、宇宙物理分野からは8年ぶりの受賞ということですので、「宇宙の研究に強い立教物理」のアピールになるのではないかと思います。
昨今は大学教員が研究に割く時間がどんどん減っていると言われていますが、そのような中でも立教大学には研究活動をサポートしていただき、感謝しています。今後も、優れた研究成果を挙げること、大学院生を次世代の研究者として育成することを何よりも重視し、研究と教育に力を注いでいきたいと考えています。