おもしろ授業 [大学院]

(掲載日2007.11.24)

立教生による講義レポート!

レポーター : ビジネスデザイン研究科1年次  半田 和正

青淵先生

 この授業は、ビジネスデザイン研究科の必修科目です。とにかくこの単位を取得しないことには、修士論文や調査研究などを仕上げても修了できませんので、全員が目の色を変えて必死で挑むことになります。
 研究科の1年次生全員が4クラスに分かれ、さらに3~5人編成のチームを組みます。各チームは、設立2年目の映像記録装置の創業者から会社を引き継ぐ設定でビジネスゲームが始まり、以後の業績を競います。まずは社名、社是、中長期計画、役職などを決定し、その後は事業年度ごとの生産機種や生産数、販売地域、価格、生産設備・人員の増強、プロモーションなど様々な経営意思決定を繰り返します。
 先生から送られる月曜日の「市場環境レポート」を熟読した上で、火曜日の「前期の事業結果」を見て、金曜日までに「今期の経営計画」を提出します。当然、その間に各チームでのミーティング、分担が不可欠となります。仕事、授業の関係で集合は22時以降だったりもします。そして、翌土曜日の授業では「経営計画」をパワーポイントでプレゼンします。プレゼン内容も評価の対象です。
 さらに毎回の課題(例えば「線形計画法について調べたうえで、MS-Excelのソルバー機能を使って最適生産数を求めよ。」)にも回答するというまさに体力勝負の授業です。
 授業には企業財務の基礎、財務諸表の見方、マーケティング戦略、パワーポイント作成、プレゼン技術、意思決定過程、ゲーム理論など様々な要素が複雑に組み込まれています。けれども、なによりも一番大切なのは、国籍、職業、職歴、年齢などがまったく違う人たちとの「コミュニケーション能力」を身につけることに違いないと感じています。

授業の様子↑

各チームごとにプレゼン↑

取材日 2007年11月24日(土)13:10~18:00
教室 池袋キャンパス7号館7302教室

授業概要(2007年度シラバスより)

■講義概要
本科目は、ネットワーク・アプリケーション用ビジネス・ゲーム・ソフトを使用した演習とそれを補完する戦略概念、分析手法等に関する講義を通し、企業経営に必要な知識・経験を体験的に習得することを目的とする。
  クラスは5チームに分けられ、各チームは同一状態でスタートする企業を10数期に亘り経営し、その結果である企業業績を競う。企業業績の良否は、外部要因にも影響を受けるものの、経営上の意思決定の巧拙に大きく左右される旨を体験し、不確定状況下でも合理的、且つ、整合性の取れた意思決定が如何に重要か、又その為に必要な業務知識,競合優位性を構築する上での考え方の枠組み・分析手法等が何かを学ぶ。
  演習は、毎週実施され、各四半期の意思決定項目を決め入力することを求められるが、膨大な分析作業に基づいた商品企画・営業・生産・財務の各部門間で整合性のとれた意思決定が不可欠である。
  夫々異なった知識・経験・価値観を持ったチーム・メンバーが、限られた時間内で効率的に業務を分担し円滑な意思疎通をする為に、様々な努力を行うことを通し、組織運営上必要なコミュニケーション・スキルの習得にも資する。
  又、表計算ソフト等を使った分析作業により、コンピュータ操作技能の向上も図れる。
■講義計画
1. オリエンテーション
  (1) コース概要
  (2) 市場・競合環境,及び,担当企業の現状
  (3) ゲーム運営ルール
  (4) 意思決定内容の入力,結果及び関連情報の出力
2. 事業計画の立案
  (1) 事業計画立案プロセス
  (2) 予測財務諸表の作成
3. 営業計画
  (1) 市場規模の予測
  (2) 競合上の優位性構築
  (3) 営業活動の効率化
4. 生産計画
  (1) 生産数量の決定
  (2) 生産計画の立案
  (3) 設備・人員計画
  (4) 製造原価の管理
5. 財務計画
  (1) 予測損益計算書の作成
  (2) 予測貸借対照表への変換
  (3) 資金繰り計画
6. 纏め
  (1) コース履修の成果
  (2) 今後の課題

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