(掲載日2009.05.12)
レポーター : 観光学部交流文化科1年次 島村 美智
この日の講義を担当された
福島大学 福田一彦教授
私たちが、毎日の生活で必ず行っている眠りに、最近スポットライトが当たってきている。
不眠症、睡眠障害、金縛りなどが話題にのぼり、現代のストレス社会で、いかにして、良い眠りをとるかが、関心事になっているようだ。
どんな環境で、どんな寝具を用いればよいのか、さまざまなグッズが紹介され、ホテルでも、高級ホテルに限らず、ビジネスホテルでも、心地よい眠りを約束する高級マットや枕が備えられ、それがセールスポイントにされるようになった。
眠りとは、人間にとってどんな意味を持つのか、文化とどう結びついていくのか。
この興味あるテーマを、オムニバス形式で毎回違った講師が登場、それぞれの専門の立場から論じるのが、この授業だ。
担当:豊田 由貴夫教授(観光学部)
さらに面白いのは、豊田教授が毎回講義後、講師の方に質問を出し、それに対して講師が答える時間が設けられていることだ。
立場の違う専門家同士の丁々発止の掛け合いは、私たち学生に新しい視点、切り口を開いてくれ、講義を深めてくれる。
希望者多数の人気授業で、
教室はいつも満員。
フロアー側の学生からの質問も許され、授業はますます佳境に入って行く。他にはない独特の授業で、90分では物足りない内容だ。
ぜひ、お勧めしたい。
| 取材日 | 2009年5月1日(金)16:30~18:00 |
| 教室 | 池袋キャンパス 5122教室 |
■授業の目標
これまで自然科学を中心として行われてきた睡眠の研究に対して,文化的側面から睡眠を考える
■授業の内容
睡眠は,これまで人間の基本的な欲求に基づく行動であるとされ,もっぱら自然科学の領域において研究が行われてきた。しかし近年の研究では,これまで考えられてきた以上に,睡眠には文化的要因が重要であることが指摘され始めている。この授業では,文化人類学や社会学を中心とする視点から,睡眠を文化的側面から考えてみることを目的とする。睡眠のしくみの基礎的な理解から始まり,睡眠の歴史的・地理的変異,現代の睡眠環境,子供の眠り,寝具へのこだわり,夢信仰,夢の民族誌などのテーマを扱う予定である。
■授業計画
1.イントロダクション
2.睡眠のしくみ1
3.睡眠のしくみ2
4.睡眠の歴史的変異・地理的変異
5.子供の眠り
6.現代日本の睡眠環境
7.眠り小物の文化論
8.日本の夢信仰
9.夢の民族誌
10.人類学からのアプローチ
11.社会学からのアプローチ
12.心理学・行動科学からのアプローチ
13.眠りの比較文明論
(内容,順番は変更の可能性がある)