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林文孝教授から学会イベント(7月9日〜10日)のお知らせ

中国社会文化学会 2016年度大会

会場 東京大学文学部 1番・2番大教室(法文 2号館 2階)
主催 中国社会文化学会 Tel:03-5841-3746, Fax:03-5841-3744, E-mail:shabun@hyper.ocn.ne.jp
参加費 (シンポジウム資料代)1,000 円 非会員の来聴歓迎

2016年7月9日(土)
自由論題報告

1番大教室 13:30~16:30
 司会: 茂木 敏夫(東京女子大学)
燈謎の近代的文体の形成――章回小説との共生をめぐって……………呉 修喆(東京大学大学院生)
 コメンテーター: 大木 康(東京大学)
橘樸と内藤湖南の『新支那論』――「中産階級革命論」の問題――…趙 東旭(明治大学大学院生)
 コメンテーター: 朱 琳(東北大学)
日中戦争時期上海文壇再考――編輯者陶亢徳に注目して……………山口 早苗(東京大学大学院生)
 コメンテーター: 鈴木 将久(一橋大学)
戦前戦後を繋ぐ思想――政論家としての胡蘭成………………関 智英(日本学術振興会特別研究員)
 コメンテーター: 金 文京(鶴見大学)
会員総会 17:00~17:30 1番大教室

2016年7月10 日(日)
シンポジウム

文化大革命から五十年――「研究対象としての文革/記憶の中の文革」
1番大教室 10:00~17:00
第一部:文化大革命研究の現在 10:00~12:15

文化大革命と中国人民解放軍 ………………………………………………………林 載桓(青山学院大学)
文化大革命における政治参加と暴力  …………………………………………金野 純 (学習院女子大学)
台湾から見た文化大革命――中華文化復興運動を中心に …………………………菅野 敦志(名桜大学)
 司会: 川島 真(東京大学)
懇親昼食会 12:15~13:30 (2番大教室)[会費 1,000 円]
第二部:文化大革命とその記憶 13:30~17:00

〔問題提起〕 文革という亡霊 ………………………………………………………馬場 公彦(岩波書店)
〔ラウンドテーブル〕 馬場 公彦、尾崎 文昭(東洋文庫)、坂元 ひろ子(一橋大学)
  司会: 村田 雄二郎(東京大学)

自由論題報告

2016 年7月9日(土)13:30~16:30 1 番大教室

燈謎の近代的文体の形成――章回小説との共生をめぐって

呉 修喆

〔報告要旨〕中国における「謎」という文化は、宋代には市民文化の開花に伴い、謎を 燈籠に貼り付けて観客に当てさせるという民俗が都市部に定着し、「燈謎」という言葉 が誕生した。当時の燈謎には事物謎と文義謎の両方が含まれていたが、清代中期以降に なると、専ら文義謎を指すようになった。世間で流行していた燈謎を編纂した謎集は宋 代から出版されていたと見られるが、清代以前のものはほとんど散佚しており、比較的 まとまった形としては、明末の日用類書に収録されて残されている。この燈謎は清代に おいては、中国古典小説の代表的な形態である章回小説と共生関係を結んでいた。本発 表では、燈謎と章回小説の関連について、章回小説に収録された燈謎から、その技法や 文体の発展を論じることができるか、章回小説の作者層と燈謎の内容との関連性を中心 に検証する。

〔報告者紹介〕呉 修喆(ご・しゅうてつ)。1983 年生。専門は中国近代文化史、特に 燈謎の文化史。中国華東師範大学日本語学科卒、復旦大学中文系文芸学専攻修士。現在 は東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程に在学。主要論文「『燈謎』 をめぐる文人意識の変化——謎話から得られる考察——」(『アジア地域文化研究』11,2015 年)、「明末の日用類書から見る燈謎」(『中国—社会と文化—』30,2015 年)など。

