立教大学大学院|法務研究科

法律基本科目|民事法

民法、商法、民事訴訟法を手厚く学べるカリキュラム。
研究者と実務家による協同授業が充実しています

立教法科大学院では、1年次(3年標準型、以下同様)に民法を手厚く学べるように、講義科目6科目と演習科目2科目を設置しています。2年次には、民法の演習科目が2科目あり、いずれも研究者教員と実務家教員の協同によります。例えば、「民事法演習(3)」では、近時の重要な最高裁判例を第1審から要件事実に着目しながら分析したり、複雑な仮設事例問題を多角的に分析することで、知識に深みと幅を持たせていきます。そのほか、「民事法の現代的課題」「家庭生活と法」といったアドバンスな科目もあります。
2年次になると「商法」を学びます。特に会社法については、学ぶべき条文や判例などが多いため、時間をかけて講義をしていきます。3年次の「民事法演習(4)」では、習得した商法の知識を、事案に応じて正確に運用していく力を身につけてもらいます。また、ビジネス法務の世界で活躍されている実務家教員による「商取引と法」という科目もあります。
民事訴訟法は、民法や商法などの実体法の権利の存否をめぐって、私人間で争いが起こったときに、その解決に向けた手続ルールを定めたものです。そのため立教法科大学院では、民法に関する基礎的な知識を得た上で民事訴訟法を学べるようにカリキュラムを組み、民事訴訟法の授業は1年次秋学期の「民事手続法概説」から始まります。
2年次春学期の「民事手続法」では、判決手続における重要論点について検討し、民事訴訟法の理解を深めます。併せて、原告と被告の主張・立証の内容をなす要件事実について理解する「民事法演習(5)」の履修を通して、実務で生かせる知識へと発展させていきます。2年次秋学期の「民事法演習(2)」では、判決手続に関する実践的な設例を通して応用力に磨きをかけます。3年次春学期の「民事法発展演習」は、民事訴訟法の基礎知識を再確認することを目的にしています。
民事法(民法、商法と民事訴訟法)の総まとめとなるのが、3年次秋学期の「民事法演習(6)」です。民事実体法と手続法が民事紛争の解決にどのように活用されるのかについて、司法試験レベルの事例問題の検討を通して理解し、法律実務に対応できる完成度の高い思考力の枠組みを形成します。

民事法科目
民法(1)、民法(2)、民法(3)、民法(4)、民法(5)、民法(6)、民事法基礎演習(1)、民事法基礎演習(2)、商法(1)、商法(2)、民事手続法概説、民事手続法、 民事法演習(1)、
民事法演習(2)、民事法演習(3)、民事法演習(4)、民事法演習(5)、民事法演習(6)
【関連科目】
◎選択科目Ⅱ(実務演習科目) 民事実務演習
◎選択科目Ⅱ(発展演習科目) 民事法発展演習
◎選択科目Ⅱ(特殊講義・演習科目) 商取引と法、家庭生活と法
授業紹介
前田陽一教授
民事法演習(3)
担当教員(左)黒松 百亜 法務講師
担当教員(右)前田 陽一 教授

「民事法演習(3)」は、1年次の「民事法基礎演習」で取り上げた判例よりも、複雑な事実関係を含むものを題材にして、民事実体法と要件事実を関連させて双方の理解を深めることを狙いにしています。そのため、司法研修所教官補助経験も持つ黒松百亜・法務講師と授業を運営しています。
授業で取り上げるテーマは、法律行為、所有権、債権者代位権、請負、賃貸借、不法行為などですが、授業では条文や原理・原則などの基本的な知識を再確認しながら、それを応用できる力に発展させることを重視しています。法律実務家にふさわしい筋道の通った法的思考力と新しい法律問題でも解決できる力の基礎を築くことができます。

このページの先頭に戻る

授業紹介
安達栄司教授
民事法演習(2)
担当教員(左)安達 栄司 教授
担当教員(右)吉田 大輔 法務講師

2年次秋学期の「民事法演習(2)」は、「民事手続法」での研究成果を踏まえつつ、民事訴訟法(裁判手続)に関する実践的な設題の検討を通して、幅の広い知識と思考力を得ることができるようにしています。
授業で取り上げるテーマは、集団訴訟、処分権主義、弁論主義・自白、立証活動、事実認定の基礎、既判力、訴訟継承などで、各テーマに関わる条文、基本原則、判例規範の理解を深めながら、円環構造になっている民事訴訟法の全体像もしっかり理解することができるようにしています。授業は、レジュメの設題について検討してきたことの発表を基にした質疑や議論形式とし、吉田大輔・法務講師と共同で運営をしています。

このページの先頭に戻る

授業紹介
難波譲治教授
民事法基礎演習(1)(2)
担当教員(左)横山 佳純 法務講師
担当教員(右)難波 譲治 教授

「民事法基礎演習(1)(2)」は、1年次の春学期と秋学期(3年標準型)に配置されている演習科目で、講義形式の「民法(1)(2)」で学んだことについてフォローアップしつつ、民法が実際の裁判でどのように適用されるのかについて理解することで、講義で身につけた知識を定着させることを目的にしています。特に、民法は法律の基礎的な概念を学ぶ上での基礎であり、重要な法分野である一方、民法が扱う範囲は広いだけに、立教法科大学院では未修者向けの教育を手厚くするために「民事法基礎演習(1)(2)」を設置しています。さらに、民法の重要な基礎理論や規範と結びつきの高い判例を題材にして、その第一審から最高裁判決までの原文を精読する授業形式にしているため、民法だけではなく、訴えの提起をはじめ訴訟進行についても理解できるようにしています。未修者でも無理することなく、民法と民事訴訟法といった民事法の全体像をつかみながら、民法の各論も理解できるのが特色になっています。
授業は、弁護士資格をもつ法務講師とのペアで運営し、理論と実務の両面を学べるようにしています。判例を精読していく上では、条文の解釈と適用方法の妥当性の検討、基本原理や原則の確認を理論と実務の両面から行っているため、民法の基本と法的思考力の基礎を固めることができます。

このページの先頭に戻る