(掲載日2004.07.02)
レポーター : 史学科2年次 大奥 杏美 さん
普段私達はTVのニュースや新聞、週刊誌などの溢れる情報の中で生活しています。皆さんはメディアに対し、疑問を抱いたことはありますか。また、情報をどのように受け止めていますか。
「政治とマスコミ」という授業の最大の魅力は、メディアの世界で活躍していらっしゃる川村先生がその世界で培った視点から授業を展開してくださる所です。授業では毎週、その時に一番注目を浴びているホットなニュースを題材とし、ニュースの映像や新聞記事を見た上で川村先生からのお話があり、またその都度問題提起をしてくださいます。それを受け、私たち学生はメディアの裏側や真実がどこにあるのかという事を考えます。普段メディアに対して受身になってしまい、見失いがちな真実を見破る目を養うことが出来る所も授業の魅力の一つだと言えます。
また、授業のうちの数回は様々な分野で活躍する方々がゲストスピーカーとして来てくださいました。先日は作家、また作詞家として幅広く活躍なさっているなかにし礼さんの講演があり、特に印象的だったのは、なかにしさんがおっしゃった「ひらめきの重要性」と「小説などを書くことは魂の解放」であるというお話でした。ご自身の体験や意見など普段聞けないような小説家の感性に触れる事が出来た有意義な時間が過ごせたことは本当に貴重な体験となりました。このような機会を持つことができるのもこの授業の魅力的な所です。
私は、この授業を受けるまで政治の事について考えたことは正直あまりありませんでしたが、毎回新しい発見があって学ぶことの多い「政治とマスコミ」の授業を通して、次第に興味が湧いてきました。毎週書く小レポートは、メディアに対する批判や自分の意見をまとめる良いきっかけになります。一回一回の授業は非常に中身が濃く、社会を意識したり世の中の動きについて考える良いきっかけを与えてくれ、学ぶことも多いのでとてもためになる授業だと思います。
| 取材日 | 2004年月6月10日(木)5限目(16時30分から) |
| 教室 | 池袋キャンパス8号館8303教室 |
■ねらい
「戦争の世紀」と呼ばれた20世紀を経て、21世紀は「情報の世紀」として幕を開けた。しかし、米国での同時多発テロ事件以降、アフガニスタン・イラク戦争と今やメディアを巻きこんだ「情報戦争」が政治の世界を大きく変えている。
テレビ政治に長年関わってきたコメンテーターの眼から見た、ジャーナリズムの現場の舞台裏を踏まえた上で、メディアの責任と政治報道を読み解く能力を養成する。
■授業方法
講義の他に、現在進行形の形でのVTR教材や新聞記事を素材に用いつつ、具体例をもとに学生との討論形式で進めていく。
■授業内容
1)政治報道の歴史と変遷-活字と映像メディア
2)ジャーナリズムの基本条件、具体的なニュースをもとに、ケーススタディする。
3)メディア報道の虚実、ねつ造報道の危険性と過去の事例から、視聴者・読者の視点の必要性
4)戦争報道と情報操作-日米の具体例をもとに
5)ワイドショー政治の功罪、テレビと政治の関係
6)日本とアメリカの報道比較論、キャスターとは
7)報道の自由とメディアの規制について
8)学生国会、学生ジャーナリストの模擬実習