おもしろ授業 [学部]

(掲載日2010.06.21)

立教生による講義レポート!

レポーター : 現代心理学部心理学科2年次 成田 裕実

山極先生

この授業は、毎回ゲストスピーカーの講師をお迎えして、各回異なる雰囲気の中で授業が進行していきます。そのため同一の授業でワーク・ライフ・バランスについての男女さまざまな人の考えや社会の仕組みを知ることができる、大変ためになる授業です。

ゲストスピーカー、富士電機ホールディングス(株)の市田裕子氏

ワーク・ライフ・バランスの考え方は講師の先生によってさまざまです。どんな時でもどんな人にでも、仕事は生活ありきのものであり、日本もフランスのように早い時間に退社して、幼稚園や保育園に迎えに行ける制度にするべきだ、という考えの講師の先生もいらっしゃいました。一方で、ワーク・ライフ・バランスは大切だが、ある一定の時期、特に若い時期はワーク・ライフ・バランスに関係なく仕事だけに集中するということがないと、人間的にも立場的にも成長しないという考えの講師の先生もいらっしゃいました。
このように、同じ教授がひとつのテーマについて話す通常の授業に比べて、同じテーマにおいて多角的な視点や考え方を知ることができます。また、各講師の先生方は第一線で活躍している方ばかりなので、仕事観や仕事についての心意気も2年次の私には大変興味深いものです。

今回の富士電機ホールディングス(株)で勤務されている市田裕子氏の講義では、特に印象に残ったことが2点ありました。1つ目は、「両立」ということは片方をやっているときは、もう片方を考えないということです。その時にできないことを考えてもイライラするだけなので、気持ちのメリハリをつけ、限られた時間でその時できることを精一杯やるとのことでした。
2つ目は今やっていることよりも、やりたいことを具体的に思い描けるようになるまでは、今の仕事をきちんとするということです。この2点は大学生活にも仕事にも当てはまることだと思い、大切なことは汎用性があると実感しました。

毎回の講義で、各講師の先生方の考え方やこれまでの経験、また社会の現状をたくさん教わり、実感することができました。ではこれから私たちは具体的に何をしていったらいいのか、次の機会にはそれが聞きたいと考えています。

取材日 2010年6月4日(金) 13:15~14:45
教室 池袋キャンパス 11号館AB01教室

授業概要(2010年度シラバスより)

■授業の目標
「女性が働くこと」と「仕事と生活との両立・充実」に関する課題を、各界の講師から提起してもらい、女性の働き方を軸に、男女が共同する生き方、仕事を通しての社会参画について、学生の自覚と認識を促す。

■授業の内容
日本の女性は、世界一長寿で、識字率も世界のトップクラスであるにもかかわらず、社会で活躍しているとはいえない。海外の多くの国の女性は、経済界・政界等意思決定の場に参画している。世界に類をみない少子高齢国であることや国連の勧告を受け、政府・産業界は、女性が活躍できる社会的構図を整備する長期の就労に向けた本格的な男女共同参画社会への取組みを始めている。このような変化に対応し、仕事の責任を果たすと同時に家庭生活、地域生活、個人の自己啓発など、様々な活動について、両者を実現できる生き方を模索することは、これからの社会を生きる人々にとっての課題である。
しかし、現在の学生はそうした現状を、正確に把握しているとはいえないのが現状である。そのため、仕事の選択に関しても、消極的な職業観を下にした受け身的な態度となり、結果的に、自立した人生を踏み出すにあたって、最初から躓いてしまうケースが多いといわれている。社会の変化、女性就労についての知識を深めることは、男女を問わず学生一人ひとりが自分らしい心豊かな人生を歩み、豊かな社会を創る力を持つために必要不可欠である。
本講では、多彩な人材を講師として招聘し、授業目標に関する最新の情報を網羅した連続講義で展開する。
コーディネーターが毎回出席し、講師の紹介、質疑応答のとりまとめおよび総括討論を担当する。

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