(掲載日2010.08.10)
レポーター : 異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科1年次 新井 玲実
コミュニケーションの本題に入る前に
緊張感を減少させる「アイスブレークゲーム」
異文化コミュニケーション学部の基礎演習は、非言語コミュニケーションについて学ぶワークショップと、グループ・ディスカッションを通して論理的思考力とコミュニケーション力を培う協同学習から成ります。ワークショップでは、現在演出家・劇作家として活躍されている福山桜子さん、そして数名の俳優の方々を講師としてお迎えし、表情やジェスチャーなどの非言語コミュニケーションについて学びました。
毎回のワークショップでは、始めに後出しジャンケンや集合ゲームなどのアイスブレークゲームを行います。学生だけでなく、先生や講師の方々も参加し、とても楽しくゲームが行われ、緊張がほぐれます。今回の授業では、その後、3人組で短い劇を行いました。全員が同じセリフで劇をしますが、場面や人間関係はグループごとに考えました。実際に俳優として活躍なさっている講師の方々の見本を見ることもできました。同じセリフを使った劇であるにもかかわらず、場面設定はグループごとに異なり、個性があふれていました。この活動を通して、コミュニケーションには言語だけでなく、非言語も重要な要素であるということが分かりました。また、ジェスチャーや表情などによって、同じ言葉であっても伝わり方が異なることも実感しました。
テーマ別アクティビティ(3人組の劇)
私たちは、誰かとコミュニケーションせずには生きていけません。そんな私たちに、この授業はコミュニケーションの難しさや奥深さを教えてくれました。私は異文化コミュニケーション学部の学生として、今後あらゆる角度からコミュニケーションについて学んでいくことになるだろうと思いますが、この授業で得たことを今後の学習や日常生活で生かしていきたいと思います。
講師:福山 桜子氏
『コミュニケーション能力を強化するためのワークショップ』。
この文字を見たところで、何をするのかサッパリわかりませんね。しかも、演劇を使ったワークショップです。更に謎です。一体なぜ、演劇関係者がコミュニケーションのワークショップを担当しているのでしょう? こればかりは「実際に授業を受けて下さい」としか言いようもない部分もあるのですが、簡単に言ってしまえば、“演技”というのは、人間のコミュニケーションの様子を“再現”するのが仕事だからです。
“再現”する為には、実際にコミュニケーションを理解し分析し、言語化し、方法論を持っていないと、仕事として成立させて行くことは出来ません。
しかも、五感をフルに使って、“本当”を再現しなくては、お客さんの心を揺り動かす事は不可能です。 そのためには、言葉以外で伝わるもの=ノンバーバルなものもキッチリと分析しなくてはいけません。基礎演習では、 プロの役者達をコーチ陣に迎え、五感を開く為に行うアクティビティから、実際に台詞なども使って、机の上だけでは展開できない角度からコミュニケーションを学びます。
「考える前に動く。」
コミュニケーションの可能性を自分で発見するのは とても楽しい作業です。
協同学習では、課題となっているテクストの予習をしたうえで、グループに分かれてディスカッションを行います。グループは4~5人1組でそれぞれが「司会」「時計係」「記録係」「発表係」を担当し、学生達の力のみでディスカッションを進めます。授業の最後には、グループ別発表と、各グループメンバーの討論への貢献度などを振り返る作業を行います。
「協同学習」ディスカッションの様子
| 取材日 | 2010年6月2日(水) 13:15~14:45 |
| 教室 | 池袋キャンパス10号館 X102教室 |
体験型のワークショップと協同学習で構成する。
ワークショップでは、ノンバーバルなコミュニケーションにおける、発信と受信のさまざまな方法を身につける。
協同学習では、初回に情報の集め方、レポートの書き方について解説を行う。2回目からは、課題テクストをもとに、授業で少人数グループでの議論を行う「協同学習」を行う。課題テクストは、学生自身が授業前に予習してくることを前提とする(予習の仕方については、授業内で解説する)。授業では、テクストの内容を正確に把握し、さらに、それについての自分の意見を論理的に発言する練習をする。また、グループ・ディスカッションを通し、他人の意見を聞き、さらにそれに対してコメントをする「議論の方法」を身につける。