橘樸と内藤湖南の『新支那論』――「中産階級革命論」の問題――

趙 東旭

〔報告要旨〕1925 年 2 月、橘樸は「支那はどうなるか――内藤虎次郎の『新支那論』を 読む」という文章を発表した。この文章は一年前に発表された内藤湖南の『新支那論』 を批評したものである。内藤湖南は『新支那論』において、如何に中国を改造するかに ついて、曽国藩の郷団組織に対する動員の例を挙げ、郷団組織を入り口として、中国新 政治を作り出せる可能性があると主張したのである。橘はこの点を見逃し、単に内藤湖 南を「英雄主義者」として扱い、批判を加えた。今回の報告は、両氏の文章を比較する ことを通じて、内藤湖南に対する橘の誤解を明らかにし、またなぜこのような誤解が生 じたかに関して、初歩的な討論を試みたいと思う。

〔報告者紹介〕趙東旭(ちょう・とうきょく)、1988 年生。専攻は日中近代思想史。中 国河北科技大学文法学部卒。現在明治大学大学院教養デザイン研究科博士課程在学。主 要論文:「橘樸:アジア主義の復活―満州国幻想と孫文の『大亜細亜主義講演』に対す る評論をめぐって―」(修士論文、2015)、翻訳:柄谷行人『帝国の構造』(三聯書店、 2016 見込み)。

日中戦争時期上海文壇再考――編輯者陶亢徳に注目して

山口 早苗

〔報告要旨〕本報告は、1930 年代から 40 年代の上海の文藝界で活躍した陶亢徳の編輯 者としての側面に注目し、日本占領期の上海を中心とした文壇の実態に迫ることを目的 とする。これまでの研究では、陶は愛国的な編輯者であったものの、戦時中も上海に留 まり大東亜文学者会議に参加したことなどから、「文化漢奸」に堕したとされてきた。 陶亢徳理解は、戦争の前後で分断されているのである。しかし陶の活動は戦前からの延 長線上にあると捉えた方がよく、これを戦争で分かつことは実際の陶の意識と乖離して しまうと考える。そこで報告では、『中華日報』他、新聞雑誌で発表された議論を主な 材料に、陶亢徳が戦前戦中を通して持っていた一貫性に注目し、これを陶が編輯者とし てより実力を発揮した人物であった、という点から紐解きたい。これにより戦時中の陶 亢徳の編輯に対する積極的な姿勢、及び陶が日本占領下の上海文壇に対して持っていた 意識の一端を窺うことができよう。

〔報告者紹介〕山口早苗(やまぐち・さなえ)、1987 年生。専攻は近現代中国文学。お 茶の水女子大学文教育学部卒。現在東京大学大学院総合文化研究科博士課程在学。研究 業績として、学会報告「周作人与順天時報」(「時代重構与経典再造(1872-1976)―博 士生与青年学者国際学術研討会」2015 年)、論文「日中におけるこれまでの周作人研究 について」(『2014 年度京都大学南京大学社会学人類学若手ワークショプ報告論文集』 2015 年)など。

戦前戦後を繋ぐ思想――政論家としての胡蘭成

関 智英

〔報告要旨〕本報告は、戦前から戦後にかけての胡蘭成(1906-1981)の言論活動を通 じ、日本占領下の中国人知識人の思考・活動を、戦後との連続性を踏まえて検討するも のである。胡蘭成は著名な女性作家張愛玲の結婚相手であったことから、近年の張愛玲 に対する関心の高まりと共に注目されるようになり、とりわけその文藝論については独 特の世界観も相俟って研究蓄積がある。ただ日本占領下の上海や戦後の亡命先である日 本で発表された胡蘭成の言論を見れば、政論家・ジャーナリストとしての活動が第一義 的なものであったことは明白である。その言論からは分裂と混乱の続く近現代中国を見 つめる中国知識人の思考・活動の一類型を見出すことができる。そこで本報告では胡蘭 成のジャーナリストとしての言論に着目し、彼が日中関係・世界情勢・中国の将来をど のように展望していたのか、またそれが戦前から戦後にかけて時代と共に如何に変化し たのかを明らかにする。

