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アポロ16号以来、42年ぶりにジオコロナ全体の撮影に挑む
理学部亀田研究室が「PROCYON」に搭載される望遠鏡「LAICA」を開発

2014.12.03

立教大学理学部の亀田真吾准教授と研究室の学生を中心に、東京大学、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共に開発した望遠鏡「Lyman Alpha Imaging Camera」(以下 LAICA〈ライカ〉)が、12月3日(水)に「はやぶさ2」とともに宇宙に打ち上げられる予定の超小型深宇宙探査機「PROCYON(プロキオン)」に搭載されます。

LAICAは、地球の周りを広くおおっている水素の層「ジオコロナ」を深宇宙空間から撮影することを目的に開発された望遠鏡です。望遠鏡の設計・組み立てから、ロケット発射の衝撃や探査機内で想定される温度変化に対する耐久性を確認する実験まで、亀田研究室の学生が中心となり実施。望遠鏡開発の計画開始から、わずか半年で完成させました。望遠鏡はガラス鏡と金属の構造体で構成されており、宇宙でも使えるようにするためには特殊な接着技術が必要です。今回、本学の実験室内で新たに接着方法を開発し、ロケットの打ち上げや宇宙の環境に耐えられる望遠鏡を完成させました。

ジオコロナの観測は近年でも行われていますが、数万kmまで広がるジオコロナの全体像を得るためには地球から遠く離れる必要があります。「PROCYON」は地球から十分遠くまで離れることができるため、今回LAICAによるジオコロナの撮影が成功すれば、1972年のアポロ16号以来、42年ぶりに新たに撮影されることになります。また、アポロ16号では継続観測が行えませんでしたが、LAICAでは継続観測が行えるため、時間的な変動を捉えることにも挑む予定です。さらに、これまでの観測用カメラより、低コストで製作できるLAICAがジオコロナの撮影に成功すれば、機材の開発のコストダウンにもつながると考えられています。

望遠鏡を開発している様子

完成したLAICA

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