おもしろ授業 [学部]

(掲載日2010.03.18)

立教生による講義レポート!

レポーター : 社会学部メディア社会学科2年次 大橋 美蘭

コミカルなトークを展開する栗田先生

この日の授業は『新サイボーグしばたっ!』という映画で始まった。これはアイドル、メロン記念日のメンバー、柴田あゆみが主人公のB級映画である。驚く方もいるかもしれないが、映画のワンシーンからスタートするのが「ポピュラーカルチャー論」のいつものスタイルだ。毎回授業のテーマに関連した映画を栗田先生が解説を交えながら上映し、受講生にまず視覚的にテーマをつかませる。上映後、図や画像をフル活用してその回のテーマを社会学的に説明していく。しかし、それだけではない。この授業には受講生を飽きさせない仕掛けがたくさん詰まっている。

スクリーンをフルに活用した授業

まず、この授業の魅力はなんといっても“ネコタロウ”と自らのことを名乗る栗田先生のコミカルなトークだ。非常にお楽しみ要素の多い授業ではあるが、授業中には難解な学説や単語も頻繁に出てくる。しかし、それらも授業のタイトル通りポップに説明してくれると同時に視覚的な資料も多く提示されるため、感覚的にもわかりやすく、楽しく、早く理解することが出来る。

アイドルのB級映画から始まったこの日の授業のテーマは、「流行語と若者語」だった。私たちが普段何気なく使っている言葉について、図を中心に説明がされた。その図中にも受講生を飽きさせない仕掛けがいくつかあった。例えば、「うわさの種別」の説明では種類別の例示に自らを引き合いに出すことで親近感を持たせてくれた。

授業の様子

また、授業の中盤に差し掛かると、「ネコタロウのカルトトーク」という番外編コーナーが登場する。エイトマンやサンダーバード、キャンディーズの卒業コンサートの模様など、私たちが普段なかなか触れることの出来ない、ちょっと懐かしい映像が紹介される。もちろんこれらも本編のテーマとは関連している。こういったミニコーナーを設けて社会学を身近に感じさせてくれるのも栗田先生ならではだ。

そして、毎回授業の最後に紹介される「コミュニケーションペーパー」というコーナーでは、受講生からの授業への意見や質問はもちろんのこと、授業内容に関するイラストや恋愛相談までさまざまだ。大変人気があるため大人数での授業ではあるが、この「コミュニケーションペーパー」があるおかげで、栗田先生との距離は近く感じられ、このコーナーを一番楽しみにしている受講生もいるほどだ。

このような「聞いて楽しい、見て楽しい」授業は他にはなかなか無いと思う。
 

取材日 2009年11月25日(水)10:40~12:10
教室 池袋キャンパス8号館 8202教室

授業概要(2009年度シラバスより)

■授業の目標
現代日本における大衆文化、若者文化、対抗文化の多面的な考察を通じて「ポップカルチャーの社会学」を理解することが目的です。

■授業の内容
流行のお菓子やケーキ、子どもたちを魅了するおまけや懸賞、アイドル幻想、癒しとキャラクターグッズ、流行語の時代変遷など、身近な題材を扱いつつも、それらが有する社会的意味と文化的起源について、価値と規範の科学たる社会学の立場からクリアーに解明します。

■授業計画
第1週)イントロダクション
第2週)ポップカルチャーを社会学する
第3週)流行と若者文化
第4週)お菓子・ケーキ・デザート
第5週)おまけと懸賞
第6週)J-POPとアイドル
第7週)流行語と若者語
第8週)キャラクター・ファンシーグッズ
第9週)恋愛とセクシュアリティ
第10週)占いと神秘主義
第11週)旅行・観光・冒険
第12週)まとめ
以上、DVDやパワーポイントをフルに活用した授業です。

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