観光学部全体について
観光学科について
交流文化学科について
A 観光学科は、これまでの観光教育の歴史を受け継ぐ学科で、観光産業の経営と、地域活性化の二つの視点から観光教育を展開します。観光学科は、必ずしも実務優先の学科ではありません。経営や開発を考える基礎的能力を重視ながら応用へとつなげる学科であり、経営的センスを大切にします。これからは経営、ことに対人的ビジネスでは人間や文化への理解が不可欠です。観光学科では、他大学の観光学部、経営学部とは異なり、併設される交流文化学科との協力でこれを可能にしています。
交流文化学科は、国際交流、都市と地方など、観光の持つさまざまな「交流」機能に焦点をあわせた学科です。観光のもつ交流的側面と、観光がもたらす文化的影響を海外をはじめとするさまざまな実地体験をもとに明らかにするところに特徴があります。交流文化学科のもう一つの特徴は、外国語による授業はもとより、さまざまな国際的プログラムが用意されていることで、自然に国際感覚を身につけることができます。
A 観光学科では、人間や文化に対する深い理解をもとに、経営や計画、地方行政など様々な場面で新しい観光の姿を構想し、観光事業・観光産業を変革し、さらにはそれを実現していく能力を持った人材を育てていきます。交流文化学科では、地域研究をもとに、他文化への視点を養い、多文化状況下で交流の実をあげうる国際公務員、ジャーナリストなど国際的人材の育成と同時に、交流の場を設定・調整する立場の人間を育てようとしています。
A 両学科とも、海外を含めてフィールドワークなど、現場経験にもとづく問題意識を大切にしながら理論的教育につなげていくということを基本にして、カリキュラムを構成しています。特任教員として、旅行会社、ホテル企業のトップ経営者を迎え、実務知識と理論を組み合わせた授業を展開しています。また、2年次から開始される演習(ゼミナール)に全員が参加できる体制を整えています。観光学科ではアメリカ、オーストラリアなどの大学をベースとして単位認定を行う国際インターンシップを計画しています。交流文化学科ではベトナムなど東南アジア諸国、アメリカ、オーストラリアなど海外でのフィールドワークを取り入れていく計画を持っています。観光学科の「自由研究」は、学生のアイデアを募集しそれを正式の授業にするというユニークなものです。交流文化学科の「言語と文化演習」もユニークな演習です。言語と文化の関係を少人数で学びますが、コミュニケーション能力の向上を目指したものです。
A 観光業界への就職を希望する人は交流文化学科よりも観光学科をお薦めします。交流文化学科の卒業生の就職・進路については、具体的にはユネスコ、WTOなど文化・経済部門で活躍する国際公務員や、ジャーナリスト、国際会議のコーディネーター、NPO・NGOなど非営利組織で活躍する人間をイメージしています。
A だいたい4割くらいです。少ないように思われるかもしれませんが、他の学部から観光業界に進む人の割合を考えるととても多い数字です。それ以外は、一般企業勤務や公務員になったり、大学院へ進学したりしています。
A ツアーコンダクターに限らず、観光関連の職業に就いてから役立つさまざまな知識や能力を身につけることはできますが、ツアーコンダクターの養成学部ではありません。また、ホテル実習や添乗員などの実務的な技能は学びません。それはむしろ就職してから必要に応じて就職先で研修を受けることになります。
A アカデミックアドバイザーは、学部教員が学生ひとり一人に対して学習計画や卒業後の進路などの相談に応じていくというものですが、観光学部創設以来の教育システムであり、社会的にも高い評価を得ています。
A 観光産業の経営について学ぶわけですから、領域的に経営学部と共通する部分があります。違いとしては、観光産業を中心にし、数字からのみ経営を考えるのではなく、現代のビジネスに最も重要な人間行動や文化への理解などの社会・文化・人間に対する理解を加味して経営を考える点です。
A キーワード「交流」の意味するところは、人がどこかへ出かけていって、他の文化の中で暮らすことにより、受け入れた側の意識や文化も変化し、出かけていく側にも新しい発見がある。それらを交流という言葉で表しています。具体的には、旅行に出かけたときの体験を思い出してください。いろいろな発見や驚きがあるはずです。こうした関係を学問として考えるのが「交流」の役割です。
A まず各々のベースになる学問領域が異なります。「人間」という同じ対象を、それぞれのベースに基づいた視点から見ることによって、違った切り口の学問となるのです。観光学部交流文化学科では、地理学・社会学的なアプローチで、人の移動を前提とした現代社会を対象としています。また、社会学部現代文化学科では、都市化する現代社会の中での多文化化の問題、環境の問題を社会学的な切り口からアプローチしていきます。