現代心理学部全体について
心理学科について
映像身体学科について
A 現代心理学部は、<心>、<身体>、<映像>をテーマとして21世紀の人間学を追究する学部です。この学部では、心と身体とその周りの環境がお互いに影響しあって、一人ひとりの「人間」が形成される、というとらえ方をします。つまり、「人間」を知るために、その<心>だけではなく、<身体>、つまり<からだ>と、それを取り巻く環境のなかで重要なものの一つである<映像>についても追究しよう、ということです。そして、そのために、実験や制作・パフォーマンスを重視した体験型の授業を積極的に取り入れます。
A 総合展開科目は、心理学科、映像身体学科の2学科が、互いの融合をはかることを目指して開講される科目です。具体的には、心理、身体、映像に総合的に関わる<融合領域>、認知科学を中心に現代の心理学の成果を学ぶ<認知行動領域>、また身体と映像をめぐる思想や芸術表現などを扱う<表現思考領域>の3領域からなります。さらに、1年次前期に必修科目として設けられた「現代心理学入門」では、複数の教員によるリレー講義を通して、<現代心理学とは何か>を基本から明快に説き明かします。
A 心理学科のカリキュラムには、三つの大きな柱があります。一つ目は、心理学の基礎領域(実験を中心とした科学的方法で心の法則を探る)、二つ目は、応用領域(発達、社会、産業心理学など、現実生活への心理学を応用する)、三つ目は、臨床心理学領域(心身の健康促進、援助を探求する)です。この三本柱の境界領域として、近年、注目されている認知心理学、応用行動分析、心身医学といった領域を新たに展開します。すなわち、最新のアプローチで人間の<こころ>と<からだ>の関係について学ぶことができます。また、学部共通科目では、<身体>、つまり<からだ>と、人間の<こころ>に大きな影響を与えている映像と心理の関係についても学ぶことができます。
実験室などの施設に関しても、新座キャンパスでは充実した設備を備えています。
A 実証的、科学的な思考・方法の学びによって、客観性、論理性をもつ人を育てると同時に、人間学的、臨床的な視点・姿勢の学びによって、豊かな共感性、人間関係をもつ人を育てます。
A 認知心理学、比較認知心理学、学習心理学、知覚心理学、応用行動分析学、発達心理学、社会心理学、臨床心理学、コミュニティ心理学、産業心理学、精神医学などです。
A 人はどれほど物事を一度に覚えられるか、どれほど環境を正確に見ているかといった記憶や知覚などの実験の他、身体の生理的反応や知能や性格の検査にいたるまで、興味深い内容が幅広く含まれています。
A 授業用の実験室が15室、その他、ハトやリスザルの実験室や、行動観察や心理相談のための部屋など、充実した施設を備えています。
A 心理学の知識や技術を活かした幅広い進路が想定されます。たとえば一般企業における商品開発や人事関係の職種、公務員の心理職などが考えられます。また、臨床心理士や研究者になるための大学院進学などの道も考えられます。
A 臨床心理士は精神的に悩む人たちの相談に応じ、援助すると同時に、心の健康を促進する心の専門家です。この資格試験を受験するには、日本臨床心理士資格認定協会の指定を受けた大学院修士課程(博士課程前期課程)の修了が必須です。
本学の大学院現代心理学研究科臨床心理学専攻は、第1種指定大学院の認定を受けています。
A 研究者として将来性が認められる学生は大学院(現代心理学研究科心理学専攻、臨床心理学専攻)への内部推薦入試を受けることも可能です。内部推薦入試は、本学心理学科で基準以上の学業成績を修めた者が、教員の推薦を得て受験できる、筆記試験を免除した入試です。
A 映像と身体を中心テーマとして学んでいくのがこの学科の特色です。密接に関わりあっている<こころ>と<からだ>、その両方に強い影響を与えるのが環境です。特に、現代に生きる私達にとって、テレビや映画、インターネット、写真などの映像は、最も影響力のある環境の一つといえます。本学科では、すべての学生が身体学と映像学の基礎を学びます。人間のからだを映し出すのが映像なら、その映像を見て何かを感じるのもまた人間のからだです。両者を切り離すことなく考えようという視点から生まれたのが「映像身体学科」です。
A 映像と身体に関する哲学、社会学などの専門家以外に、プロの映画監督、舞踊家、演出家などが教授陣に加わります。専門分野には、映像身体論、身体哲学、身体社会論、アジア身体論、身体表現論、映像哲学、映像社会論、映像表現論、映像マネジメント、広告論、知覚心理学、比較認知心理学などがあります。
A 映像と身体にかかわる理論および技法を総合的に身につけ、しなやかな発想と行動力をもって、21世紀の知的、芸術的活動を推進する人材を養成します。次の時代へ引っ張っていく発想力、構想力を身につけることを目指します。
A 芸術的な要素を多く含んだ授業もありますが、本質的な学問系列でいえば、本学科はずばり人文系と言っていいでしょう。この学科のカリキュラムに映像制作やダンス、演劇などがあるのは、そういう創造的な技法を体験しながら、人間とは何か、人間に何ができるか、をとことん追求するためです。その結果、映像身体学科から本格的なアーティストが誕生すれば、それは素晴らしいことです。
A 専門展開科目の中に、ワークショップという形式の授業があります。この学科では、身体と映像とを単に机上の理論的問題とするだけでなく、それらを知覚、思考、表現の素材として駆使する技法をもすすんで学びます。
具体的には映像制作、演劇、ダンスの他、気功、武術などのワークショップを行います。演劇、舞踊、整体などの専門家はそれだけが優れているのではなくて、とても優れた身体論と深い洞察を持っています。ワークショップでは、その人が実際にやっていることを、その人について学生もやってみて、その人の身体論をその技と共に学んでいくことをねらっています。また、映像とは何か(人の知覚や思考にどのような影響を与えるのか)という問題をデジタルシネマや映像ドキュメントの制作を通して実際に学びます。これらの実践を通じて、映像と身体の関係を認識することも課題となります。
A 広告、情報、映像コンテンツに関係するクリエイティブ産業、自治体などにおける文化活動のプランナー、健康産業などを想定していますが、この学科で身に付けた思考力、実践力は官庁や一般企業でも貢献できると考えています。
A 1年次では、身体と映像両方について全員が基礎的なことを学びます。2年次以降中心となるカリキュラム(専門展開科目や特別講義)に関しては、最低限履修しなければならない単位数は決められていますが、分野では、各自の興味に応じて選択することができるようになっています。
A この学科の身体関連の一つとして、ダンスを取り入れた授業があります。具体的には、2年次後期から履修可能なワークショップなどです。人間の<こころ>と<からだ>の関係、映像との関係を学ぶための実践として、カリキュラムに組み込まれています。ワークショップで展開されるダンスのジャンルは、バレエ、ヒップホップ、ジャスなど、固定されたものではありません。身体を動かすパフォーマンスや、さまざまな身体表現を行うと考えてください。