おもしろ授業 [学部]

(掲載日2010.1.19)

立教生による講義レポート!

レポーター : コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科1年次 加藤 尚樹

沼澤秀雄教授

小学校から中学校、高校の体育の授業には必ずと言っていいほど陸上競技の授業がありますが、大学の授業で陸上競技に取り組むことは少ないのではないでしょうか。しかし、ここスポーツウェルネス学科では『運動方法学演習』という授業で陸上競技の授業を行います。

光電管

この授業では、毎回異なるテーマに沿って、担当の沼澤先生の説明を踏まえ、実際に各競技の動作を実践します。具体的には、正しいフォームを意識したスタートやランニング、リレーでのスムーズなバトンパス、持久力を高めるのに効果的なインターバル走、投擲種目では砲丸投げの基礎を学びました。どの競技も基本的な動きを確認しながら、自分の体が実際にどのように動いているのか意識して取り組んでいます。いわば、単に体を動かすだけではなく、頭を使って考えながら陸上競技に取り組んでいます。

さて、今回の授業では50メートル走のタイム測定を行いました。しかし、ただ単にスタートからゴールまでのタイムを計るだけでなく、「光電管」という装置を使って10メートルごとのタイムも計りました。これによって自分がどこから加速し、どこから減速しているのかを把握することができます。このように自分の弱点を感覚ではなく、細かく数値化して客観的に捉える、つまり短距離走を科学的に分析することは、高校までの授業では経験のないことだと思います。

このように、数値をもとにして自分の走りをより深く把握するとともに、他者との比較を通じて、各々の走りの違いを認識することができます。また、ペアやグループでの活動も多いので個人種目と考えがちな陸上競技を複数人で協力して行うため、自らのタイムを効率的に向上させることができると思います。このように、高校までの体育の授業では経験することのできないさまざまな取り組みによって、陸上競技の新たな魅力に気付かせてくれる授業であると思います。

取材日 2009年12月9日(水)10:40~12:10
教室

授業概要(2009年度シラバスより)

■授業の目標
効率的な動きを習得するために、陸上競技の基本的なドリルを実践して、スポーツ競技の基礎となる走運動、投運動、跳躍運動を理解する。

■授業の内容
陸上競技は人間の基本的な動きであると同時に、走る、跳ぶ、投げるという動作を、より洗練させていく競技である。これらの動作からなる様々なスポーツ種目の記録向上を目的として、陸上競技の動作に関するドリルを中心に練習方法、あるいはストレッチや補強運動などを実践する。また、短距離走についてはピッチとストライドの関係を測定したり、ジョギングや持久走に関しては走速度と心拍数や呼吸数、乳酸値の関係を解析する実習を行う。
1:ストレッチングと柔軟運動の実際 
2:ウォーミングアップとクーリングダウン 
3:ウォーキングドリルとジョギング 
4:ハードルドリルとハードル走
5:スタートダッシュの方法 
6:実習1(ウォーキングとジョギング)
7:短距離走の練習方法(レペティション、加速走)
8:走り幅跳びと砲丸投げ
9:リレーにおけるバトンパス
10:実習2(走速度と心拍数、呼吸数、乳酸値)

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