英語の立教
立教GL通信 RIKKYO GLOBAL LITERACY NEWS

vol.8 専門に特化した英語 2010年1月掲載号

もっと外へ、外へ。世界にはチャンスが広がっているから。Willox Ralph 講師 立教大学理学部数学科兼任講師 東京大学大学院数理学科研究科 准教授立教大学理学部では、学科内容に特化した、英語教育を行っています。語学専攻でもないのに、なぜ?と一般的には考えてしまいがちですが、そこには自分の未来を拓くチャンスとして世界を捉える立教ならではの考え方がありました。今回は、そんな理学部ならではの英語教育について取材しました。

世界の研究資料や論文を調べ、発表する。実は理学部にとって、英語は道具なのです。

専門ではない英語をなぜ学ぶのか。英語を勉強や試験科目の一つとして考えてしまうと、どうしても英語本来の意味や目的が見失われてしまいます。英語を学ぶ目的は、自分の好きな分野の情報を収集したり、交換したり、人と交流したりして、自分の世界を広げることです。たとえば私の専門分野である数学においても、ここ50年の間に世界中の研究者たちによって新たな知識が次々に積み重ねられ、より専門的になっています。代数学と解析学の違いだけで、時に研究者同士の話が通じなくなることがあるほどです。そうした日進月歩が世界で繰り広げられる中、もし日本語だけしかできないとしたらどうでしょう。自分の研究分野に関するさまざまな論文や資料の蓄積が、ごく限られたものになってしまいますよね。また、英語で論文が書けないと、せっかく研究成果をあげても、それを発表する学会や投稿といった場が限られてしまいます。私たち理学部にとって、英語は自分の好きな研究を進め、知見を広げたり深めたりするために欠かせない道具なのです。

数学でさえ国によって理解のニュアンスが違う。言葉の前提となる文化を知ることが大切。

講義では、こまめに机を巡りながら、
一人ひとり丁寧にアドバイスを加えていきます。

数を数えるとき、日本では1から始めますよね。しかしフランスやベルギーなどは、0から始めます。専門的にいえば、0を自然数に含めるかどうかという違いなのですが、数の数え方一つをとっても、国によって微妙に理解のニュアンスが違ってくるのです。私が英語を教える際は、こうした数学にまつわる英語の文化や伝統の理解に役立つ内容にしています。特に歴史的な話はとても役立つと思います。たとえば、19世紀のヨーロッパの数学界にはどのような問題が取り上げられ、理論が組み上げられていったか、などです。その国がどのような歴史を経て、今どのような文化にいたったのか。その文化の中で、人はどのようなものの見方、考え方をするようになったか。海外で学んだり、発表したり、研究者同士で話し合ったりする際、その異文化理解を前提としているかどうかは、意思疎通の速さ、深さに大きく影響してきます。そうした異文化理解を言葉とともに少しずつ身につけさせたいのです。

自分を試すフィールドは外にしかない。だからもっと外へ、外へ。そのための英語なのだから。

皆さんは、素晴らしいアイディアがひらめいた!と興奮することはありませんか? しかしそのことを胸に秘めていたり、自分にはすごい才能があるんだと秘かに思っていても、それを外に出してみなければ、本当にそうなのかはわかりませんよね。理学部の研究も同じことです。いくら自分の研究が優れていると思っていても、実際に外へ発表しないと誰にも気づいてもらえない。それはとてももったいないことです。自分の可能性を広げたいなら、自分の力を発揮したいなら、どんどん外へ出るしかない。英語は、それを可能にするとてもベンリな道具なのです。理学部だけでなく、何かをするために何かを学んでいる人にはすべて言えることです。その学びをもっと追い求めようとすれば、その先には必ず世界という名のチャンスが広がっています。だからもっと、外へ、外へ、出ていってほしい。自分がめざす分野でチャンスをつかむためにこそ、英語を自由に使えるようになってほしいと思います。

理学部で実施されている専門英語教育

数学科

科学英語1(数)/ 数学科3・4年次対象科目
テキストの抜粋や論文の読書によって、数理科学の論文で使われる英語の用語や慣用表現を学びます。
科学英語2(数)/ 数学科3・4年次対象科目
セミナー等のビデオを用いて数理科学上の英語表現を学び、プレゼンテーションを行えるようにします。

物理学科

科学英語1(物) / 物理学科2・3・4年次対象科目
電気と磁気に関する基本知識など、高校までに学んだ数学、物理、化学に関わる英語表現を学びます。
科学英語2(物) / 物理学科3・4年次対象科目
科学的なレポート作成やプレゼンテーションなど、英語のコミュニケーションスキルを開発していきます。

化学科

科学英語1 (化)/ 化学科2年次対象科目
英語で化学的な内容を読み取るのに必要な化学用語等を説明し、英文レポートの書き方を学びます。
科学英語2 (化)/ 化学科3年次対象科目
化学英語1の復習を行った後、化学的な内容を伝えるのに必要な英語表現等について解説します。

生命理学科

科学英語1(生) / 生命理学科2・3・4年次対象科目
専門書や論文を英語で読み、文法、専門用語等を学びながら、講演等を聴講できる下地をつくります。
科学英語2(生) / 生命理学科3・4年次対象科目
生命理学分野の英語の分献を講読し、科学的論理の組み立てや、科学英語の読み取り方を学びます。

立教への招待

入試案内

英語の立教

オープンキャンパス

進学相談会情報

私が立教を選んだ理由

動画「立教大学2011」

はじめの一歩ナビ

ページの先頭へ戻る

立教学院デザインガイド モバイルサイト
池袋キャンパス(広報課)
〒171-8501 東京都豊島区西池袋3-34-1
TEL:03-3985-2202
新座キャンパス(新座キャンパス事務部)
〒352-8558 埼玉県新座市北野1-2-26
Copyright © Rikkyo University. All Rights Reserved.