おもしろ授業 [学部]

(掲載日2006.11.27)

立教生による講義レポート!

レポーター : 観光学部3年次  板井 麻衣/片岡  素子/長谷川 紫穂

菅原先生

観光地運営論2は、全国の観光地の事例を通し、人材の重要性を見据え、観光地及び観光施設における運営管理のあり方を考察する授業です。
 
 今回の授業は「地域の運営管理」ということで、ゲストスピーカーとして江崎貴久さんをお招きし、講演をしていただきました。
 江崎貴久さんは三重県鳥羽市の旅館「海月」の女将を始めとし、志摩地区エコツーリズム推進検討会委員、岩崎まちづくり委員会委員長など多岐に渡って活躍されている方です。    
 しかし、現在に至るまでに実に色々な経験をされてきました。
 江崎さんは、23歳になった時、実家の旅館の経営を立て直すため、東京から鳥羽へ帰郷されました。自分が何をしたいのかということを見つめ直そうとし、消費者の視点に立ち、旅館のあるべき姿を1年間考えられました。その結果、泊食分離の料金制度導入(当時は特に新しい試み)や、仲間と共に自ら企画・運営を行なう「海島遊民くらぶ(簡単釣り体験ツアー)」を開始されました。この「海島遊民くらぶ」はエコツアーとして、エージェントとの共同主催での集客も開始しました。2005年に、江崎さんは「このガイドさんに会いたい100人」に選ばれ、環境カウンセラーに登録されました。そして、今もなお「海島遊民くらぶ」は継続され、“つりざお片手に路地裏おさんぽツアー”や“海ほたるツアー”などの魅力あふれる自然体験ツアーを提供し続けています。
 
 2006年10月には、鳥羽の20代、30代限定の「若女将の会・うめの蕾会」を発足し、会長として、これからの鳥羽のために若い女将たちを応援されています。
 江崎さんの講演は、
・「現場で働く人ならではの臨場感ある体験談から、物事を提供する側として、何を伝えたいのか明確にすること」
・「地元の人とのつながり」
・「現在の位置にとどまらず試行錯誤することの大切さ」など
学ぶことが多く、大変興味深い内容でした。
 全体を通し、江崎さんの「何にでも興味を持ち、興味を持ったことを実行してみよう」という、学生へのメッセージが強く伝わってくる講義でした。

江崎 貴久さん

取材日 2006年11月27日(月)13:10~14:40
教室 新座キャンパスN212教室

授業概要(2006年度シラバスより)

■授業の目標
ハードよりもソフト,即ち人材の重要性を見据え,観光地及び観光施設における運営管理のあり方を考察する。

■授業の内容
考察にあたっては,できるだけ全国各地の事例を取り上げ,これらを写真や映像で紹介する。内容としては,抽象論ではなくできるだけ具体性を持ったものを目指すとともに,実践の立場におられるゲストスピーカーを招聘し,現場に即した話を聞く予定である。

■授業計画
1)運営主体
2)施設の運営管理
3)イベントの運営管理
4)景観の運営管理(1~2)
5)地域の運営管理(1~2)
6)環境の運営管理(1~2)
この間にゲストスピーカー(未定)を2名程度招聘の予定。

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