(掲載日2009.12.22)
レポーター : キリスト教学研究科1年次 宮崎 杏子
池住 義憲先生
この授業では、パウロ・フレイレによるファシリテート理論を学んだ後、受講生一人ひとりが、授業1コマを使って、ワークショップを行います。現在、社会で起こっているさまざまな課題の中で自分が特に感心を持っている事柄について、自らワークショップを企画し、実践することを通して、受講生や先生と共に考えていく「ファシリテーター(学びのきっかけをつくる人)」を体験します。
ファシリテーターを務める宮崎さん
これまで、受講生が「正義」や「セクシャルマイノリティ」について、ワークショップを企画してきましたが、実際に体験をすることを通し、「生きた学び」の場となっていると実感しています。また、このファシリテート理論は授業においてだけでなく、教会や社会などほかの共同体でも実践できる理論です。
今回の授業では、私自身がファシリテーターとなり、「学校におけるジェンダーバイアスと差別」に焦点をあて、私たちの何気ない発言の中に隠れるジェンダー差別について考えてみました。普段は何気なく聞き流してしまう言葉の中に隠れる差別を認識し、受講生それぞれの体験を共に振り返りながら、とらえ直す機会となりました。
実際に体験することを通して多角的に学ぶことのできるこのワークショップ、とてもお薦めです!
| 取材日 | 2009年11月26日(木) 14:50~16:20 |
| 教室 | 池袋キャンパス 9号館9304教室 |
■授業の目標
「フィールドワーク演習1」を踏まえ、現実社会で今後果していくべき役割、特に「ファシリテーター」についての理念と実際を考察する。
■授業の内容
教会、キリスト教系NGO・NPO等諸団体や諸学校等において、キリスト教をはじめとするさまざまな人間観、世界観、価値観を共有するための技法修得を目指す。そのひとつとして、「ファシリテーター」に焦点を当て、具体的な以下諸点につき、一緒に考察する。
1.リーダーシップ・ディベロップメントとは?
2.二つの教育方法論 ~パウロ・フレイレの教育思想から
3.ファシリテーターとは?
4.ファシリテーターの背後にある基本理念と原則
5.開発教育、人権教育、平和教育、教会教育、バイブル・シェアリングなどにおける実践!
6.アジアで実践されている「参加型」「問題提起型」教育を実際に体験!
7.ブラジルの民衆演劇運動家アウグスト・ボアールの「民衆演劇」の紹介と体験!
8.やってみよう!ファシリテーター!!
9.まとめと話し合い ~今後に向けて