2018/10/16 (TUE)

文学部文学科英米文学専修の小椋道晃助教の論文が日本アメリカ文学会「第9回新人賞」を受賞

キーワード:研究活動

OBJECTIVE.

文学部文学科英米文学専修の小椋道晃助教の論文が日本アメリカ文学会「第9回新人賞」を受賞しました。

日本アメリカ文学会(The American Literature Society of Japan)は、アメリカ文学の研究を行い、その成果の発表を通じ、内外学会との交流をはかることを目的とした学術団体です。

新人賞は、学会の機関誌である『アメリカ文学研究』(和文号)および The Journal of the American Literature Society of Japan(英文号)に採用された論文の中から、年齢40歳未満の執筆者による最も優秀な論文に対して毎年授与されるものです。

小椋助教の英語論文、“Dreaming the Remotest Future: Hermeneutic Friends in Thoreau’s A Week on the Concord and Merrimack Rivers”は、19世紀半ばを生きたアメリカの作家ヘンリー・ソローの作品のなかで語られる友情論を、彼の読書論と結びつけて読み解いたものです。そして、ソローが、同時代の読者に向けてというよりも、時間を隔てた遠い未来の友人を夢みて自らの作品を紡いでいたことを明らかにしました。

なお、授賞式は10月6日に執り行われました。

コメント 

COMMENT

文学部文学科英米文学専修助教小椋 道晃

このたび、アメリカ文学会新人賞という名誉ある賞を賜り、とても光栄に思います。

ソローの作品が遠い未来の読者を夢見るという、伝達の究極的な「遅さ」に寄り添うことは、メールやSNSの発達にともない、何もかもがスピード重視で伝えられる社会からは逆行したふるまいのようにも思えます。が、時代も国も異なる文学作品と向きあう私たちの読書とは、そのような遠い声にじっくりと耳を傾けるいとなみであると信じています。

この場をお借りして、日頃よりご指導、ご支援いただいている本学教職員の皆様に心より御礼申し上げます。今回の受賞を励みに、今後も研究に精進して参りたいと思います。