〔報告者紹介〕関智英(せき・ともひで)、1977 年生。専攻は中国近現代史。東京大学 文学部卒、東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。現在、日本学術振興 会特別研究員。主要論文に「日中戦争時期中国占領地における将来構想―中華民国維新 政府指導層の時局観」(『史学雑誌』122-11、2013 年)、「日中道義問答―日米開戦後、「道 義的生命力」を巡る占領地中国知識人の議論」(伊東貴之編著『「心身/身心」と環境の 哲学』汲古書院、2016 年)他。

シンポジウム
文化大革命から五十年――「研究対象としての文革/記憶の中の文革」

2016 年 7 月 10 日(日) 10:00~17:00 1 番大教室

企画の趣旨

2016 年は中国の文化大革命がはじまってから 50 周年にあたる。公式には 1966 年から 76 年まで続いたとされる文革は、現代中国の政治、経済、社会、文化の各領域で、また国家 から個人に至るさまざまな主体に対して、大きな爪痕を残した。それは単に歴史的な事象 として重要だというだけでなく、記憶として引き出されたり、あるいは新たに現在的な意 味を与えられて再登場したりする点で、後世にも大きな影響力をもっていると言える。果 たして現代中国にとって文革とは何であったのか、そしてそれはどのように理解すること ができるのだろうか。
また、同時代の日本も含めて、海外の研究者や学生たちに与えた影響も計り知れない。 当時の国内的な思想状況、中国研究の状況と文革は深く関わりながら、その過程と結末、 さらに記憶は、日本の中国研究にとっても大きな意味をもったであろう。それはどのよう に評価できるであろうか。
このシンポジウムは、研究対象として文革を捉える実証報告の第一部と、現代中国にと っての、あるいは日本の中国研究にとっての文革の意味などについて、包括的に論じる第 二部から構成されている。第一部では、資料へのアクセスに制限がある中で飛躍的に進展 する文化大革命の研究の先端、それも 1970 年代半ばのまさに文革や同時代の台湾を研究対 象とする若手研究者の報告に触れたい。第二部では、文革をより大きな視点で捉えつつ、 その現代的な意味や、同時代的な日本の言論空間や学界の状況も踏まえながら、三名のパ ネリストが議論をおこなう。

報告要旨

第一部 文化大革命研究の現在 10:00~12:15

文化大革命と中国人民解放軍

林 載桓(青山学院大学)

近年、活況を示している文革研究の中で、依然として空白の領域となっているのが、文 革と人民解放軍という問題である。中央と地方を問わず、文革期の政治過程に解放軍の果 たした役割の重大さを考えれば、これは決して看過できない空白である。もちろんその背 景に、テーマそのものの敏感性やそれに起因する資料不足の状況があることは言うまでも ない。しかし、軍幹部による回顧録の出版をはじめ、文革後期への学術的関心の増大や比 較政治学の知見の拡大などにより、研究の状況は少しずつ改善していくことが期待される。 今後の研究課題としては、第一に、「三支両軍」と称された解放軍の政治介入の実態の解明、 第二に、文革期の地方統治機構として、解放軍がその運用に深く関わった「革命委員会」 の機能と帰結の分析、そして第三に、文革期の政治参加が組織としての解放軍、また広く 中国の政軍関係に与えた影響の評価が挙げられる。

文化大革命における政治参加と暴力

金野 純(学習院女子大学)

文革研究の深化とともに当時の社会動態に関する研究は飛躍的増加をみせている。大衆 が皇帝のごとき毛沢東により操縦されたという社会心理学的解釈や、社会主義体制下で虐 げられた人びとの異議申し立てという社会構造的解釈が十分な説明でないことは当然のこ ととして、我々は当時の人びとの政治参加をどのように分析し、理解することができるの だろうか。
人びとの政治参加に伴って発生した暴力現象は文革の大きな特徴のひとつである。それをいくつかの地域の事例―軍区・人民公社・工場の各「場」を通して比較すると、人びと の政治参加が暴力化する過程には地域的に比較可能な 3 つのファクターが存在する。
それ は(1)党-軍関係を中心とする権力動態、(2)参加者の階層構造と組織化の度合、(3) 基層権力の再編過程であり、場によって各ファクターの影響度合は異なる。 文革の暴力現象は、政治参加と利害調整のメカニズムが不明瞭な体制下において基層権 力の編成に人びとが「民主的」にコミットメントすることの危険性を示している。つまる ところそれは「法治」とも関わる問題であり、その意味において文革期の政治参加と暴力 というテーマは今なおアクチュアルな問題提起を含んでいるのである。

