おもしろ授業 [学部]

(掲載日2009.12.11)

立教生による講義レポート!

レポーター : 経済学部会計ファイナンス学科3年次 満山 彩香

担当:諸藤裕美准教授

企業には、経営者、管理者の経営目的、それにかかわる意思決定とそれに必要なデータ、その生成方法があります。管理会計は、収集・分析・報告によって意思決定に必要な情報を提供するシステムです。
今回の授業は株式会社フィル・カンパニーの高橋伸彰氏をゲストスピーカーにお招きし、企業経営と管理会計の知識が、実社会でどのように生かされているかということについてお話しいただきました。

ゲストスピーカー:高橋伸彰氏(株式会社フィル・カンパニー)

株式会社フィル・カンパニーが運営するフィル・パークは、「駐車場の空中から始まる無限の可能性」をコンセプトに、現在都心部に多数存在し、さらに増え続けている青空駐車場の”空中部分”を活用していることが特徴です。独自に開発した「リユース建築システム」を用いて、駐車場空中部に新たな空間を生み出し、駐車場と人と植物が共存する「空中店舗」を生み出す新しい事業です。屋上の緑化により、環境問題への取り組みもしているそうです。現在八重洲、中目黒など10店舗を展開しており、来年には原宿への出店も予定されています。

高橋氏は、ビジネスを展開していく上でいかにコストを削減し、利益を得るかということが重要なポイントであるとおっしゃっていました。最初は知名度を上げるために赤字で店舗を出店していましたが、利益を上げるために、CVP分析を行っていかに早く損益分岐点を達成できるかを見極め、また、変動費をできるだけ一定に保って原価の部分を削減していくことなどを行ったそうです。目標利益を設定し、その目標にどのようにして近づけていくか、また差額が出た場合、原因を究明し、改善していくといったプロセスを、実際のビジネスモデルを用いて説明して下さいました。
普段授業で勉強していることが、実際にどんな形でビジネスに生かされているのかが分かり、とても貴重な講義時間となりました。

取材日 2009年12月2日(水)
教室 池袋キャンパス 10号館X204 教室

授業概要(2009年度シラバスより)

■授業の目標
管理会計論1に引き続き、企業で行われる経営管理活動において、会計情報がどのように用いられているのかについて学ぶ。

■授業の内容
個別的・臨時的に行われる非反復的な意思決定や、経営戦略の策定・遂行の際に用いられる会計情報、また、近年着目されている管理会計手法について講義する。

■授業計画
経営意思決定のための会計
 業務的意思決定
 設備投資の意思決定
経営戦略の策定と遂行のための会計
 企業戦略の策定とPPM
 原価企画・原価改善
 ABC など。

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