寄稿
タレント
乾 貴美子氏
愛校心の塊です。
娘を立教に入れるにはどうしたらよいのだろうかと、この頃そんなことばかり考えています。もちろん娘の学力はさておき、それ以前の問題として、ウチの子はまだ一歳なのですけれどね(笑)。
かなり気が早い話ですよね。大学選びよりオムツトレーニングの方が重要課題なのはよ~~~く分かっているのですが、はやる気持ちを抑えられないくらい私は母校愛の塊です。ムキになるくらい立教を愛しています。
わが校の、環境、学生の品の良さは断トツですね。過日、休場中の横綱がサッカーに興じていたことが明るみになり、国内で心を病んだが母国の土を踏んだとたん元気になった・・・なんていうニュースがありましたが、その"母国の土"と同じくらいの効力が立教キャンパスにはあります。
私は心理学科に在籍し、大学3年の時からテレビのお仕事を始めました。よく練られた授業編成のお陰で、1~2年のうちに必修授業を全部取ってしまったので、3~4年はゼミの授業のみとなり、そのころ大学に通うのは週2日だけという生活。お陰で勉強と仕事の両立が出来たのですが、仕事で失敗して落ち込んでいる時は、授業がなくてもキャンパスに足を運びました。校舎に絡まるツタを目で追ったり、四丁目(キャンパス内の愛称です)のベンチに座って風に吹かれていると、嫌なことを忘れられるのです。
大学内のチャペルにもよく行きました。礼拝の時間を避けるとたいてい誰も居ないので、私はよく一人で泣いていました。ある時は失恋の涙だったり、またある時は世の中の不条理に対する涙だったり・・・。キリスト教徒ならずとも、厳粛な空間で思いきり泣くと心が洗われます。家以外に泣ける場所があるとは、なんて素敵なことでしょう! パイプオルガンにステンドグラス、美意識高まる自慢の場所です。
他の大学に通ったことがないので、カリキュラムが他より良いとか悪いとか、そういう詳しいことは知りません。けれど、歴史と自然がある場所に身をおくことが、どれだけ人間をキレイな気持ちにしてくれるかは、私が身を持って体験しました。LOVE RIKKYO! 嗚呼、娘にも通って欲しい。
(1998年文学部心理学科卒)
-題字は本人直筆-