台湾から見た文化大革命――中華文化復興運動を中心に――

菅野 敦志(名桜大学)

本報告は、文化大革命が台湾に与えた影響とその意義について、蒋介石が開始した中華 文化復興運動を手がかりとして検討するものである。毛沢東の文化大革命が、封建的中国 伝統文化の全面否定による共産主義新文化への代替を掲げていたとすれば、対抗運動とし ての中華文化復興運動は、儒家思想の復興による国民党式国民化の徹底を通じて目指され る反共復国運動であった。それはすなわち、国民党史/中華民国史の立場からみれば、大 陸時代に蒋介石が実施した新生活運動(1934-1949)の台湾における再演でもあった。国民 党の官製文化運動という位置づけゆえに、大規模な大衆運動へと展開を見せることなく終 息した中華文化復興運動であったが、文化大革命のリアクションとして生まれた同運動は、 結局のところ台湾にいかなる影響を及ぼしたのであろうか。本報告では、中華文化復興運 動を一事例として、台湾に見る文化大革命の影響とその意義を、民主化後の台湾社会から の反応も含めつつ考察を行ってみたい。

第二部 文化大革命とその記憶 13:30~17:00

問題提起: 文革という亡霊

馬場 公彦(岩波書店)

文革発動の目的に国内の指導者たちの権力闘争があった。文革を担った知識青年にとっ ては、文革は建国後初めて自分たちが声を上げ行動する劇場空間でもあった。
同時代の眼から見ると、文革の背景にはベトナム北爆後の封じ込めによる国際的孤立が あるとの見方が強かった。私は北爆同様、インドネシア 930 事件でのクーデター失敗が文 革の遠因にあったと見ている。
内圧か外圧かという要因論以上に重要なことは、文革が国際社会にもたらした不可逆的 変化である。アメリカでは CCAS(憂慮するアジア学者委員会)が、それまでの近代化論モ デルの中国研究の流れを変えた。フランスではサルトルのような行動する知識人が新左翼 運動を盛り上げ、マイノリティやフェミニズムなど新しい社会運動を誘発した。日本では 新島淳良のコミューン論が東西対立問題から南北格差問題へと関心が移り、内発的発展 論・エコロジー論の流れをつくった。これら西側諸国では文革とは似て非なる、いわば異 種交配による新種の思潮を生んだ。
中国の周縁の少数民族地区では、民族対立から民族迫害・殺害へ(内モンゴル)、民族対 立から伝統社会・文化の破壊へ(チベット)と、中国内地での階級対立や奪権闘争とは様 相を異にする展開を見せ、今なお修復しがたい民族問題を生んだ。中国大陸と地続きのア ジアでは、根拠地型遊撃戦、労農蜂起型暴力革命を生んだ(マレーシア、インドネシア、 ネパールなど) 。
閉塞感の漂う希望の見えない社会にあって、「魂に触れる革命」「造反有理」のスローガ ンは、既成価値をひっくり返し、既得権益者を打倒してくれる英雄を待望する気分をかき たて、燎原の火の如き破壊作用が秘められている。文革を歴史として語ることは難しい。 発話者の位置によって千変万化する文革のプリズムのような記憶には、今なおユートピア とディストピアが交錯する亡霊が憑依している。文革の闇の奥に迫ってみたい。

シンポジウム報告者・登壇者紹介

林 載桓(イム・ジェファン)

1976 年生。専攻は現代中国政治、比較政治。ソウル大学社会科学部卒、東京大学大学 院法学政治学研究科修了。博士(法学)。現在、青山学院大学国際政治経済学部准教授。主 要研究に『人民解放軍と中国政治:文化大革命から鄧小平へ』(名古屋大学出版会、2014 年)、 「権威主義体制、独裁者、戦争:中越戦争を事例として」(『国際政治』184、2016 年)、"Chinese Civil-military Relations Revisited: Party, Military, and Society"(Armed Forces & Society, 2016)他。

