(掲載日2004.1.30)
レポーター : 観光学科4年次 渡邉 昌也
私たち田代ゼミナールでは、起業をテーマに学んでいます。まず2年次から3年次前期 には自分の興味のある起業家やその起業家の企業について研究します。3年次の後期は理工系大学(長岡技科大)との合同演習を相互訪問やTV会議システムを利用して行い、卒業した先輩たちが作り上げたビジネスプランを合同ゼミの場で深めます。4年次では、今まで学んできたことの集大成として、ゼミ生全員でオリジナルのビジネスプランの作成に取り組むことになります。
今年で3回目を迎えたビジネスプラン発表会ですが、当日は学部生、学部教授の他、BD研究科の教授やベンチャーキャピタリストなど約80名の方々に集まっていただきました。前半は3年生の長岡技科大との合同発表で、2つのチームに分かれて、インターネットを利用した英文添削会社、Editing-Expressと訪日外国人者向け格安和風旅館、Zipangの実施計画案を発表し、後半の卒業制作発表では、私たち4年生チームが 都市型インキュベータ運営会社、Suc-Seedについてプレゼンテーションを行いまし た。
緊張と不安の中で各チームともすばらしい発表をすることができたと思います。多くの方の前で発表することも良い経験になりましたが、それ以上に仲間と協力して一つのものを作り上げることの難しさ、大変さ、そして面白さを身をもって感じることができました。
3年間のゼミ活動を振り返ると、起業をテーマにしながら、つまるところチームワークの重要さを学んだという気がします。私たち4年生はこうした経験を共通の糧にそれぞれの進路に進みます。
卒業制作プランは、私たちが2年先輩のプランから学んだように、新3年生に演習教材として引き継がれます。後輩たちには、私たちのプランをステップに私たちが学んだ以上のものを掴んで欲しいと思います。
| 取材日 | 2004年1月30日(金)16:30~19:30 |
| 教室 | 新座キャンパス N313教室 |
■専門演習(2年)■
本演習では、まず起業文化論的なアプローチ(起業という経済現象を歴史的・社会的観点も加味して考える)を試みる。何故、我が国においてベンチャー振興が叫ばれているのか?モデルとして引き合いに出される米国ベンチャーの社会的・文化的背景には何があるのか?基礎段階において、こうした考察を通じベンチャーに作用する諸要因の全体像を理解することは、その後の学習・研究に厚みを持たせる上で極めて重要である。
第二にテキスト・文献の輪読によって、ベンチャー・ビジネス、ベンチャー・ファイナンス及びアカウンティングについて基礎知識を学ぶ。
第三に、参加者が関心をもつホスピタリティ企業や関連事業の創業者を選び、各自で(ないしは小グループで)起業家研究を行う。
■専門演習(3年)■
今後、ホスピタリティ産業をはじめビジネスの世界で活躍するためにはアントレプレニアル(起業家的)なマインドが要求され、ベンチャーに対する情熱や発想力に加え、実務知識、先例の成功と失敗に関する理解、事業計画(ビジネスプラン)での一貫した論理、これを関係者に理解させる表現力等を併せ持つことが求められている。
かかる観点から本演習ではベンチャーの創業と経営について体系的に学ぶ。こうした学習は独立型ベンチャーのみならず企業内新規事業に取り組む上でも有益である。
前期においては、ベンチャー論の標準的テキストないし基本文献の輪読により起業理論への理解を深める。加えて、これまでに習得した経営・起業・会計等の知識を活用して各自で(ないしは小グループで)ベンチャー企業分析に取り組んでもらう。
後期においては、卒業制作課題であるビジネスプラン作成の第1歩として、これに関する知識の吸収に力点を置く。できれば、卒業生が作成した基本プランを題材にしてその改定ないし実施計画化の作業を行いたい。
■専門演習(4年)■
過去2年間の起業研究の集大成として、ビジネスプラン作成に取り組み、年度末に学内発表を行う。
狙いは、首尾一貫した論理を構築する能力とプレゼンテーション技術を高めることにある。また、日々の作業を通して、会社設立、経営資源調達、組織構成、業界分析、マーケティング、知的財産戦略、公開政策、財務計画等々、起業に必要とされる様々な分野の実践的理解を深めたい。加えて、1年に亘る共同作業を経験することにより、社会に巣立つ直前のゼミをチームワークの重要性を体感する場ともしたい。