おもしろ授業 [学部]

(掲載日2005.01.13)

立教生による講義レポート!

レポーター : 観光学科3年次 尾山賢祐、英米文学科2年次 小林由佳

人間は無意識のうちに、他人のことを「見ため」で判断してしまうものですが、その「見ため」がもつ力を、化粧学や顔学といった理論を踏まえ、化粧や変身を自ら体験することを通して学ぶのが、この講義の特徴です。取材当日は、「化粧」「らしさ」「衣装」の3グループに分かれて講義が行われていました。月1回、土曜の1限から4限にわたって行われるというユニークな講義をリポートします。

vol.1 観光学科3年次 尾山賢祐

「化粧」

 私たちは、髪型を整える、化粧をする、場にあった好きな服を着るなど、自分自身の「見た目」を意識しながら生活していますよね?舞台に立つ役者、テレビに出る俳優達は、化粧や衣装などの「見た目」が重要です。この授業では、これらの「見た目」は、社会の中でどのように力を発揮しているのかを、様々な体験をとおして学ぶことができます。
 まず自分の顔を知ることからはじまります。自分の顔が写った写真を客観的にみて、左右のバランスや、鼻、口などの各パーツのバランスを分析するのです。
 また自己演出による異性への変身をやります。完全になりきるには、異性の特徴をつかみ、衣裳や髪型などの見た目を変えるだけでなく、ちょっとしたしぐさや細かい表情まで表現する必要があり、見た目の力の限界を知ることができます。

「化粧」

さらに役者の化粧も体験します。宝塚歌劇団男役のメイクをメイキャップアーティストの岡部先生ご指導のもと、本格的にやり、かなり特徴的な化粧で驚きました。女性の普通の化粧とは全く違い、舞台で顔が映えるように、男らしくみえるように考えられたメイクだということが体感できます。
 この授業の魅力は、「見た目」の力を身をもって体感できることだと思います。頭の中で考えるだけではわからない部分まで学べる数少ない授業だと思います。

vol.2 英米文学科2年次 小林由佳

「衣装」

私たちは出掛けるとき、人によってどの程度力を入れるか、あるいはどのくらい時間をかけるかは違うにしても、それなりにきちんとした身なりで家を出る。そこには必ず他人の目を気にする自分がいる。この「見た目」の力は、私たちが普段何気なく暮らす中で一人ひとりがいかに「自分」というものを表現しているか、また、よりよく表現するためにはどうしたらよいかといったことを改めて考えるきっかけを与えてくれる授業であった。

「らしさ」

毎回各グループに分かれて「化粧」「衣装」「らしさ」をテーマに講義を受け、更に自分で実践してみるという形式の授業はとても充実しており、1~4限にわたる長時間の集中講義にも関わらず楽しみながら取り組むことができた。この授業を受けて、「見た目」に対する考え方が「人を判断するもの」から「自分を表現するもの」に変わっただけではなく、これからも努力を怠らず自己表現力を磨いていこうという意欲が涌いた。

↑細井尚子先生 (「衣装」担当/ コーディネーター)

↑村澤博人先生 (「らしさ」担当)

↑岡部礼子先生 (「化粧」担当)

取材日 2004年11月27日(土)1限~4限
教室 池袋キャンパス5号館5121教室・5321教室・5323教室

授業概要2004年度シラバスより

ねらい:私達は「見ため」で他者を判断しがちだが,「見ため」の自己管理は甘い。本講座では,化粧学,顔学の研究成果に基づき,東アジアの美に対する観念の多様性についても学び,自分自身の美の基準の性質を知るとともに,化粧,髪型,服装など「見ため」が,自己演出上,また人とのかかわりあい方において,どのような力を発揮するのか,履修生自身が変身することで,実感をもって理解する。

授業方法:毎回,実際に自分の「見ため」を変えるので,必ず全回,鏡を持参すること。机上に置けるタイプのものを用意してほしい。
2回目以降は,鏡以外にも持参してほしいものがあるので,授業時にアナウンスする。

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