おもしろ授業 [大学院]

(掲載日2008.06.27)

大学院おもしろ授業紹介

レポーター : 21世紀社会デザイン研究科比較組織ネットワーク学専攻 博士課程前期課程2年次 海沼 武志

21世紀社会デザイン研究科

↑萩原先生

この授業では、受講生の報告をもとに年々複雑化・深刻化している環境問題について毎回議論をしている。本年度のテーマは「エコ偽装」。奇しくも昨年一年間をあらわす漢字が「偽」というような皮肉な現状の中で、危機管理としての環境教育の重要性を考えている。
今回(5月28日)の授業では、「環境コミュニケーション」というキーワードで、ペットボトルリサイクルと住環境・食の安全についての報告。ペットボトルリサイクルでは、知られざるリサイクルの現状とこれからへ向けての課題について、住環境では、身近な地域における環境アクションの方法について、食の安全では、生活協同組合の仕組みについての事例報告がなされた。
各報告を聞くだけでも面白いのだが、この授業のよいところは、21世紀社会デザイン研究科ならではといってもいい、"行政職員"、"学校の先生"、"地域団体の会長"、"企業のCSR担当者"、"新卒の若い方"などなど幅広い世代や多様なフィールドを持つ受講生の存在がある。ひとつの意見に対しても、実例を絡めたさまざまな反応が返ってくるので、たちまち大きな議論になる。そこに萩原先生のパワフルさが重なると、熱い時間があっという間に過ぎていく。
授業が終わった後、自分から何か行動を起こしたくなるのは私だけじゃないはず...

取材日 2008年5月28日(水)20:10~21:40
教室 池袋キャンパス 7203教室

授業概要授業概要(2008年度シラバスより)

■ねらい・授業内容
大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会経済システムは自然環境に多大な負荷を与え,環境問題の深刻化を招き,人類の生存そのものを脅かすものとなっている。そのため持続可能な循環型社会の構築にむけて,事業者,消費者,行政などのステークホルダーが自主的な環境への取り組みを行うことが急務となっている。この授業では,環境への取り組みを促進する法制度(環境基本法,循環型社会形成推進基本法,環境経営の認証制度,環境教育推進法等)や企業の環境報告書等の検討および具体的な事例を通して,環境マネジメント,環境コミュニケーションの視点から危機管理の視点から「環境教育」の重要性について考える。授業は資料の講読と教員,ゲスト・スピーカー,受講者の報告をもとに議論を重視しながら進める。
■授業計画
  1.イントロダクション
  2.「環境教育」の社会的背景
  3.危機管理と環境教育の関係について
  4.環境に関わる法制度の検討
  5.「環境教育」の現状
  6.「環境教育」の理論と実践
  7.危機管理としての「環境教育」の今後の課題
  8.まとめ

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