金野 純(こんの・じゅん)

1975 年生。専攻は東アジア地域研究、歴史社会学、政治学。岩手大学人文社会科学部卒、 筑波大学大学院地域研究研究科修士課程修了、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程 修了。博士(社会学)。現在、学習院女子大学准教授。著書に『中国社会と大衆動員ー毛沢 東時代の政治権力と民衆』(御茶の水書房、2008 年)がある。

菅野 敦志(すがの・あつし)

1975 年生。専攻は台湾現代史。上智大学文学部卒、早稲田大学大学院アジア太平洋研究 科博士後期課程修了。博士(学術)。現在、公立大学法人名桜大学国際学群上級准教授。著 書に『台湾の国家と文化―「脱日本化」・「中国化」・「本土化」』(勁草書房、2011 年、第 33 回発展途上国研究奨励賞)、菅野敦志『台湾の言語と文字―「国語」・「方言」・「文字改革」』 (勁草書房、2012 年)がある。

川島 真(かわしま・しん)

1968 年生。専攻は中国政治外交史、アジア政治外交史。東京大学大学院人文社会系研究 科博士課程修了。博士(文学)現在、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻教 授。著書に、川島真編著『近代中国をめぐる国際政治』(中央公論新社、2014 年)、川島真 『中国近代外交的形成』(田建国訳、田建華校、北京大学出版社、2012 年[日本語原著『中 国近代外交の形成』(名古屋大学出版会、2004 年)])などがある。

馬場 公彦(ばば・きみひこ)

1958 年生。専攻は日中関係論、メディア研究、中国現代史。北海道大学文学部卒、北海 道大学文学部大学院東洋哲学研究科修了、文学修士、早稲田大学大学院アジア太平洋研究 科博士後期課程単位取得退学、学術博士。現在、株式会社岩波書店編集局部長。著書に『『ビ ルマの竪琴』をめぐる戦後史』法政大学出版局、2004 年、『戦後日本人の中国像―日本敗戦 から文化大革命・日中復交まで』新曜社、2010 年(中国語版は『战后日本人的中国观:从 日本战败到中日复交』苑崇利、胡亮、杨清淞译、社会科学文献出版社、2015 年)、『現代日 本人の中国像―日中国交正常化から天安門事件・天皇訪中まで』新曜社、2014 年、がある。

尾崎 文昭(おざき・ふみあき)

1947 年生。専攻は中国近現代文学。東京大学文学部卒、東京大学大学院人文科学研究科 博士課程退学。現在は公益財団法人東洋文庫研究部研究員。主要論文に「竹内好の『魯迅』 と『魯迅入門』」(『未名』28、神戸大学中文研究会、2010 年)、「中国近現代文学の基 本構造とその終焉についての試論」(東京大学東洋文化研究所編『アジア学の将来像』、 東京大学出版会、2003 年)などがある。

坂元 ひろ子(さかもと・ひろ子)

専攻は中国近現代思想文化史。一橋大学名誉教授・国際基督教大学アジア文化研究所研 究員。主要著書に『中国近代の思想文化史』(岩波新書、2016 年 5 月刊行予定)・『中国 民族主義の神話―人種・身体・ジェンダー』 (岩波書店、2004 年)、共編に『新編 原典中国 近代思想史』(全 7 巻、2010-11 年)、共訳に李沢厚『中国の文化心理構造――現代中国を解 く鍵』(平凡社、1989 年)など。

村田 雄二郎(むらた・ゆうじろう)

1957 年東京生まれ。東京大学教養学部卒業。東京大学大学院人文科学系研究科修士課程 修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。1982−84 年、北京大学鉄学生高級進修生。 1999−2000 年、ハーバード・イエンチン研究所客員研究員。専門は、中国近代史、中国地域 研究。主な編著書に、『東アジアの知識人』全 5 巻(共編、2013-14 年)、『清末中国と日 本──宮廷・変法・革命』(共著、 2011)、『リベラリズムの中国』(主編、2011)、『新 編 原典中国近代思想史』全 7 巻(共編、 2010-11 年)など。


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